醍醐寺の桜♪豊臣秀吉が催した「醍醐の花見」は日本一のお花見(伏見醍醐)

世界文化遺産に登録されている醍醐寺(だいごじ)は山号を深雪山(みゆきさん)と言い、真言宗醍醐派の総本山。
醍醐山頂一帯の「上醍醐」と、山裾の「下醍醐」からなり、約200万坪におよぶ広大な境内には、国宝の金堂や京都府内で現存する最古の木造建築の国宝の五重塔をはじめとする堂宇が建ち並び、国宝や重要文化財を含む約15万点の寺宝を所蔵します。
醍醐寺と言えば、何と言っても豊臣秀吉の「醍醐の花見」を抜きにして語れません。
慶長3年(1598年)に秀吉は、花見に際して近畿一円から約700本もの桜を取り寄せ、三宝院の建物と庭園を造り、盛大な宴を開きました。
息子・豊臣秀頼、正室・北政所(きたのまんどころ)、側室の淀君、三の丸など女房衆や徳川家康をはじめとする大名や家来、約1,300人が参加し盛大な宴が催されました。
この故事にならって、毎年4月の第2日曜日に「豊太閤花見行列」が開催されています。
実は「醍醐の花見」の後、秀吉は「醍醐の紅葉狩り」を楽しみにしていたそうですが、残念ながら紅葉を目にすることなく、同年の夏に62歳の生涯を閉じました。もし秀吉が秋まで生きていたなら「醍醐の花見」同様に「醍醐の紅葉狩り」も有名になっていたかもしれません。
【例年の見頃】3月下旬から4月上旬

醍醐寺の境内一帯すべてが桜の名所、まさに花の園です。
まず総門をくぐった参道に続く壮麗なソメイヨシノの桜並木が参拝者を出迎えてくれます。
伽藍エリアでは国宝の金堂・五重塔をはじめ重要文化財の堂宇がソメイヨシノや枝垂れ桜に彩られます。何と言っても圧巻なのは三宝院の「太閤しだれ桜」。樹齢約170年といわれる銘木は、日本画家・奥村土牛(どぎゅう)が代表作「醍醐」に描いたことから「土牛の桜」とも呼ばれています。
その他にも霊宝館前の東西24m、南北20mに枝を廻らせて咲き誇る樹齢約180年の「醍醐大しだれ桜」など境内には、数えきれないほどの有名無名の桜の木があります。
数多くの種類の桜が植えられているので枝垂れ桜、染井吉野、山桜、八重桜など少しずつ時期がずれて咲き、長期間お花見が楽しめるのも醍醐寺でのお花見の特長です。

京都駅から「京都醍醐寺ライン」が便利

世界文化遺産の醍醐寺や山科エリアの観光には、京都駅(八条口)から醍醐寺までの直通路線バス「京都醍醐寺ライン」利用がとっても便利。
2019年4月1日より運行が開始され、京都駅から醍醐寺への主要ルートになっています。
この路線は、醍醐寺の拝観だけではなく、大石内蔵助ゆかりの大石神社や岩屋寺、小野小町ゆかりの随心院、四季折々の花が美しい勧修寺など、山科エリアの社寺の拝観にもとても便利な路線です。
醍醐寺の拝観の前後に伏見の酒蔵エリア、清水寺を訪れる場合にも便利な路線(醍醐バスターミナル発着)もあります。詳しくは京阪バス「京都おでかけガイド」でご確認ください。


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(情報提供:とっておきの京都プロジェクト事務局)

スポット情報

エリア名伏見
スポット名醍醐寺
所在地京都市伏見区醍醐東大路町22
アクセス①地下鉄利用:地下鉄東西線醍醐駅から徒歩10分
②京都駅からバス:京都駅八条口から京阪バス「京都醍醐ライン」に乗車、醍醐寺下車すぐ
③伏見方面より:京阪・JR六地蔵駅から京阪バス22・22A系統乗車、醍醐寺前下車すぐ
拝観料〇春期(3月20日~4月第3日曜日まで
3か所共通券(三宝院・伽藍・霊宝館)の3か所
大人1,800円、中学・高校生1,300円 ※小学生以下は無料
1か所拝観券(三宝院・伽藍・霊宝館のいずれか1か所)
大 人800円、中学・高校生600円 ※小学生以下は無料
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