伏見竹田 北向山不動院♪龍神&白蛇大弁財天で辰巳Wパワースポット

龍神と白蛇で金運・財運のWパワースポット♪

北向山不動院(きたむきざんふどういん)は近畿三十六不動尊の第22番霊場で「北向のお不動さん」として篤い信仰を集めています。
平安時代の大治五年(1130年)、鳥羽天皇の病気平癒祈願のため、覚鑁上人興教大師(くばんしょうにんこうぎょうだいしか)を招じて加持祈祷を受けられました。
満願日の夢枕に右足の結跏趺坐(けっかふざ)を解き、半跏趺坐(はんかふざ)となり、お立ちになりお救いくださろうとする不動明王が御出現され。そのお姿をご覧になった天皇の病気は快癒されました。
鳥羽天皇の勅願により、覚鑁上人は不動明王を離宮内に皇城鎮護のため北向に安置し「北向山不動院」と号し創建されました。
応仁の乱などの戦火、伏見大地震等の災害にあいながらも、その都度再興されてきました。

鳥羽天皇ゆかりの寺院

現在の本堂は霊元天皇の宸慮により、皇子・東山天皇の旧殿を賜り、江戸時代の正徳二年(1712年)に移築したものです。
御本尊の不動明王は、重要文化財に指定されている密仏ですが、毎年1月16日の鳥羽天皇の御生誕日のみ御開扉され、内陣の参拝・特別加持祈祷が行われます。あわせて採燈大護摩供が厳修されます。
創建当初より採燈大護摩供が厳修される慣しで「一願の護摩」と称されており、参詣者の一願が叶えられると言われています。
本堂での祈願御護摩は毎週土曜日に厳修されています。御縁日は毎月16日、28日で、本堂内を拝観いただけます(無料)。
本堂内には、可愛らしい干支置物を安置しており、参拝者の方と一緒に撮影いただけます。
ご希望の方は本堂までお越しください。なお、本堂が閉まっている場合はインターホンでお知らせください。

龍神と白蛇大辨弁財天の辰巳パワー

行者修行を行うお滝や参拝者の心身を清める水が湧く「洗心井戸」があり、江戸時代の嘉永2年(1849年)から大切に守られています。
この洗心で身を清め、護摩壇の「龍水泉」のお水でお不動様「心願」を唱えてお供えします。
手水舎(てみずや)の吐水口(とすいこう)はともに「龍」です。
龍神と不動明王は親密な関係にあり、不動明王と同一視されています。
不動明王を祈願することで龍王の天恵を授かることから、龍は不動明王の化身のとして崇められています。
また不動明王が右手に持つ剣は「利剣」と言い、八大龍王の一尊である倶利伽羅龍王(黒龍)が燃え盛る炎となって巻き付き、災厄を切り裂き、煩悩や邪悪なものを打ち破り衆生を救済する姿を象徴しています。
不動明王は真言密教の根本仏である大日如来の化身とされており、大日如来から不動明王、不動明王から倶利伽羅龍王と変化し、すなわち龍は大日如来の化身でもあります。

弁財天は境内の2か所にお祀りされています。
1か所は、大きな石に3柱の弁財天と2柱の龍神あわせて5つの神様が祀られています。
祀られているのは、白蛇大辨財天、白龍弁財天、白雲弁財天、黒長龍王、玉吉龍王です。
白蛇は弁財天様の使い、化身とも言われており、金運・財運をもたらす神様、白龍は天帝に仕えている高貴な龍で吉運、幸運を導きます。また金属を司り、金運・財運をもたらします。龍の中でも空を飛ぶ速度が速く、早く願望成就すると言われています。
白雲弁財天は、白雲神社と関連があるなら妙音弁財天のことで、芸能上達や音楽の神様です。
もう1か所は、琵琶に似た「ヴィーナ」という弦楽器を手に持つ弁財天の石像です。
龍神(辰)と弁財天(巳)のWパワーで大願成就間違いありません。

皇室ゆかりの銘鐘

山門の右側にある鐘楼の鐘は、二品済深親王(霊元天皇の皇子)の銘があり、江戸時代の元禄7年(1694年)に、茶釜師・名越浄味(なごしじょうみ)の鋳造した名鐘です。

(情報提供:とっておきの京都プロジェクト事務局)

エリア名伏見
スポット名北向山不動院
所在地京都市伏見区竹田浄菩提院町61
アクセス地下鉄烏丸線・近鉄京都線竹田駅6番出口から徒歩約8分
拝観時間9:00~16:00
拝観料境内自由
TEL075-601-4588
URLhttps://kitamukizanhudoin.wixsite.com/kinki36-22

(情報提供:とっておきの京都プロジェクト事務局)