【歴史好き必見】歴史人×京都まち歩き謎解き

歴史人11月号増刊 

全国各地の城郭、関ヶ原の合戦や本能寺の変、坂本龍馬に新選組などの、数々のロマン溢れる事柄や人物に焦点を当て、取り上げることで知られる雑誌「歴史人」。
2019年10月に発売された別冊歴史人では、京都に都が置かれていた平安時代から幕末の動乱期まで10個の謎を取り上げて紹介されています。
さらに「リアル謎解きゲーム」との共同企画として、実際に京都の町を歩きながら楽しめる謎解きブックもセットになっています。実際に、まち歩きを楽しむ際は「謎解きブック」のみ本紙から取り外して使うことができます。

謎に誘われ、引き込まれる!

本誌を読みすすむと、臨場感溢れるCGや興味深い最新の情報研究、わかりやすい地図や関係図などが豊富に取り入れられていて、どんどん謎に引き込まれてしまいます。
美しい名所旧跡や京料理、和菓子や西陣織といった優美なイメージも強い京都の町ですが、源平合戦や応仁の乱、本能寺の変、関ヶ原の合戦の前哨戦であった伏見城の落城、幕末の鳥羽伏見の戦いまで、古都京都の波乱万丈であった歴史を紹介。それぞれの歴史の背景や裏話なども興味深い記載ばかりです。実際に現地で目にしてみたくなったり、歴史の好きな方ならすぐに京都へ歴史を巡る旅に出たくなってしまうことでしょう。

史跡めぐりの魅力を存分に味わえる!

謎解きゲームに参加するには、付属の謎解きブックに記載されている二次元バーコードを読み取り、スマホでゲームにアクセスします。ゲーム内では交通経路や地図情報(MAPをタップ)が画面上に表示されます。歴史は好きだけど、普段あまり地図を見たり、自分で調べて現地へ行くのが苦手、という方でもスマホを片手に町歩きを簡単に楽しむことができます。
目的地の中には比較的当時のままの姿で残っている場所もありますが、石碑だけが建てられているスポットもあります。そういった場所では、時とともに移り変わった現在の景色を味わうのも史跡めぐりの醍醐味。また、河原町周辺などは特にそうですが、誰それの寓居跡、誰それ遭難の地、といった石碑が本当に多数あるので、それぞれの史跡の遠近感や現在の京都の賑わいの様子など、多くのことを実際に体感してみるとより興味深く謎解きゲームが味わえます。

秋以降、春までの京都の魅力

歴史好きの方は混雑する春や秋の京都を避けて、お目当ての歴史スポットを巡る方も多いと思います。この謎解きゲームの開催スケジュールはちょうど良いシーズンに設定されているのも嬉しい点。
秋から冬、春を迎える前の京都は比較的人が少なく、冬の時期限定の特別公開を実施する寺社が多いのも特徴です。
嵐山花灯路や東山花灯路といったライトアップイベントもありますし、除夜の鐘や初詣、門松が飾られる光景、早春に咲く梅や椿の名所も多く、この時期の京都には実は魅力がいっぱい詰まっています。湯豆腐や出汁のきいたうどんで温まるのもお忘れなく!

一人でも楽しめる!

一口に謎解きといってもグループや店舗、企業といった規模の大きなものまで様々な参加スタイルがありますが、このゲームの特徴は一人でも気軽に楽しめるということです。目的地のスポットは目の前の道が狭いところもあるので、大人数での参加よりむしろお一人様や少人数で楽しむのに向いています。
雨の日などは傘を差して、スマホと謎解きブックを見ながら暗号を解く為メモを取ったりとなるとちょっと大変になってしまいますが、お天気の良さそうな日を選ぶのも「リアル謎解きゲーム」のポイントですね!
また、ゲームの特徴として、ニックネームとパスコードを入力し、1つのスマホで同時に複数のページを開き、ルートを進めることもできます。

謎解きは制限時間がナシ!

場所によっては現地に行かなければ解けない謎があったり交通事情などもあって、基本的に明るい時間帯にコースを回っていただきたいですが、開催期間中であれば制限時間は無いので、謎解きゲームは初めて、という人でも自分のペースで観光もしながらクリアを目指すことができます。
問題は比較的簡単なものから暗号の法則を考えるものまで様々。知識だけでなく閃きも肝心です。ヒントも出てきますが一発で答えがわかればスゴイ!
じっくり考えながら巡るも良し。どうしても解らなければヒントを進めていくと解答を得ることもできるので、日がある内にコースを回りたいとなったら、解答を得て次へ進むこともできます。また、一旦ストップし後日そこから再スタートを切ることも可能です。

いざ、謎解きへ!

