京都山科 毘沙門堂「花まつり・観桜会」2023年4月9日(日)に開催
「花まつり・観桜会」は山科の春の風物詩として行われる地元で人気の行事。花まつりの正式名は「灌仏会」(かんぶつえ)といい、お釈迦様の生誕を祝う仏教のお祝いの行事です。灌仏会の法要のほか、お花をお供えしながら甘茶も振舞いや、奉納演奏、演舞、参道の縁日屋台などで境内は賑わいます。「観桜会」(かんおうかい)では、宸殿前の樹齢150年を超える枝垂れ桜の銘桜の周辺にお茶席(有料)が設けられ、お琴を聞きながら、お抹茶と和菓子を味わいながらお花見を楽しみください。花まつりは本堂にて、観桜会は宸殿前にて行われます。美しく咲き誇る桜に囲まれながら、春のひとときをお過ごしください。
毘沙門堂~ご由緒~
毘沙門堂(びしゃもんどう)は、天台宗五箇室門跡のひとつで、大宝三年(703年)文武天皇の勅願によって創建。寺名は七福神のひとつ毘沙門天を祀ることに由来しています。当初は出雲路(現在の上京区)にあり、護法山出雲寺と称しましたが、たび重なる戦乱のなか、寛文5年(1665年)に山科に再建。後西天皇の皇子公弁法親王が入寺し門跡寺院となりました。ご本尊の毘沙門天は伝教大師のご自作、延暦寺根本中堂のご本尊薬師如来の余材で刻まれたと伝えられています。
毘沙門堂の桜の代表と言えば、宸殿の前に門跡寺院らしく優美に咲く「毘沙門しだれ」と呼ばれるしだれ桜。寛文5年の再建時に植えられた桜は現在5代目で樹齢は約150年。枝張り約30m、樹高約10m、幹回り約2.3mの銘桜は「山科区民の誇りの木」にも指定されています。地元有志の「般若会」によりて手入れされていたことから「般若桜」とも、また「一目千両」とも呼ばれています。また、価値の高い文化財を多く所有しており、狩野益信による宸殿内部の百十六面もの障壁画、圓山応挙の鯉を描いた「板戸の衝立(ついたて)」、狩野永淑主信(かのうえいしゅくもりのぶ)の霊殿の天井の守護龍「天井龍図」などが特に有名です。
★まだまだあります!山科の桜の見どころ情報は下記URLをクリック
https://totteoki.kyoto.travel/28866/
(掲載日:2023年03月18日 情報提供:とっておきの京都プロジェクト事務局)
エリア名 | 山科 |
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イベント名 | 毘沙門堂「花まつり・観桜会」 |
開催場所 | 毘沙門堂門跡 |
所在地 | 京都市山科区安朱稲荷山町18 |
アクセス | JR山科駅、地下鉄東西線山科駅、京阪大津線山科駅下車、徒歩約20分 ※桜のシーズンには混雑により駐車いただけない場合がございます。極力公共交通機関にてご来山ください |
開催日時 | 2023年4月9日(日)10:00~15:00 |
拝観料 | 大人:500円、高校生:400円、小学生300円 ※お茶席:500円(予定) |
TEL | 075-581-0328 |
URL | https://www.bishamon.or.jp |
https://www.instagram.com/bishamondo.monzeki/ |
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