大原野神社にて期間限定で「フジバカマ御朱印」を授与(西京・大原野/京都西山)
フジバカマは「秋の七草」の一つで、万葉の時代から人々に親しまれてきた植物です。現在の日本には自生に適した環境が少なくなったため激減し、「準絶滅危惧種」に指定されています。平成10年(1998年)、京都西山の京都市西京区大原野にて発見され、以来、地域の方々を中心に保全に取り組んでいます。また、フジバカマなどのキク科植物の蜜を好み、寄ってくるのが「旅する蝶」とも呼ばれるアサギマダラ。浅葱(あさぎ)色の羽が特徴で、羽を広げた大きさは約10センチ。秋に温暖な地を求め、日本列島を縦断するように南下し、その距離は1000kmを超えることもあります。
大原野神社では、フジバカマの花とその蜜を吸うアサギマダラが描かれた「フジバカマ御朱印」を期間限定で授与しています。
境内でもフジバカマの花が見ごろを迎えています。またフジバカマ園での花の観賞もあわせてお楽しみください。
■授与期間:2022年9月4日~10月31日まで
■御朱印初穂料:500円
◆フジバカマ園開園の情報はこちらをクリック
フジバカマの匂い袋入りの「藤袴まもり」の授与も
期間限定のご朱印の他に、大原野産の原種フジバカマの葉を乾燥させたものを匂い袋にしたお守りも授与されています。フジバカマは葉を乾燥させるとクマリンの香り(桜餅の葉の香り)がします。香水蘭の別名もあり、香り高いことから貴族たちが匂い袋にして身に付けていました。平安貴族の優雅な世界を香りで体感するのもいいですね。
大原野神社とは
源氏物語の作者・紫式部が氏神として崇めた大原野神社は京都西山の小塩山麓に鎮座する古社。延暦3年(784年)に桓武帝の長岡京遷都の際、藤原氏の氏神である奈良春日大社の神々をこの地に最初に祀られ「京春日」とも称されています。境内には狛犬ならぬ狛鹿や鹿の手水舎、授与品も鹿のお守りやおみくじなど奈良との縁の深さが感じられます。 平安時代には新古今和歌集にも歌われた有名な紅葉の名所で一の鳥居から三の鳥居へと続く約200mの参道には楓の木が立ち並び、真紅に彩られたの紅葉は荘厳華麗な朱塗りの本殿を一層引き立ててくれます。紅葉のシーズンにはライトアップも実施されます。
スポット情報
エリア名 | 西京 |
---|---|
スポット名 | 大原野神社 |
所在地 | 京都市西京区大原野南春日町1152 |
アクセス | 阪急桂駅西口より京都市バス臨西2系統(南春日町 洛西バスターミナル行)、JR向日町駅・阪急東向日駅より阪急バス(洛西バスターミナル 南春日町行)、南春日町バス停下車徒歩約8分 |
拝観料 | 無料(境内自由) |
TEL | 075-331-0014 |
URL | https://oharano-jinja.jp |
https://www.instagram.com/oharanojinja.official/ | |
https://twitter.com/oharanoshinroku | |
https://www.facebook.com/oharanojinja |
(掲載日:2022年9月26日 情報提供:大原野保勝会)
RELATED おすすめの関連記事
-
京都は東、北、西の三方を山に囲まれ、都の人々は眺める山の方角で、東を「東山」、北を「北山」、西を「西...
詳しく読む -
竹林と竹垣の風景が美しい「竹の径」をサイクリング!こんにちは!西京区役所洛西支所の若手職員チーム「興しやす☆京都西山」と申します。私たちは、西京区役所...
詳しく読む -
京都西山・大原野は日本屈指の高級竹の子ブランド「京たけのこ」の産地として知られ、その面積の多くが竹林...
詳しく読む -
★わんぱく自然探検隊とは子ども達や、子育て世代の親子が一緒に、朝から日が暮れるまで、時間を忘れて夢中...
詳しく読む
EVENTS おすすめのイベント
-
平岡八幡宮殿内陣の天井は通称「花の天井」と呼ばれ、天井の梁で出来た44のます目のひとつひとつに、江戸...
詳しく読む -
日本で唯一の「川の港」がある、水のまち伏見。酒蔵が建ち並ぶ風情溢れる古い町並みの中を流れる宇治川派流...
詳しく読む -
「山科旅感(やましなりょかん)」は、京都山科を拠点に「山科の歴史、文化、グルメ等」を「楽しく・ゆるく...
詳しく読む -
京都市西京区洛西エリアは、小畑川周辺に約800本もの桜が並ぶほか、大原野神社の「千眼桜」(せんがんざ...
詳しく読む