京都京北・上桂川で2023年6月18日に鮎釣り解禁♪献上鮎料理も味わえます

上桂川は、京都市の西域を流れる「桂川」の最上流部の名称。京都有数の観光地・嵐山、保津川下りや嵯峨野トロッコ列車で有名な大堰川・保津川のさらに上流部になります。源流部にあたり人家も少なく抜群の水質のため鮎の好む苔が生育し、約1200年以上前の平安時代から極上の鮎の漁場として知られていました。平安遷都以降、幕末まで鮎の獲れる季節は朝廷への献上品で通称「献上鮎」と称されたお墨付きのブランド鮎です。
また、上桂川は全国の腕に覚えがある釣り師たちの憧れの河川のひとつでもあります。3月中旬から9月末にかけてはアマゴ釣り、冬は脂を蓄え旬を迎えるハヤ(ウグイ)釣り。そして、何と言っても、初夏から秋にかけての川魚の王様である“鮎”。2023年は6月18日(日)朝5時に「鮎の友釣り」が解禁されます。この日を待ちわびていた多くの太公望たちが入川し、その腕を競い合います。
なお、解禁日から8月25日(金)までは、全川友釣り専用区です。8月26日(土)朝8時から網、9月1日(金)朝5時から素掛けが解禁となります。

遊漁をされる方へのお知らせとお願い

■鮎釣り解禁日:
・2023年6月18日(日)朝5時:友釣り
・2023年8月26日(土)朝8時:網
・2023年9月1日(金)朝5時:素掛け
■放流予定数 :3,230kg(4月27日から放流開始)
■遊漁料(税込):
・年券:14,100円(監視料金:16,900円)
・日券: 4,500円(監視料金:6,700円)
※監視料金とは、事前に遊漁券の販売箇所で購入が無く、現場監視員から購入時の金額です。
※身障者の方の遊漁料は各漁種とも年券に限り半額となります。但し、券の発行は漁協事務所にて本人確認のうえ行いますので前もって購入して下さい。その際は営業日時をご確認のうえ、身障者手帳と本人の証明ができるものを持って本人が来てください。現場での監視員売りは密漁扱いとなり割引を適用できません。
<遵守事項>
遊漁をされる方は指定の遊漁料を納付して組合の発行する遊漁承認証を必ず携帯して入川してください。遊漁券(一般券)は前売り(地元販売店・京都釣具店)、通信販売(漁協事務所)が可能ですので必ず入手してから入川してください。無券での入川は、いかなる理由であろうと密漁者扱いとなります。当漁場は密漁防止モデル河川ですので遊漁者が法規や規則に違反した場合は、直ちに漁の中止を命じ、以後の遊漁を拒絶します。
■遊漁券の販売箇所:
年券は、釣具店・地元販売店(一部は解禁前から)で販売します。漁協近くでは、ファミリーマート京北周山店(朝6時か夜中1時まで)、道の駅ウッディー京北(朝9時から夕方6時)で購入いただけます。日券は、7月1日より発売開始です。
購入の際には、最近撮影された本人と確認出来る顔写真をご持参ください。また、現金書留での申込みも可能です。住所・氏名・年齢を記入し、最近撮影された免許証サイズの写真を送付ください。つりチケでの販売は、8月26日以降の予定です。それまでは、販売店で購入をお願いします。
遊漁券の再発行は出来ません。購入後は大切に保管をお願いします。18才までの方は、遊漁料は免除となります。監視員が現場で判断出来にくい場合は、年齢を証明を出来るものの提示をお願いします。
■遊漁方法について:
・鮎の年券は本人の顔写真(30mmx25mm)を貼付した遊漁承認証(パック入り)としますので、最近撮影した顔写真1枚を添えて販売店に申し込んでください(古い写真は不可)。
・漁場の場所とりの禁止。場所とりは他人を排斥して漁場を占有する不正行為であり、その手段としてのテント・シート・ロープ・テープ・その他の設置は他人の漁の妨害となるため不可とします。
・鮎の日券は、地元販売店のみ扱います。
・鮎の遊漁券は、その有効期間内は、あまご以外の魚種にも通用します。
・網の制限は、さし網(全長30m以下のもの)、投網とも網目は寸目(3cm)以上のものとし、使用は1人1統に限ります。
・毛バリ・エサ・ルアー釣りでの鮎の採捕は禁止します。
■禁止されている主な漁具漁法:
・爆発物・電流の使用、まひ又は有毒物の使用、瀬ばし漁、火光、その他照明を利用する漁、アクアラングの使用、夜間の漁、透明性のもんどり、発射装置を有する「もり」「やす」の使用。
※上記の漁具・漁法は、内水面漁業調整規則,遊漁規則により禁止されておりますので、絶対にしてはなりません。違反者は厳重に罰せられます。
※日本の自然を破壊するおそれのあるブラックバス・ブルーギルを放流するのをやめ、当河川から根絶しましょう。
※ブラックバス・ブルーギルが釣れたときは,お持ち帰りください。
※遊漁に関する詳細は上桂川漁業協同組合までお問合せください。

宮中でも食された上桂川の鮎「献上鮎」に舌鼓できるお食事処

周山地区:料理旅館すし米(創業100余年の老舗料理旅館・鮎づくし会席の一例)

京北エリアの山国・黒田地区は古くから天皇の直轄御料「禁裏御料」として皇室との縁が深く北朝初代の光厳天皇が開山した門跡寺院「常照皇寺」があります。古くから良質な木材の産地として知られ、長岡京や平安京の造営や京都御所の改修時には、大量の木材が「筏流し」により上桂川、保津川、桂川を経て運ばれた後、嵐山周辺で陸揚げされ、都へと木材を供給していました。
また平安遷都から幕末までの間、上桂川で獲れた鮎を水瓶に入れ、山を越えてはるばる御所に鮎を生きたまま届けていました。その鮎は「献上鮎」と称され芳醇な香りと味は朝廷の人々の舌を唸らせていた逸品です。京北のお食事処にて、プロの料理人による本格的な鮎料理を味わってみるのはいかがですか。

【京北で鮎料理をいただける主な店舗】
・細野地区:割烹かわい(宴会 仕出し 和食ジビエ料理)
https://kyoto-keihoku.jp/howto/eat/1612/
・周山地区:料理旅館すし米(創業100余年の老舗料理旅館・鮎づくし会席)
https://sushiyone.net/
・弓削地区:和風レストランけいほく(京北・美山の「美味しい」を贅沢に)
https://keihoku-m.com/restaurant/
・山国地区:山陵汀<さんりょうてい>(上桂川上流部で獲れた鮎にこだわる)
https://kyoto-keihoku.jp/howto/eat/2711/
※川の増水で鮎の仕入れができないこともあるため必ず事前予約ください
※鮎の提供時期は鮎釣り終了(9月初旬頃)までとなります

スポット情報

エリア名京北
スポット名京北一帯店
アクセス※車でお越しの方
①京都市内より国道162号線(周山街道)に入り高雄を経て京北へ
②京都縦貫道園部I.Cから府道19号線、78号線を経由し京北へ
※バスでお越しの方
JR京都駅・阪急大宮駅・二条駅等からJRバス周山行き乗車(京都駅から約90分)、終点の周山から京北ふるさとバスに乗り換え各地へ
TEL0771-52-0134(上桂川漁業協同組合)
URLhttp://www.kamikatsura.info/

(掲載日:2023年6月6日 情報提供:京北商工会