京都伏見福めぐり♪4つの社寺をめぐり福を授かる(2026年1月1日~15日)
京都伏見福めぐりは、1月1日から15日の間に伏見を代表する4箇所の社寺を巡拝し、御朱印を集めると記念品(土鈴)が授与される、初詣を兼ねた札所めぐりです。
4箇所の社寺(ご利益)は、藤森神社(勝運・開運)、、御香宮神社(安産・開運・厄除)、長建寺(開運・商売繁盛・諸芸上達)、大黒寺(出世・開運・金運)です。
令和8年(2026年)は午年。藤森神社は「馬の守護神」、「勝運の神様」として篤い信仰を集めていますので、お正月は藤森神社からスタートして、伏見に福を授かりに行ってみませんか。
あわせて伏見の清酒、美味しい食事、スイーツなどのグルメも一緒にお楽しみください。
【ご案内】
従来は「伏見五福めぐり」として実施していましたが、令和8年(2026年)より「京都伏見福めぐり」と名称を変更し、御朱印めぐりの社寺も、長建寺、大黒寺、御香宮神社、藤森神社の4社寺となりました。
例年お参りの参拝者の皆様は、お間違いなきようくれぐれもご注意ください。
京都伏見福めぐりの方法
※2026年(午年)の記念品
いちばん最初に参拝する社寺にて、色紙を購入(1,500円)します。
その後、各社寺をめぐり、色紙に御朱印を押印していただきます。
最初の色紙にはすでに御朱印が押印済みですが、2箇所目以降から御朱印代として500円を納めてください。
色紙代+3社寺の御朱印の合計で3,000円が必要となります。
最後に参拝する社寺で、満願記念として記念品(干支の土鈴)を授与いただけます。
1番から4番の札所番号がありますが、四国八十八所や西国三十三所のように順番はありませんので、お好きな社寺から参拝をスタートできます。
藤森神社以外の3社寺は、徒歩でめぐることができる距離にありますので、藤森神社を最初か最後に参拝するのが効率的な順路です。
昼食や他の社寺の拝観、観光地スポットの見学を含めても、1日あれば成就できます。
日を分けて期間内に御朱印をいただいても大丈夫です。
例年大人気ですので、終了期間を待たずに色紙が売り切れます。
昨年、藤森神社は1月4日に売切でしたので、お正月の早目の日にちに福めぐりをおすすめします。
藤森神社

藤森神社(ふじのもりじんじゃ)は平安遷都の遥か昔、約1800年前に神功皇后によって創建された皇室ともゆかりの深い洛南深草地域の産土神で、朝廷から武家、庶民にいたるまで崇敬厚く、歴史ある古社です。
毎年5月5日に行われる「藤森祭」は菖蒲の節句発祥の祭と伝えられ、端午の節句に武者人形を飾る風習の発祥の地とされています。
菖蒲は尚武に通じ、尚武は勝負に通じることから、勝運を呼ぶ神として信仰を集めています。
藤森祭に奉納される駈馬神事が馬の神事であることから馬の神としても信仰が厚く、毎年11月には、馬の必勝や無病息災をはじめ、競馬関係者の一層の繁栄と安全を祈念する「駪駪祭(しんしんさい)」が行われ多くの馬主、騎手、競馬ファンが参拝に訪れます。
日本書紀の編者であり、日本最初の学者である舎人親王(とねりしんのう)を御祭神としてお祀りしていることから、学問の神としても信仰されています。
御香宮神社

御香宮神社(ごこうのみやじんじゃ)は神功皇后を主祭神とし、夫の仲哀天皇、子の応神天皇ほか六神をお祀りし、神功皇后の神話における伝承から「日本第一安産守護之大神」として信仰を集めています。
創建の年は不詳で当初は「御諸神社」と称しましたが、平安時代の貞観4年(862年)9月9日に、境内から「香」の良い水が涌き出たことから、 清和天皇より「御香宮」名を賜りました。
豊臣秀吉は天正18年(1590年)、願文と太刀を献じ天下統一の成功を祈り、伏見城の築城に際して、城内に鬼門除けの神として勧請し、社領三百石を献じました。
その後、徳川家康は慶長10年(1605年)に、京都所司代板倉勝重を普請奉行として元の地に本殿を造営し、社領三百石を献じました。
表門は伏見城の大手門を移築したもので、国の重要文化財に指定されています。
慶応4年(1868年)の正月、伏見鳥羽の戦の折には、官軍(薩摩藩)の本営(屯所)となり、伏見奉行所に置かれた幕府軍(会津藩・新選組)と激しい戦闘となりましたが幸いにも戦火を免れました。
例年10月上旬に執り行われる「神幸祭」は、伏見九郷(石井<いわい>・森・船津・即成就院・山・北尾・北内・久米・法案寺の各村)の総鎮守の祭礼とされ、古来より「伏見祭」と称せられ、今も洛南随一の大祭として聞こえています。
また「花傘」が神社に多く参拝するのが有名で、別名「花傘まつり」とも称せられています。
長建寺

