心うるおう、癒しの里へ。「大原1Dayトリップ」

澄みわたる空気と、川のせせらぎ、苔と緑の薫りに身も心も癒される大原・里山ウォーキングへ。

大原は、時代を超えて女性を惹きつけてきた土地です。
長きにわたる大原の歴史を紐解いてみると、じつにたくさんの女性にまつわるエピソードに遭遇します。
たとえば、大原女(おはらめ)。
大原の山々で伐採された木を、炭や薪や柴にして京都市内へと行商していた女性のことです。
都への流通を支え、里山の経済を潤してきたのはこの女性たちでした。
また、平清盛の娘で高倉天皇の皇后だった建礼門院は平家没落とともに京の都を追われ、ここ大原の地・寂光院で隠棲したと伝えられています。
建礼門院の墓は寂光院に置かれ、いまも静かな眠りについています。
そして、春は花、夏は緑、秋は紅葉、冬は雪と、季節ごとに美しい表情をたたえ、訪れた人々を迎えてくれる三千院は恋に疲れた女の哀しみを歌った流行歌の舞台にもなりました。

もちろん大原の里が優しく受け入れてきたのは、女性だけではありません。
平安時代から鎌倉時代にかけて、現生の煩わしさを儚んだ多くの皇族や貴族、そして武士や文人たちがここ大原の里へと移り、隠れ住んできたのだそうです。
また、浄土宗の開祖として名の知れた法然上人は、ここ大原の勝林院にて数百人とも数千人とも言われる多くの僧侶や学僧を相手に「大原問答」と呼ばれる討論会を開き、浄土宗の教理の本質を究めました。
そして勝林院は仏教の賛美歌とも称される「天台声明」発祥の地でもあり、その厳かな歌声が人々を癒したのだそうです。
このように大原の里は日々の喧騒から離れ、己と向き合い、心の声に耳を傾け、新しい道を切り拓くのにうってつけの場所でした。

そして大原の雄大な自然もまた、訪れる人を癒してくれます。
しば漬けで有名な赤紫蘇は大原の特産品であり、初夏のころになると紫蘇畑はあたり一面が真っ赤に染まります。
そのほかにも、海老芋や賀茂茄子、万願寺唐辛子をはじめさまざまな京野菜の産地としても知られ、みずみずしい採れたて野菜が買える朝市も人気があります。
また大原産の野菜をふんだんに使った自然派レストランや、大原に湧き出す温泉を使った大原山荘足湯カフェなど
里歩きの疲れを癒すスポットも増えてきました。
なにより、里山の風景と澄みきった空気、どこまでも広い空に、清らかな川のせせらぎ、そしてそよ風に乗って運ばれてくる苔と緑の薫り。
大原を歩いていると、現代人がいつの間にか忘れてしまっている本当の豊かさを思い出させてくれます。

京都市内中心部からバスでわずか20分ほどの距離にあるとは思えない祈りの森と、癒しの里をゆく小旅行。
心うるおう「大原1Dayトリップ」の、はじまり、はじまり。

京都市営地下鉄・国際会館駅から、バスでわずか20分。

大原バスターミナルに到着、いざ出発進行!
大原へはバスで行くのが便利です。
大原というと山の中でとても遠い場所というイメージがあるかもしれませんが、じつは京都市営地下鉄「国際会館駅」のバスターミナルから京都バス19系統に乗って行くと、大原バスターミナルまではなんとわずか20分ほどで到着します。

バスを降りるとさっきまでの喧騒がまるでウソのように、静けさと鳥のさえずり、澄んだ空気と広い空に感動してしまいます。
さて、それではここから大原の里を巡る癒しの旅へ、いざ出発です。

曲がりくねった参道を歩いて、三千院へ。
大原バスターミナルを出て、前の国道365号線を渡ってすぐの細い小径に入り、続く緩やかな登り道の、曲がりくねった参道を歩いていきます。
この参道がすでに美しく、夏には青紅葉が秋には真っ赤に染まった見事な紅葉が出迎えてくれます。

