長建寺の糸桜♪京都市内最速!早咲きのしだれ桜(京都伏見)

長建寺(ちょうけんじ)は、伏見・中書島の宇治川派流沿いに佇む真言宗醍醐派の寺院。
境内には「糸桜(いとざくら)」と呼ばれる2本の枝垂れ桜があり、京都市内で最も開花が早い桜のひとつとして知られています。
糸桜は、桜の名所として知られる醍醐寺が境内の桜の植え替えをした際、醍醐派の寺院である長建寺に分けられたもの。
2本の桜のうち1本は弱っており庭師の十五代佐野藤右衛門(とうえもん)が手掛けたとしても知られています。
また、弱っていた木に先代住職が、酒粕を肥料として与えたところ成長したそうです。
境内には、しだれ桜の糸桜をはじめソメイヨシノ、黄桜、陽光桜など植えられており、順次開花し、長期間お花見が楽しめます。
ひと足早い春の訪れを告げる早咲きの桜のお花見にあわせ、風情あふれる伏見の町並み散策もいいですね。
桜の開花時期には桜を模った限定御朱印を授与しています。

辨財天 長建寺(ちょうけんじ)は、伏見・中書島の宇治川派流沿いに佇む真言宗醍醐派の寺院。
地元では「島の弁天さん」として親しまれています。
ご本尊は八臂弁財天(はっぴべんざいてん)で鎌倉時代後期の作。8本の腕を持った音楽・財富・智恵・延命を司る弁天様で秘仏。脇仏は珍しい裸形弁財天です。
毎年元旦から15日間のみ開帳され、弁財天を本尊とする寺院は京都でもここが唯一の寺院です。
山門は、中国風の独特な形をした「竜宮門」でまるで竜宮城の入口のような趣き。
創建は江戸時代の元禄12年(1699年)、伏見奉行・建部内匠頭政宇(たけべたくみのかみまさのき)が中書島の開発の時に深草大亀谷の即成就院の塔頭「多聞院」を現在地に移転させ建立。
建部の「建」と長寿を願って「長」の字を採り長建寺と名付けられました。
境内に湧く「閼伽水(あかすい)」は伏見の名水のひとつにも数えられています。

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(情報提供:とっておきの京都プロジェクト事務局)

エリア名伏見
スポット名長建寺
所在地京都市伏見区東柳町511
拝観時間9:00~16:00
拝観料無料(境内自由)
アクセス京阪本線中書島駅下車、徒歩約3分
TEL075-611-1039