今頃「ひまわり」&季節の「コスモス」2つの花を同時に愛でる~京蕪庵~(京都京北)

夏の花の代表「ひまわり」と秋の花の代表「コスモス」が何と、同じ場所で見られるのをご存じですか?その場所は「京北」(けいほく)にあるお蕎麦の名店「京蕪庵」(きょうぶあん)です。夏と秋の花を同時に楽しめるのは滅多に無いチャンス。しかも、まさに花の真っ盛り。この機会をお見逃しなく、いますぐ京北に行こう♪
京北は京都市右京区の北部に位置し、総面積は約217平方キロメートル。例えるなら、大阪市とほぼ同じくらい。ひとつの町で日本屈指の大都会の面積があるなんてオドロキの大きさ。その広大な地の約9割が森林で、緑あふれる環境です。京北の中心地である周山(しゅうざん)地区へは、路線バス(西日本JRバス)で、京都駅から約90分、金閣寺から約50分で到着。周山からは京北の各エリアに向け「京北ふるさと」バスが運行されています。バスを乗り継げば「かやぶきの里」で有名な美山にも行けますよ。

コスモス&ひまわりが見られるのはココ!

ヒマワリとコスモス畑があるのは「京蕪庵」(きょうぶあん)という蕎麦屋さんの裏の畑です。京蕪庵と言えば、京都でも名の知れた蕎麦の名店で、京北で自家栽培した蕎麦を二八や十割手打ちで楽しめます。京北特産の納豆、蕪(かぶら)、京北野菜、イノシシなどを用いた季節の蕎麦と鯖寿司も人気です。
お蕎麦屋さんがひまわりの花を栽培?と、不思議に思われるかもしれませんが、理由は美味しい蕎麦や野菜を栽培するため。ひまわりを土の栄養分として“すき込み”堆肥し、豊かな土壌にするためです。ひまわりの開花時期は「ひまわり畑」として散策路を整備して一般に開放されています。ひまわりの本数は何と6,000本です。
本来、ひまわりの花は夏に咲くように植えられましたが、今年は鳥害で種を2回も全て食べれられ、3回目でやっと咲いたそうです。コスモスをひまわり畑の一角に植え、同時に見られるようにしたそうです。もしかしたら来年はこの光景は見られない可能性が大です。
※ひまわり畑は、来店のお客様のみ入場していただけますのでご注意ください。

京蕪庵のオススメはコレ!

京蕪庵での個人的におすすめのメニューは、京北の歴史と伝統を感じさせる2つです。
①二八そば+鯖寿司のセット
②山国納豆ととろろ芋のそば(季節限定)+納豆もちのセット
京北は日本海の若狭高浜・小浜と京都御所を結ぶ「西の鯖街道」と呼ばれる道が通っており、昔から各家庭で鯖寿司が作られており、京北名物のひとつになっっています。
納豆は今では茨城の水戸のイメージが強いですが、京北が納豆の発祥地のひとつで、光巌天皇に里人が献上した納豆が描かれています。お餅の中に納豆を入れた「納豆もち」は京北の名物で、お正月はお雑煮の代わりに納豆餅を食べるそうです。
京北を訪れた際には是非とも訪れたい蕎麦の名店で、地元の味覚をご堪能ください。

スポット情報

エリア名京北
スポット名京蕪庵
所在地京都市右京区京北下中町町田15-2
アクセス京都駅、二条駅、阪急大宮駅からJR西日本バス周山行に乗車、終点の周山で京北ふるさとバスの田貫線・弓削線に乗換、下中バス停下車徒歩2分
営業時間11:00~15:00(京蕪庵の営業時間)
TEL075-854-0301
URLhttps://keihoku-m.com/
Instagramhttps://www.instagram.com/kyoubuan/
Facebookhttps://www.facebook.com/kyoubuan

(掲載日:2023年10月12日 情報提供:北部山間かがやき隊