参道を10分ほど歩いていくと川のせせらぎとともに小さな橋が見えてきます。
さらに参道を進むと目の前には三千院の門へと続く石の階段があります。
階段を登り切ると玉砂利の道になり、美しい木立と両脇に並ぶお食事処やお土産屋さんが旅の風情を演出してくれます。

大原の里を象徴する、苔と杉木立ちと木漏れ日の庭。

三千院

「京都〜 大原三千院〜♪」と歌われた昭和のヒット曲でも有名な三千院。
由来は延暦年間(782年〜806年)に遡ります。もともと三千院は大原の地にあったのではなく、天台宗の開祖である最澄が比叡山の山梨の大木の下に一宇を構えたことが、その長い歴史の始まりとされています。その後、近江坂本や京都の中で幾度も移転を繰り返したのち、明治に入って三千院との名でここ大原に移って来たのでした。

苔と緑が美しい庭に、身も心も癒される。
「御殿門」という大きな門を中に入って左側、拝観受付をすませると履物を脱いで「客殿」へ上がります。客殿からは「聚碧園」という池泉鑑賞式庭園を眺めることができます。

さらに宸殿へと進むと三千院のもうひとつの美しい庭で池泉回遊式庭園である「有清園」が見えてきます。
しかもこの有清園には宸殿の側から国宝の阿弥陀三尊像が鎮座する往生極楽院を見とおす三千院定番の撮影スポットがあるので、ぜひ写真に収めておきたいポイントです。
そして奥に見えていた往生極楽院。小さなお堂に比べて中に祀られている国宝・阿弥陀三尊像はとても大きくて迫力があり、この阿弥陀様ならきっとどんな願いも受け止めてくれるだろうというたしかな安心感がありました。

そして往生極楽院からさらに奥へ、弁天池の方へと小径を歩いて行くと、苔庭の中から顔を覗かせている可愛らしい「わらべ地蔵」を見つけることができます。「誰に似てる?」なんて言いながら自分のお気に入りのお地蔵さまを探してみては。

琵琶を奏でる可憐で優美な弁財天像。
弁天池の奥に階段があり、そこを上がってすぐのところには芸術や文化、音楽の神様として信仰されている弁財天が祀られています。小さな祠の上に琵琶を奏でる弁財天像があり、いまにも美しい琵琶の音色が聞こえて来そうな気がします。
ここ三千院の弁財天は、ゑびす神社の恵比寿、妙円寺の大黒天などと並んで「京の七福神」のひとつに数えられているのだとか。

スポット情報

ルートマップ上 スポットA
スポット名 三千院
所在地 京都市左京区大原来迎院町540
拝観時間 無休 午前9:00〜午後5:00(11月午前8:30〜午後5:00、12月〜2月午前9:00〜午後4:30)
拝観料 一般700円、中高生400円、小学生150円
お問い合わせ 075-744-2531(三千院)
HP http://www.sanzenin.or.jp

日本の伝統音楽の源流が生まれた、秘めたる名刹。

勝林院

三千院の門を出て右へ、来た時とは逆の方向に参道を歩いて行くと、およそ5分ほどで勝林院というお寺に到着します。勝林院は1013年、寂源によって建立された天台宗の寺院。火災や洪水による損壊のたびに再建され、現在のお堂は1778年に再建されたものだそうです。

青い空と深い森を背にした、巨大な柿葺きの本堂。
勝林院に入るとすぐ正面にとても大きな本堂が見えています。本堂の後ろと左右両側には巨木が生い茂っていて、山寺ならではの雄大さと神秘性を感じさせてくれます。
本堂の床板、柱、梁などの軸組はすべて欅造りとなっているほか、また巨大な柱と杮葺の屋根が写真映えするとても印象的なお堂です。

