大原野神社の紅葉♪紫式部「源氏物語」ゆかりの神社(京都西京)

大原野神社は源氏物語の作者・紫式部がこよなく愛し氏神として崇めた、京都西山の小塩山麓に鎮座する古社。
延暦3年(784年)に桓武帝の長岡京遷都の際、藤原氏の氏神である奈良春日大社の神々をこの地に最初に祀られ「京春日」とも称されています。
春日大社の分祀で鹿が神様の使いであることから、本殿の両脇には狛犬ならぬ雌雄の「狛鹿」が神前を守護しています。
手水舎も鹿づくし。
手水鉢には2頭の鹿が彫られ、柱には本物の鹿の角が取り付けられ、鹿がくわえた巻物からご神水が流れ出ています。
御守りや御朱印などの授与品、おみくじ、御朱印帳なども鹿をモチーフにしたデザインです。何と、かつては境内には鹿園があり、春日大社から贈られた鹿を飼育されていたそうです。
2024年に「源氏物語」を生み出した、紫式部の人生を描く体がドラマ『光る君へ』が放映され、一躍注目のスポットとなりました。平安ロマンスに思いを馳せ、紅葉の美しい時期に紫式部ゆかりの地を訪ねてみるのもいいですね。

【紅葉の見どころ】
大原野神社は新古今和歌集にも歌われ、平安時代からすでに紅葉の名所でした。
一の鳥居から三の鳥居へと続く約200mの参道にはカエデの木が立ち並び、真紅、オレンジ色のグラデーションが目を楽しませてくれます。
三の鳥居あたりの真紅の紅葉は、荘厳華麗な朱塗りの本殿を一層引き立ててくれます。
近年、境内にある鯉沢池の風景が、印象派の画家・モネの「睡蓮」の絵にそっくりなことから、SNSなどで話題になり、京都の「モネの睡蓮の池」とも呼ばれています。

絶景を眺めながら一服

大原野神社の名物と言えば参道の茶店・春日乃茶屋さんの「よもぎ団子」。
餅粉と上新粉に地元の大原野で栽培された濃厚な味わいのよもぎを混ぜ、練り込んだ生地はモチモチの食感。粒餡には少量の塩が入っており、一層あんの甘さが引き立ちます。
よもぎ団子の独特の模様は麻の葉を模した型で作られています。大原野エリアでは、昔から春になると麻の葉模様をつけたよもぎ団子をご近所で配る風習があったそうです。その伝統を次世代に伝えていきたいという想いからこの模様にされたそうです。
お店は、京都の「モネの睡蓮」とも呼ばれる、鯉沢の池が一望のロケーション。絶景を眺めながらいただく、よもぎ団子とお抹茶。まさに口福目福の贅沢なひとときです。
◆春日乃茶屋さんの「よもぎ団子」情報
https://totteoki.kyoto.travel/22675/

スポット情報

エリア名西京
スポット名大原野神社
所在地京都市西京区大原野南春日町1152
アクセス①JR桂川駅・阪急洛西口駅より京都市バス9系統(南春日町 洛西バスターミナル行)乗車、南春日町バス停下車徒歩約8分
②JR向日町駅・阪急東向日駅より阪急バス(南春日町 洛西バスターミナル行)乗車、南春日町バス停下車徒歩約8分
拝観料無料(境内自由)
TEL075-331-0014
URLhttps://oharano-jinja.jp
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(情報提供:大原野神社)