大原野神社にて期間限定「フジバカマ御朱印」を授与(京都西山/西京)

源氏物語の作者・紫式部ゆかりの大原野神社では、フジバカマの花とその蜜を吸うアサギマダラが描かれた「フジバカマ御朱印」を202年10月31日(木)までの期間限定で授与しています。
また、境内でもフジバカマを生育しており本殿を薄い藤色に彩ります。フジバカマは「秋の七草」の一つで、万葉の時代から人々に親しまれてきた植物です。葉を乾燥させるとクマリンの香り(桜餅の葉の香り)がし、その香り高さから貴族たちが匂い袋にして身に付けていました。
現在の日本には自生に適した環境が少なくなったため激減し「準絶滅危惧種」に指定されています。平成10年(1998年)、京都西山の京都市西京区大原野にて発見され、以来、地域の方々を中心に保全に取り組んでいます。
また、フジバカマなどのキク科植物の蜜を好み、寄ってくるのが「旅する蝶」とも呼ばれるアサギマダラです。
浅葱(あさぎ)色の羽が特徴で、羽を広げた大きさは約10センチ。秋に温暖な地を求め、日本列島を縦断するように南下し、その距離は1000kmを超えることもあります。
2024年9月21日()から10月6日()までの期間、近隣にある大原野フジバカマ園(大原野神社から徒歩約12分)が開園しており、参拝前後にフジバカマの群生お楽しみください。
◆大原野フジバカマ園の詳細はこちらをクリック

フジバカマの匂い袋入りの「藤袴まもり」の授与も

<フジバカマ御朱印>
■授与期間:2024年10月31日(木)まで
■授与箇所:大原野神社社務所
■御朱印初穂料:500円
期間限定の御朱印の他に、大原野産の原種フジバカマの葉を乾燥させたものを匂い袋にしたお守りも授与されています。平安貴族の優雅な世界を香りで体感するのもいいですね。

大原野神社ご由緒

源氏物語の作者・紫式部が氏神として崇めた大原野神社は京都西山の小塩山麓に鎮座する古社。延暦3年(784年)に桓武帝の長岡京遷都の際、藤原氏の氏神である奈良春日大社の神々をこの地に最初に祀られ「京春日」とも称されています。
境内には狛犬ならぬ狛鹿や鹿の手水舎、授与品も鹿のお守りやおみくじなど奈良との縁の深さが感じられます。
平安時代には新古今和歌集にも歌われた有名な紅葉の名所で一の鳥居から三の鳥居へと続く約200mの参道には楓の木が立ち並び、真紅に彩られたの紅葉は荘厳華麗な朱塗りの本殿を一層引き立ててくれます。

スポット情報

エリア名西京
スポット名大原野神社
所在地京都市西京区大原野南春日町1152
アクセス①JR桂川駅・阪急洛西口駅より京都市バス9系統(南春日町 洛西バスターミナル行)乗車、南春日町バス停下車徒歩約8分
②JR向日町駅・阪急東向日駅より阪急バス(南春日町 洛西バスターミナル行)乗車、南春日町バス停下車徒歩約8分
授与期間フジバカマ御朱印は2024年10月31日(木)まで
拝観料無料(境内自由)
TEL075-331-0014
URLhttps://oharano-jinja.jp
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(情報提供:大原野神社)