お堂のなかには、光り輝くご本尊「証拠の阿弥陀」が。
阿弥陀堂とも呼ばれているお堂の中には、御本尊である阿弥陀如来坐像が美しく光り輝いています。
この阿弥陀如来坐像は別名「証拠の阿弥陀」とも呼ばれています。一説によると1186年に法然上人がおよそ数百人ともいわれる高僧や学僧を相手に、一昼夜にわたって行った「大原問答」と呼ばれる論議会の際に、法然上人の主張が正しいと証明するように本尊の阿弥陀如来坐像が美しく光り輝いたことから、そう呼ばれるようになったのだそうです。
手を合わせ、じっと眺めていると、本当に今にも光を放ちそうな神秘的なお姿の阿弥陀様でした。

魅力に癒される、天台声明のモノフォニー。
勝林院は天台声明発祥を伝承する寺としても知られています。声明とは仏典に節回しをつけて唱える仏教音楽で、いわば賛美歌や聖歌の仏教版と言えるかもしれません。
天台声明は他の流派と比べて洗練された曲が多く、また日本の歌曲のルーツともいわれています。

スポット情報

ルートマップ上スポットB
スポット名勝林院​
所在地京都市左京区大原勝林院町187
拝観時間無休 午前9:00〜午後4:30(御朱印帳などをお持ちになる方は午後4時までに拝観受付をお済ませください)
拝観料高校生以上300円、中学生以下200円
お問い合わせ075-744-2537(実光院) ※令和2年4月以降は075-744-2409(宝泉院)
HPhttp://www.jikkoin.com/index.php?data=./data/l9/

お抹茶と和菓子をいただきながら、庭を眺めるひととき。

実光院

勝林院の子院で、お坊さんが生活する「僧坊」として建てられた実光院にはふたつの庭園があります。契心園は、心字池を中心にした池泉観賞式庭園で仏の世界を表しています。理覚院の境内を庭園として整備した旧理覚院庭園は池泉廻遊式庭園で、こちらは一年を通じて四季折々の花が咲きます。とりわけ秋から春にかけて花を咲かせる不断桜という珍しい花が咲くことでも知られています。

客殿ではお抹茶とお菓子がいただけます。美しいお庭を眺めながら静かに抹茶をいただく時間は、とても雅やか。三千院に比べるとここは訪れる人がまばらなので、ゆっくり参拝できるおすすめスポットです。

スポット情報

ルートマップ上スポットC
スポット名実光院
所在地京都市左京区大原勝林院町187
拝観時間無休 午前9:00〜午後4:00(11月は午後4:30まで)
拝観料抹茶・菓子付き 中高校生以上700円、小学生以下300円
お問い合わせ075-744-2537(実光院)
HPhttp://www.jikkoin.com/index.php?data=./data/l3/

アートを鑑賞するようにお庭を愛でる、額縁庭園へ。

宝泉院

勝林院のもうひとつの僧坊が、ここ宝泉院。見どころは、なんといっても客殿の西方にある柱と柱のあいだの空間を額縁に見立ててお庭を鑑賞する「額縁の庭園」です。
また近江富士をかたどった樹齢700年を超える五葉松は、高浜虚子が無住寺の宝泉院を訪れ「大原や 無住の寺の 五葉の松」と詠んだことでも知られています。

宝泉院は「血天井」で有名なお寺でもあります。徳川の忠臣・鳥居元忠はじめ数百名の武士たちが、豊臣の大軍と戦い伏見城で自刃した際の血がついた床板を天井にして祀り、武士たちの霊を慰めているのだとか。ここでもお抹茶とお菓子をいただくことができます。

スポット情報

ルートマップ上スポットD
スポット名宝泉院
所在地京都市左京区大原勝林院町220
拝観時間無休 午前9:00〜午後5:00(拝観受付は午後4:30まで)
拝観料抹茶・菓子付き 大人800円、中高校生700円、小学生600円
お問い合わせ075-744-2409(宝泉院)
HPhttp://www.hosenin.net

