伏見桃山城の桜♪伏見の街のランドマーク模擬天守を彩る桜

伏見桃山城は、木幡山の高台にそびえる伏見のランドマーク。
この伏見桃山城は豊臣秀吉や徳川家康が築いた伏見城ではありません。
昭和39年(1964年)に開設され、現在は閉園した「伏見桃山城キャッスルランド」()という施設内にあった模擬天守です。
京都市街と郊外の景観や風俗を描いた屏風絵「洛中洛外図」を参考に鉄筋コンクリート造で建設されました。
キャッスルランド開園当時は天守にも登ることができ、伏見の町並みを一望できましたが、現在は耐震性の問題から内部は非公開で立ち入り禁止になっており外観のみ見学することができます。
天守に登れた頃は、秀吉や家康の気分になれたでしょうね。
ちなみに、豊臣秀吉がはじめに築いた「指月(しげつ)伏見城」、秀吉が築き徳川家康が再建した「木幡山(こはたやま)伏見城」とは異なった位置に建っています。
桜は伏見城の一帯に植えられており、様々なアングルから伏見城と桜の織りなす風景を見ることができます。
実はこの模擬天守、キャッスルランド閉園時に解体される予定でしたが、地元からの要望があり京都市に寄贈され残されることになりました。
現在、この一帯は京都市が管理する「伏見桃山城運動公園」として整備され、市民の憩いの場となっています。
平成15年(2003年)に閉園

かつての木幡山伏見城は明治天皇陵

豊臣秀吉の築いた木幡山伏見城の本丸跡地には、明治天皇の陵・伏見桃山陵(ふしみのももやまのみささぎ)が築かれています。
この地に墓所が営まれたのは京都で生まれ、京都をこよなく愛した明治天皇の遺言「生まれ故郷である京都の地で眠りたい」によるものと言われています。
陵形は上円下方墳で表面にはさざれ石が葺かれており、山科の天智天皇陵をモデルにしたとされています。
御陵は標高約100mの場所にあり、外正門からは伏見向島から宇治方面の風景が一望できます。ここからは南側の参道は230段もの大階段になっており、階段を降りると明治天皇の崩御に際して殉死を遂げた、乃木希典と婦人の乃木静子を祀る「乃木神社」があります。

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(情報提供:とっておきの京都プロジェクト事務局)

エリア名伏見
スポット名伏見桃山城(模擬天守)
所在地京都市伏見区桃山町大蔵45
アクセス京阪本線丹波橋駅、伏見桃山駅、近鉄京都線丹波橋駅・桃山御陵前駅、JR奈良線桃山駅から徒歩約15分
見学料無料(外観のみ見学可能)  ※模擬天守内部は非公開
TEL075-602-0605(伏見桃山城運動公園)
URLhttps://www.kyoto-taiikukan.com/sports-park/fushimi-momoyamajo
Instagramhttps://www.instagram.com/viva_eventtaiikukan/