伏見・深草の地に鎮座する藤森(ふじのもり)神社は平安遷都以前より祀られている古社で菖蒲の節句発祥の神社、勝運と馬の神様としても知られています。その創建は約1800年前以上前、神功皇后が新羅より凱旋の後にこの地を聖地とし、軍中の大旗を立て、兵具を納め、塚を造たのが起こりとされています。
洛南エリアきっての紫陽花(あじさい)の名所として知られており、境内には参道西側の第一紫陽花苑、本殿北側の第二紫陽花苑と2か所の紫陽花苑があり、青・赤・紫・白と色とりどりのあじさいの花、約3,500株が参拝者の目を楽しませてくれます。第一紫陽花苑は藤棚や花菖蒲が咲く水辺を新たに設置し、あわせてバリアフリー化の整備を行ないました。庭苑の名称も「藤勝苑」(とうしょうえん)と新たに名付けられ、紫陽花、藤の花、花菖蒲を観賞できる庭へと生まれ変わりました。
2024年も6月上旬から約1ヶ月間、紫陽花苑が公開されます。紫陽花苑の公開期間中、6月15日(土)は紫陽花祭が斎行。他の日にも神事や雅楽・舞楽、蹴鞠、藤森太鼓の奉納をはじめ様々な行事がおこなわれます。
<紫陽花まつり期間中の行事予定>
・6月15日 (土)10:00 紫陽花祭斎行
・6月30日 (日)15:00 水無月大祓式行
※諸事情により日時等の変更、中止になる場合がございます。予めご了承ください。