西京区は、古くて、新しい都。
平安京が開かれるより前の784年から10年間「幻の都」といわれた長岡京が置かれた山城国乙訓郡は、いまの西京区を含むエリアでした。
また701年に創建された京都でもっとも古い寺社である松尾大社も西京区に位置するなど、平安京が造営される前から長い歴史を有し、多様な文化を育んできた土地として知られています。
そのいっぽうで西京区は、京都市のなかでももっとも新しい区のひとつとして1976年に誕生。
郊外型集合都市として洛西ニュータウンが開発されたほか、近年では産学連携による研究都市構想も注目されています。
くわえて、自然が豊かなエリアでもあります。
大原野の筍は、京都の有名料亭でも使われ良質な筍の産地としても知られているほか、竹林公園「竹の径」は美しい竹林が道の両側に長く続き、竹林の本来の魅力である静謐で厳かな時間を過ごすことができる場所として近年人気の観光スポットとなっています。