京都西京・桂「くりや」~元祖栗納豆・金の実の総本家~(期間限定栗おはぎ&栗餅)
お店は西京区役所の南側、府道29号(宇多野嵐山山田線)沿いあり、千代原口バス停からスグの場所。車の方は駐車場もあります。京都市内からなら、五条通から国道9号線へと進み、千代原口交差点を右折してすぐ。嵐山からなら府道29号をひたすら直進で到着します。「金の実」と書かれた大きな看板が目印です。
創業は江戸時代の安政2年、167年の歴史を誇る老舗。以前は南丹市園部に本店がありましたが、閉鎖となり、現在は桂店が本店になっています。くりやと言えば看板商品の「金の実」をはじめとした栗を用いた和菓子。栗羊羹、栗入り最中、栗クッキー、栗どらをはじめ“栗”を用いた多くのお菓子が販売されています。ちなみに、丸太町通にある「くりや」は大正時代に暖簾分けしたお店だそうです。
見逃せないのは新栗の収穫時期だけ限定販売される「栗おはぎ」と「栗餅」。売切れ必至の人気商品で予約がおすすめ。これを食べないと秋が始まらないし終わらない、京の秋の味覚の風物詩です。週末や休日は要予約です。
代表銘菓~金の実栗納豆~
栗納豆の「金の実」(登録商標)。自然の栗の味をそのままに、素材本来の味を最大限に生かした銘菓です。昭和3年には皇室御用命の栄を賜った逸品。2009年には全国菓子大博覧会・姫路菓子博で名誉総裁賞も受賞しています。
金の実という名前は縁起が良いので慶び事の手土産にも最適ですね。
栗和菓子のテーマパーク
「栗羊羹」に「栗の園」、名前を聞いただけでもすでに美味しいと確信できるお菓子です。他にも「里の月(栗と餅入もなか)」、「水羊羹(栗入り)」、「栗どら」など栗を用いた和菓子が店頭に並んでいます。秋の新栗の収穫時だけ期間限定で販売される「栗おはぎ」は売り切れ必須の大人気商品。栗と砂糖だけで作られる“栗あん”は絶品。リピーター続出の逸品です。
栗どら~栗入りのどら焼~
栗どら=栗入りのどら焼きの略が商品名です。くりやさんのHPの商品紹介は「綺麗な銅鑼の音が響いてきそうな栗入りのどら焼です」。見た目はまさにその通りで偽りなし。なめらかな生地、丹波大納言小豆の程よい甘さの粒あん、栗の食感のハーモニ―が楽しめるひと品です。
「栗おはぎ」と「栗餅」~新栗の季節限定♪京の秋の風物詩~
これを食べないと秋が始まらないし終わらない、京都の秋の風物詩とも言える和菓子が「栗おはぎ」と「栗餅」。例年、新栗の収穫が始まる9月上旬から11月下旬までの3ヶ月のみ期間限定で販売されます。毎年、販売期間は若干異なりますが、2022年は11月30日まで販売されます。お取り置きも可能なので、確実に購入されたい方は電話予約がオススメ。
「栗おはぎ」(270円税込)の材料はたった3種類、栗・砂糖・もち米のみ。餡は栗と砂糖だけで作られており、丹波栗のまったりとした口当たりと香り、ほのかな甘さがあいまった極上の味わい。なめらかに裏ごしした餡と粒状の栗の食感アクセントも絶妙。栗のみを贅沢に用いた餡のおはぎは、通常のおはぎとは、もはや別次元の食べ物です。一度味わったら、やみつきになること請け合いです。
「栗餅」(220円税込)はもち米で作られた生地の中に、粒あんのと丹波産の新栗がまるごと1つ包まれています。粒あんには丹波大納言小豆を使用。粒あんはとても上品な甘さで、小豆本来の風味や味が強く感じられ、栗と一緒にいただけば口の中で丹波大納言小豆、栗、生地それぞれが持つ味わいが混然一体となり昇華させます。
栗赤飯~甘党の方でなくとも納得の味~
甘いものが苦手な方にもオススメなのが「栗赤飯」です。こちらも新栗の季節限定販売のひと品。和菓子屋さんならではの上質な丹波大納言小豆ともち米で炊かれた赤飯にホクホク食感の新栗。そのまま食べても美味しいですが、ごま塩を少し振りかけていただけば、もち米と栗の甘さがより一層引き立ちます。少々値は張りますが、実際にいたただけば商品クオリティの高さに納得の価格です。
スポット情報
エリア名 | 西京 |
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スポット名 | くりや |
所在地 | 京都市西京区桂乾町4-11 |
アクセス | 阪急嵐山線上桂駅から徒歩約15分。京都駅より市バス73系統洛西バスターミナル行、四条大宮、西大路四条(西院駅)、上桂駅より69系統桂駅東口行、四条烏丸より29系統洛西バスターミナル行に乗車、千代原口バス停下車徒歩約1分 |
営業時間 | 9:00~18:00 |
定休日 | 1月1日 |
TEL | 075-391-5202 |
URL | http://www.kuriya.biz |
(掲載日:2022年5月12日 情報提供:とっておきの京都プロジェクト事務局)
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