とっておきの紅葉“穴場”スポット
“紅葉映え”スポット♪京都西山の柿紅葉&モミジバフウ

紅葉≠もみじ?これからブーム間違いなし!京都の新感覚の紅葉スポット

秋の魅力のひとつと言えば木々の葉が紅色や黄色に色付く「紅葉(こうよう・もみじ)」ですよね。紅葉(こうよう)とは、木々の葉が真紅や紅色、黄色に色付く自然現象のことを指しています。また、紅葉と書いて「もみじ」と呼ぶことも多いですが、実は紅葉(もみじ)は、カエデ(楓)の一種と位置づけされています。
その語源は「草木の葉が赤(黄)色くなる」という意味の動詞「もみず(もみづ)」に由来するそうです。「もみづ」が名刺形の「もみぢ」になり、草木が色づいたさまを「紅葉(もみぢ・もみじ)」と呼ぶようになったそうです。実は紅葉は「もみじ」や「カエデ」だけじゃないんです。一般的な紅葉=カエデ(楓)ではない、新感覚の紅葉(ようこう)の名所が京都西山・洛西エリアに2か所あるんです。
ひとつが、オレンジ色に染まる柿畑と西山連山を背景にオレンジ色に染まる柿畑柿紅葉(かきもみじ)」。もうひとつが、なだらかば丘陵地の街路樹が、まるで龍のような紅葉の赤い帯に見えるモミジバフウ」。今は、まだまだ知られていませんが、今後ブレイクして人気スポットになること間違いなし。この秋、イチ押しの紅葉スポットです。
~今年の秋は、
洛西に“SAIKO”(さあ、いこう)!~
京都市では「洛西”SAIKO”プロジェクト推進本部」を設置し、洛西ニュータウンを始めとする洛西地域全体の活性化に関する方策を全庁一丸となって推進しています。あわせて、洛西地域を盛り上げていただける洛西“SAIKO”サポーターを募集しています。
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桂坂「モミジバフウ」の並木道♪まるで天に昇る龍のような紅葉の赤い帯

最近、SMSでも話題になっているモミジバフウの紅葉。京都西山・大原野の京都市西京区の桂坂ニュータウンの道路沿いにある並木道が京都の新たな“映え”紅葉スポットとして注目を浴びています。住宅街の東西南北に通る、道路沿いに約2kmに、約400本のモミジバフウが植えられています。
映えスポットは、御陵堂ヶ峰町方面から、東西に伸びる桂坂南本通り。標高の高い住宅から標高の低いロータリー、さらに標高の高い住宅地へと続くU字型の道からのショット。高低差があり立体的にモミジバフウの並木道を一望できます。その光景はまるで天に昇る龍のような紅葉の赤い帯。
モミジバフウは個体により色付きの差があるので、訪れる時期によっては、緑色・黄色・オレンジ色・赤色へと徐々に変化するグラデーションの紅葉も楽しめるもの魅力。11月上旬から徐々に色付き始め、例年11月中旬に見頃を迎えます。観光地化は全くされていない、地元の方や京都ツウだけが知っている、まさに穴場の紅葉スポット。
※観光地では無い住宅地です。地域住民の方に迷惑にならないよう撮影等はご配慮ください。また、車道に出ての撮影は危険ですので絶対にしないでください。

【モミジバフウ】
モミジバフウは漢字では「紅葉葉楓」と書きますが、カエデの仲間では無く、フウ科フウ属の落葉高木で正式にはアメリカフウ。原産は北米中南部や中米で、日本への渡来は大正から昭和初期にかけて。、環境の悪い場所でも育てられることから、公園樹や街路樹としてよく植えられています。また近年、ニュータウンや新興住宅地の街路樹としてよく植えられています。カエデのように葉が5~7つに深く裂けるところから「モミジのような葉を持つフウ」と名付けられました。フウとはタイワンフウのことで、中国中南部及び台湾を原産とする落葉高木、こちらは葉が3~5つに浅く裂けます。

スポット情報

エリア名西京
スポット名京都西山・桂坂「モミジバフウ」の並木道
所在地京都府京都市西京区御陵峰ケ堂町3丁目周辺
アクセス阪急京都線桂駅から市バス西5・西6系統乗車、峰ケ堂町三丁目下車徒歩すぐ、京阪京都バス20・20B乗車、峰ケ堂町一丁目下車徒歩約5分、JR桂川駅または阪急京都線洛西口駅から市バス特西4乗車、峰ケ堂町一丁目下車徒歩約5分


大枝「柿紅葉(かきもみじ)」♪まるで紅葉の絨毯を敷き詰めたような柿畑と西山連山

西京区の大枝(おおえ)地区は昭和初期の約90年以上も前から柿栽培が盛んな地。「大枝柿」(おおえのかき)と呼ばれ、生産量が少なくその殆どが京都市内で消費されるため、知る人ぞ知る幻の柿とも呼ばれているブランド柿です。柿の実が成熟するとともに、柿の葉は緑色から黄色、橙色、赤色と変化していきます。その光景は「柿紅葉」(かきもみじ)と呼ばれ、俳句の秋の季語にもなっています。
柿農家が集まる西京区大枝西長町の京都府道10号線(大山崎大枝線)は通称「柿街道」とも称され、柿の収穫時期。沿道添いには10数軒もの農家の直売所がずらり軒を連ねます。柿街道沿いの柿畑でも柿紅葉が見られますが、映えスポットは、京都縦貫道の北側の柿畑。
西山山麓のなだらかな斜面に広がる柿畑一面が、柿紅葉に覆われます。丘陵地の柿畑から連続して、カエデの紅葉が西山の斜面を染め上げる光景は、まるで京都西山の全山が錦繍の衣装を纏ったような絶景です。また、SMSやウェブでもほんの少ししか取り上げられていない、今後バスること間違いなしの新感覚の紅葉スポットです。
※写真撮影時は、くれぐれも柿畑(私有地)に立ち入らないように願います。公道から撮影ください。

【大枝柿】
大枝地区は、京都の西山の丘陵地にあり、日中は良く日が当たり温暖ですが、朝晩は愛宕山からの「愛宕おろし」が吹き込み気温がぐっと冷え込みます。この寒暖の差を利用し、昭和5年より富有柿の栽培が始まりました。日光をたっぷり浴び、昼夜の寒暖差があるため甘みが強いのが特長。今上天皇の即位継承に伴う大嘗祭に「献物」として供納された知る人ぞ知るブランド柿です。直売所では産地ならではのお得な価格で「大枝柿」を買い求めることができます。

スポット情報

エリア名西京
スポット名京都西山・大枝「柿紅葉」
所在地京都市西京区大枝西長町周辺
アクセス阪急京都線桂駅から市バス西1・西5・西8系統乗車、新林センター下車徒歩約15分、JR桂川駅または阪急京都線洛西口駅からヤサカバス1号乗車、新林センター下車徒歩約15分

(編集日:2023年10月13日 情報提供:とっておきの京都プロジェクト事務局