大原で採れた新鮮野菜が、身体を中から整えてくれる。

来隣 OHARA RIVERSIDE CAFÉ KIRIN

三千院とその周辺のお寺を回ったら、お腹も空いてそろそろお昼ごはんの時間。大原でオススメのランチといえば、大原の採れたて野菜をはじめ、フレッシュな野菜をお腹いっぱい食べさせてくれる来隣 「OHARA RIVERSIDE CAFÉ KIRIN」です。大原バスターミナルへといったん戻り、高野川のほうへと歩いて行くとすぐに、古民家を改修したというかわいい外観のお店が見えてきました。

ここに来たら絶対頼みたい、「里の恵み・おにぎりランチ」。
来隣の人気ランチメニューは、大原産のお米を使ったおにぎり5個と、同じく大原で栽培されたその朝採れたての有機・無農薬野菜を使ったおばんざいをビュッフェ形式で提供する「里の恵み・おにぎりランチ(1,500円)」。
おにぎりは「九条ネギとおかか」「ちりめん山椒」「志ば久さんの三色漬」など8種類の具材から好きなものを5つ選ぶことができます。
また野菜は、店主さんが野菜ソムリエの資格を持つというだけあって、どれも新鮮。「万願寺唐辛子の焼きびたし」「肉味噌ピーマン」「玉ねぎとオレンジのサラダ」などのおばんざいを好きなだけお皿にとって、いただくことができます。これが本当に美味しい!自家製のドレッシングも自由に選べて、どれにしようか迷ってしまいます。

天気のいい日は、ぜひ大原の山並みが見えるテラス席で。
せっかく来隣でお昼をいただくなら、ぜったいにテラス席がおすすめ。
フレッシュな空気と高野川のせせらぎの音に包まれて、美しい大原の山並みを眺めながら新鮮な野菜を食べるひとときは格別です。
身体も心も喜ぶ幸福感に満ちあふれたランチタイムになりました。
お昼時はけっこう混み合う人気店なので、予約をするか早めに伺うのをおすすめします。

さあ、大原の大地の恵みをたっぷりいただいて、エネルギーもしっかりとチャージできたことだし、午後からもまた、たくさん歩くぞー!

スポット情報

ルートマップ上スポットE
スポット名来隣 OHARA RIVERSIDE CAFÉ KIRIN
所在地京都市左京区大原来迎院町114
営業時間午前11:30〜午後4:30
定休日火曜日
ご予約・お問い合わせ075-744-2239(来隣)
HPhttp://ohara-kirin.com/

数多くの女性を迎えいれた、慈悲の心に満ちた尼寺。

寂光院

さて美味しい大原の野菜をいっぱい食べて、いよいよ大原散歩も後半へ。

大原バスターミナルから歩くことおよそ15分、寂光院へと向かいます。
寂光院は、推古天皇の時代、西暦594年に聖徳太子が父の用明天皇の菩提を弔うために建立されたと伝えられている、とても由緒あるお寺です。
入口から本堂へと登っていく細く曲がった階段と両脇の木立の景色は目を見張るほどの美しさ。大原を代表する撮影スポットのひとつです。

平清盛の娘・建礼門院が世を儚んで隠棲した庵。
寂光院は12世紀に都を治めた武将である平清盛の娘でのちに高倉天皇の皇后となり、安徳天皇の母でもあった建礼門院が平家滅亡後に隠棲した場所。
ほかにも古くから尼寺として多くの女性が出家した歴史を持っているそうです。本堂の北奥には建礼門院が過ごした庵跡があり、石碑が建っています。建礼門院の墓所と伝えられる大原西陵も付近にあり、五輪塔が祀られていました。
そのためか、寂光院の凜と張り詰めた空気のなかに、世を憂い、平家の没落を儚んだ建礼門院の寂しさが、そこはかとなく漂っているような、そんな気がしました。