(伏見稲荷大社 お山参道風景)

千年以上の歴史を持つ京都の町は決して広い面積を持っているというわけではありません。そこに長い歴史の積み重ねがあり、幾人もの英雄、権力者が関わる多くの歴史スポットがギュッと詰まっている、という点も大きな魅力といえます。
例えば全4コースのある謎解きのうち、2つは伏見桃山エリアをまわるコースです。伏見桃山エリアは、近鉄電車や京阪電車が集中し、アクセス抜群!千本鳥居で有名な伏見稲荷大社から、京阪電車で約15分の距離なので、1日で観光と謎解きを楽しめます。
町の夕暮れ、鰻の寝床、垣間見える東山のシルエット‥。案外時が流れても、変わらないものもたくさんあるのかもしれません。
さあ、あなたもぜひ京都の歴史を肌で感じてみませんか?

(掲載日:2019年12月2日 取材:ライター上田智雄

ルートマップ1

エリア名伏見
タイトル謎解きコース「龍馬とお龍が歩いた京都」と伏見稲荷大社
謎解きルートA:烏丸御池駅→B:お龍の実家楢崎家跡→C:お龍独身時代萬居跡→D:京阪三条駅→E:中書島駅→F:寺田屋→G:龍馬とお龍藍の旅路像→H:中書島駅

→続きはルートマップ2へ

ルートマップ2

エリア名 伏見
タイトル 謎解きコース「龍馬とお龍が歩いた京都」と伏見稲荷大社
謎解きルート A:中書島駅→B:伏見稲荷駅→C:伏見稲荷大社→D:伏見稲荷駅→E:祇園四条駅→F:近江屋跡​

伏見の新銘菓「伏見幕府」家康&秀吉と伏見城にちなんだ和菓子(七條甘春堂大手筋店)

伏見城にちなんだ新たな名物の和菓子が誕生!伏見は様々な料理、和菓子に用いられる「寒天(かんてん)」発祥の地。この伏見発祥の食材「寒天」を使って作られたのが新名物の和菓子「伏見幕府」です。伏見を開いた秀吉、伏見で天下をとっ …

伏見の新銘菓「伏見幕府」家康&秀吉と伏見城にちなんだ和菓子(七條甘春堂大手筋店) もっと読む »

伏見横大路 飛鳥田神社♪かつての通称は「嶋瀉弁才天」金運・財運の御利益

飛鳥田神社(あすかたじんじゃ)は、別雷神(わけいかづちのかみ)、市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)を御祭神とした旧横大路村の産土神です。 確かな創建年は不明ですが、平安時代に編纂された歴史書「日本紀略」には飛鳥田神社に …

伏見横大路 飛鳥田神社♪かつての通称は「嶋瀉弁才天」金運・財運の御利益 もっと読む »

伏見竹田 北向山不動院♪龍神&白蛇大弁財天で辰巳Wパワースポット

龍神と白蛇で金運・財運のWパワースポット♪ 北向山不動院(きたむきざんふどういん)は近畿三十六不動尊の第22番霊場で「北向のお不動さん」として篤い信仰を集めています。平安時代の大治五年(1130年)、鳥羽天皇の病気平癒祈 …

伏見竹田 北向山不動院♪龍神&白蛇大弁財天で辰巳Wパワースポット もっと読む »

長建寺 八臂弁才天♪通称“島の弁天さん”京都で唯一弁財天が御本尊(京都伏見)

辨財天 長建寺(ちょうけんじ)は、伏見・中書島の宇治川派流沿いに佇む真言宗醍醐派の寺院。地元では「島の弁天さん」として親しまれています。ご本尊は八臂弁財天(はぴべんざいてん)で鎌倉時代後期の作。8本の腕を持った音楽・財富 …

長建寺 八臂弁才天♪通称“島の弁天さん”京都で唯一弁財天が御本尊(京都伏見) もっと読む »

京都 巳年のパワースポット2025年♪蛇と弁財天ゆかりの寺院と神社

令和7年(2025年)は「巳年(みどし)」で、十干十二支では「乙巳(きのとみ)」の年にあたります。 十二支の巳(み)は、動物の「蛇(へび)」を指し、インドや中国では古くから、金運開運、豊穣をもたらす縁起の良い生き物として …

京都 巳年のパワースポット2025年♪蛇と弁財天ゆかりの寺院と神社 もっと読む »

京阪電車 2024年秋の臨時列車♪宇治直通列車「宇治・伏見 もみじ号」

京阪電気鉄道株式会社では、秋の行楽シーズンに合わせ、京都方面へのおでかけに便利な臨時列車を運転します。「もみじ」の見頃を迎える時期に合わせて、2024年11月16日(土)~24日(日)までの土曜・休日に、大阪方面および京 …

京阪電車 2024年秋の臨時列車♪宇治直通列車「宇治・伏見 もみじ号」 もっと読む »