隨心院の桜♪小野梅園はねずの梅と桜を同時に愛でる(山科)
随心院(ずいしんいん)は、京都市山科区小野郷にある真言宗善通寺派の大本山。
小野郷は、遣唐使で名高い小野妹子をはじめとした小野氏一族の本拠であった地です。
世界三大美女のひとりで絶世の美女として知られる「小野小町」は、宮中で仁明天皇に仕え、晩年をこの地で過ごしたと伝えられています。
境内には、小町の晩年の姿とされる「卒塔婆小町像」、深草少将をはじめ、多くの貴公子から寄せられた千束の文(恋文)を埋めた「文塚」、小町が朝夕に顔を洗った水が湧く「化粧井戸」など、小町ゆかりの遺跡が数多く残っています。
境内の「小野梅園」には約200本もの梅の木が植えられ、3月中旬から下旬に見頃を迎る遅咲きの梅「はねずの梅」として知られています。
境内には、ソメイヨシノも植えられており、3月下旬の短期間だけ「梅」と「桜」の花を同時に愛でることができます。
例年、3月の最終日曜日には、小野小町の伝説をモチーフにした地元に伝わる踊り「はねず踊り」が開催されます。
【例年の見頃】3月下旬~4月上旬
※桜と梅の開花がずれた場合、はねずの梅と桜を同時に見ることができないこともあります。予めご了承ください。

はねず踊り
はねず踊りは、華やかなはねず色の衣装に身を包んだはねず踊り保存会の少女が、小野小町を慕って「百夜通い」をした深草少将の伝説に節をつけた唄にあわせ、紅梅を花笠にして舞い踊ります。
その昔、小野郷の少女らが家々を回って門前で踊っていたと伝わっており、現在の踊りは昭和48年に復活したものです。
はねず踊りは午前11時から4回行われ、前日には奉納舞が実施されます。はねず踊りは、3月の最終日曜日に行われます。

隨心院ご由緒
随心院は弘法大師より8代目の弟子にあたる仁海(にんがい)僧正の開基で、一条天皇の正暦2年(991年)にも奏請し、この地を賜り一寺を建立されました。
古くは牛皮山曼荼羅寺(ごひざんまんだらじ)と称されました。
牛皮山の由来は、仁海僧正が一夜の夢に亡き母が牛に生まれ変わっていることを見て、その牛を鳥羽のあたりに尋ね求めて飼養しましたが、日なくして死に悲しんでその牛の皮に両界曼荼羅の尊像を画き本尊にしたことに因んでいます。
仁海僧正は深く宮中の御帰依を受け、勅命により神泉苑(歴代の天皇が行幸された宴遊地で、弘法大師空海が雨を祈った霊場)に請雨の法を9回おこない、その度に霊験があって雨が降ったので雨僧正とも称されました。
その後、第五世増俊阿闍梨(ぞうしゅんあじゃり)の時、曼荼羅寺の子房として隨心院を建立し、ついで第七世の親厳(しんごん)大僧正が、寛喜元年(1229年)後堀河天皇より門跡の宣旨を賜り、以来「隨心院門跡」と称されています。
堂舎が整備され、七堂伽藍は壮美を誇っていましたが、承久・応仁の兵乱にあい灰燼に帰してしまいました。
その後、慶長4年(1599年)に本堂が再建され、本尊の如意輪観世音菩薩と諸仏が安置されています。
以後、九条・二条の両摂家より門跡が入山し、両摂家の由緒をもって寄進再建されました。
宝暦年間に九条家の寄進によりに建造された「能の間」には、はねず色を基調とし、小野小町の一生を描いた4面の襖絵「極彩色梅色小町絵図」が奉納されています。


(情報提供:とっておきの京都プロジェクト事務局)
スポット情報
| エリア名 | 山科 |
|---|---|
| スポット名 | 隨心院 |
| 所在地 | 京都市山科区小野御霊町35 |
| アクセス | 京都市営地下鉄東西線小野駅下車、徒歩約5分 |
| 小野梅園 | 小野梅園入園料:大人(300円)、小学生以下無料 ※はねず踊り開催日(3月最終日曜日):大人1,000円、中学生800円(拝観・梅園入園料を含む) |
| 拝観料 | 大人:500円、身障者:400円、中学生:300円、小学生以下無料 |
| 拝観時間 | 9:00〜17:00(最終受付16:30) |
| TEL | 075-571-0025 |
| URL | https://www.zuishinin.or.jp/ |
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