往時を彷彿とさせる、六万体地蔵菩薩の鮮やかな彩色。
桃山時代頃の建築の特色を残していると伝えられた本堂は、平成12(2000)年の火災で焼失。焼け残った木組みや部材を入念に調査し、5年の歳月を経て平成17(2005)年6月2日に再建されたといいます。
この時の火災でご本尊の六万体地蔵菩薩像も大きく焼損しました。いまは忠実に復元された新しいご本尊が本堂に安置され、焼損した旧ご本尊が制作された鎌倉時代さながらの彩色を放っておられました。また旧ご本尊は収蔵庫に保管されており、時期を限定して一般公開されているので、今度はその時期にまた来たいなと思いました。

スポット情報

ルートマップ上スポットF
スポット名寂光院
所在地京都市左京区大原草生町676
拝観時間無休 午前9:00〜午後5:00
12月〜2月 午前9:00〜午後4:30 、1月1日〜1月3日は午前10:00〜午後4:00
拝観料大人・高校生600円、中学生350円、小学生100円
お問い合わせ075-744-3341(寂光院)
HPhttp://www.jakkoin.jp

あったかいお湯に足をつけて、旅の余韻に浸る。

大原山荘足湯カフェ

さて旅もいよいよゴールが見えて来ました。
たくさん歩いて、そろそろ足が疲れてくる頃です。そこで大原の散歩旅の最後に足の疲れを癒してくれる、最高の場所があります。

寂光院のすぐ近くにある大原山荘足湯カフェ。その名の通り、源泉から引いたお湯に足を浸けながらドリンクが楽しめるカフェなのです。

ぬるめのお湯にゆっくり足を浸せば、旅の疲れも癒される。
隣接する焼きもののお店から靴を脱いで部屋に上がると、大きめの木のテーブルの足元に大原山荘の温泉から引いた源泉100%のお湯がたっぷり張られています。
泉質は弱アルカリ性で、少しぬるめのお湯。そろりと足をお湯につけて10分もすると、じわじわ、ポカポカ、身体が温まってくるのがわかります。

オススメはやっぱり、大原の赤紫蘇を使った自家製しそジュース。
ワンドリンクオーダーで40分間というシステム。旅の終わりにここで足湯をしながら冷たい大原名産の赤紫蘇を使った自家製しそジュース(720円)を飲むのがオススメです。
このしそジュースが本当に美味しい!ほのかな甘さと赤紫蘇のさっぱり感がマッチして、とても優しい味。
しそジュース以外にも抹茶やコーヒー、ビールなどもあります。

温かいお湯に浸かって、冷たい飲み物を飲みながら、旅の余韻に浸る時間。本当に楽しい大原の里のお散歩旅行でした。

スポット情報

ルートマップ上スポットG
スポット名大原山荘足湯カフェ
所在地京都市左京区大原草生町17
営業時間午前9:00〜午後5:00
定休日火曜日
お問い合わせ075-744-2227(大原山荘足湯カフェ)
HPhttp://www.ohara-sansou.com/cafe/
今回の「大原1Dayトリップ」いかがでしたか? 心も身体もほっこりとほぐれる癒しの里・大原の まだまだ知られていない、とっておきの魅力をご紹介してきました。ぜひ皆さんも、「私だけの京都」を見つけに大原を訪ねてみてください!

(掲載日:2019年12月27日 取材:ENJOY KYOTO

※当サイトの内容、テキスト、画像等の無断転載・無断使用を固く禁じます。

ルートマップ

 心うるおう、癒しの里へ。「大原1Dayトリップ」の記事中のスポットA〜Gはルートマップ上のスポットA〜Gとなります。
スポットA三千院
スポットB勝林院
スポットC実光院
スポットD宝泉院
スポットE来隣 OHARA RIVERSIDE CAFÉ KIRIN
スポットF寂光院
スポットG大原山荘足湯カフェ

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