真言宗醍醐派の寺院で、御本尊は八臂弁財天(はぴべんざいてん)をお祀りしています。
弁財天を本尊とする寺院は京都でも長建寺が唯一で「島の弁天さん」との愛称で親しまれています。本尊の八臂弁財天は鎌倉時代後期の作で、8本の腕を持った音楽・財富・智恵・延命を司ります。
秘仏となっており、毎年元旦から15日間のみ御開帳されます。
創建は江戸時代の元禄12年(1699年)に。13代目伏見奉行の建部政宇(たけべまさのき)が、中書島の開発や新たに壕川を開拓して交通の便を良くし、伏見の復興を企てた際に深草大亀谷にあった即成就院の塔頭・多聞院の建物を移転し建立。
建部の一字「建」と長寿を願って「長」の字をとり長建寺と名付けられました。
大黒寺

空海・弘法大師の開基と伝えられる真言宗東寺派の寺院。元は長福寺という名でしたが、薩摩藩主島津家久が藩の祈祷所とすべく、伏見奉行山口駿河守に懇願し、寺名を薩摩の守り本尊・出世大黒天にちなみ「大黒寺」と改称。
本尊は大黒天で出世・金運のご利益があります。
幕末には西郷隆盛らが会談に利用したことから、別名「薩摩寺」とも呼ばれてます。
境内の井戸から湧く「金運清水」は平成13年(1991年)掘られた新しい井戸で、本尊の出世大黒天に供えられる霊験あらたかな水。
ひとたび飲めば、金運良好、資産増加、厨房守護、子孫繁栄にご利益があるとされています。
この湧水の水脈は、日本酒の醸造に用いられる伏見の名水「伏水」と同じで、近隣だけではなく遠方からはるばる名水を求めて来寺される方も少なくありません。
大黒寺の向かいには、金札宮(きんさつぐう)という、とても縁起のより名前の神社があります。
大黒寺と両参りで伏見最強の金運アップのパワーを授かること間違いなし。
一緒にお参り「金札宮」

京都伏見福めぐりとあわせて参拝したい縁起の良い神社
大黒寺の向かいにある、金札宮(きんさつぐう)という、とても縁起のより名前の神社。
創建は天平勝宝2年(750年)と伝えられ、伏見で最も古い神社のひとつです。
金札宮の名は社殿を建設中に突然、天から金の札が舞い降りてきたとの伝説が社名の由来。名前を聞くだけでも金運アップしそうです。
境内には、京都市市指定天然記念物の御神木のクロガネモチ(黒鉄黐)の木があり「苦労せず金持ちに」との語呂合わせで金運倍増です。
(情報提供:とっておきの京都プロジェクト事務局)
| エリア名 | 伏見 |
|---|---|
| イベント名 | 京都伏見福めぐり |
| 開催日 | 2026年1月1日(木祝)~1月15日(木) ※色紙が無くなり次第終了 |
| 開催場所 | 藤森神社、御香宮神社、長建寺、大黒寺 |
| アクセス | ・藤森神社:京阪墨染駅から徒歩7分、JR藤森駅から徒歩5分 ・御香宮神社:近鉄桃山御陵前駅・京阪伏見桃山駅から徒歩3分、JR桃山駅から徒歩5分 ・長建寺:京阪中書島駅から徒歩3分 ・大黒寺(金札宮):京阪丹波橋駅・伏見桃山駅、近鉄桃山御陵前駅・丹波橋駅から徒歩10分 |
| TEL | 075-641-1045(幹事社:藤森神社) |
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