藤森神社 2024年紫陽花苑公開(6月1日から)&紫陽花祭(6月15日)伏見深草

伏見・深草の地に鎮座する藤森(ふじのもり)神社は平安遷都以前より祀られている古社で菖蒲の節句発祥の神社、勝運と馬の神様としても知られています。その創建は約1800年前以上前、神功皇后が新羅より凱旋の後にこの地を聖地とし、軍中の大旗を立て、兵具を納め、塚を造たのが起こりとされています。
洛南エリアきっての紫陽花(あじさい)の名所として知られており、境内には参道西側の第一紫陽花苑、本殿北側の第二紫陽花苑と2か所の紫陽花苑があり、青・赤・紫・白と色とりどりのあじさいの花、約3,500株が参拝者の目を楽しませてくれます。第一紫陽花苑は藤棚や花菖蒲が咲く水辺を新たに設置し、あわせてバリアフリー化の整備を行ないました。庭苑の名称も「藤勝苑」(とうしょうえん)と新たに名付けられ、紫陽花、藤の花、花菖蒲を観賞できる庭へと生まれ変わりました。
2024年も6月1日()から約1ヶ月間、紫陽花苑が公開されます。紫陽花苑の公開期間中、6月15日()は紫陽花祭を斎行。他の日にも神事や雅楽・舞楽、蹴鞠、藤森太鼓の奉納をはじめ様々な行事がおこなわれます。
<紫陽花まつり期間中の行事予定>
6月8日()
11:00 詩吟・百人一首舞(日本伝統文化研究所)
14:30 居合道奉納(京都居合道会)
6月15日()
10:00 紫陽花祭斎行
10:00~14:00頃 運勢鑑定会(東洋易道学会)
6月16日()
10:00 雅楽・舞楽奉納(藤森雅楽会)
13:00 蹴鞠(けまり)奉納(京都蹴鞠保存会)
14:00 藤森太鼓奉納(藤森太鼓保存会)
6月22日()
13:30 筑前琵琶・謡曲奉納(筑前琵琶京都雅会)
6月23日()
9:00~16:00 手作り市
6月29日()
13:00 相撲甚句奉納(けはや相撲甚句会)
6月30日()
15:00 水無月大祓式斎行
※諸事情により日時等の変更、中止になる場合がございます。予めご了承ください。

紫陽花の花手水で身も心も清めます

アジサイの時期には、手水舎(ちょうずや、てみずや)もアジサイ仕様の花手水(はなちょうず、はなてみず)に。参拝前にはまずは手や口を漱ぎ清めましょう。アジサイの花の美しさに心も清められます。

天皇より下賜された
由緒正しいご本殿に参拝

本殿は江戸時代・正徳2年(1712年)に中御門天皇より下賜された宮中賢所(内侍所)を移したものです。現存する賢所としては最も古く、中央・東殿・西殿の三座から構成されており、国の重要文化財に指定されています。
御祭神は本殿中央(中座)に素盞鳴命、別雷命、日本武尊、応神天皇、仁徳天皇、神功皇后、武内宿禰の七柱。本殿東殿(東座)に舎人親王、天武天皇の二柱。本殿西殿(西座)に早良親王、伊豫親王、井上内親王の三柱がお祀りされています。

藤森神社の第一紫陽花苑(藤勝苑)

参道西側にある第一紫陽花苑は今年から「藤勝苑」と名付けられました。開苑時は受付にて入苑初穂料として500円を納めると、護符が授与れますのでそれが入苑券代わりになります。第二紫陽花苑では入口で提示すればそのまま入苑できます。第一紫陽花苑には藤棚や花菖蒲の咲く水辺の空間が設置され、同時にバリアフリー対策も実施されました。通路の拡大や舗装、アップダウンの軽減化を少なくし、雨の日もぬかるむことがなく快適にあじさいの花の観賞が楽しめます。身体が不自由な方の移動にも配慮されています。藤棚の設置も完了しており、2026年(令和8年)以降のには社名の藤森神社の名前通りに藤の花、さらに花菖蒲も愛でることができます。
※藤の花(4月中旬~5月上旬)、花菖蒲(6月)・紫陽花(6月~7月初旬)は開花時期が異なり同じ時期に観賞できませんのでご注意ください。
【令和6年の開宛情報】
時期:2024年6月1日()から約1ヶ月間
※開花状況により変更されることがありますのでご注意ください
時間:9:00~17:00
入苑初穂料:500円(30名以上の団体は450円)
※期間中限定の紫陽花の御朱印(赤色・青色の2種類・初穂料300円)が参集殿北側の授与所にて授与されています。限定枚数の授与となり、無くなり次第終了ですのでご注意ください。

あじさいの花に囲まれた
東屋でひと息

散策路の途中には、紫陽花苑が見渡せる東屋があります。360度、色とりどりのあじさいに囲まれており、あじさいの花を眺めながら、ちょっと一息するのにぴったりの場所です。

藤森神社の第二紫陽花苑

本殿北側にある第二紫陽花苑。入口は本殿に向かって右側にあります。入苑すると、まず目に入るのがあざやかな朱塗りの橋。橋の上からは360度のアジサイの花が見渡せることができる絶好の「映え」スポットです。散策路は本殿裏側にずっと続いていて、出口は本殿の左側奥になります。紫陽花観賞後は、摂社の天満社・大将軍社・七宮社・祖霊社・八幡宮社前を通り入口に戻れます。

名水の地・伏見ならではの神水
~不二の水~

本殿東側に湧き出る神水「不二の水」です。説明板にもあるように“二つとないおいしい水”という意味で、武運長久・学問向上、特に勝運を授ける水として信仰されています。藤森神社のある伏見はかつて「伏水」とも記され、日本酒の仕込みにも適した良質の地下水に恵まれた名水の地でもあります。
飲用として、容器に入れて持ち帰る方も後が絶えません。ご神水をいただく時は維持管理のためにも、ご志納をお忘れなく。

競馬関係者やファンの聖地「勝運の神様」

毎年5月5日に行われる藤森祭は菖蒲の節句発祥の祭と伝えられ、端午の節句に武者人形を飾る風習の発祥の地とされています。菖蒲は尚武に通じ、尚武は勝負に通じることから、勝運を呼ぶ神として信仰を集めています。
また、藤森祭に奉納される駈馬神事が馬の神事であることから馬の神としても信仰が厚く、毎年11月には駪駪祭(しんしんさい)が行われ多くの馬主、騎手、競馬ファンが参拝に訪れます。絵馬舎には競馬ファンなら誰もが知っている名馬の絵馬も奉納されています。

スポット情報

エリア名伏見
スポット名藤森神社
所在地京都市伏見区深草鳥居崎町609
アクセスJR奈良線藤森駅下車徒歩約5分、京阪本線墨染駅下車徒歩約7分、藤森駅徒歩約8分
拝観料境内自由(宝物殿無料公開)
※紫陽花苑は初穂料500円(9:00~17:00)
TEL075-641-104
URLhttp://www.fujinomorijinjya.or.jp

(掲載日:2024年5月24日 情報提供:とっておきの京都プロジェクト事務局)

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