京都西山「正法寺梅園」~東山連峰&京都盆地を望む大パノラマ~(大原野/西京)

京都西山の麓、大原野に佇む正法寺(しょうほうじ)は、東山連峰を望む借景式山水庭園・宝生苑の「鳥獣の石庭」と枝垂れ桜が有名ですが、境内には「正法寺梅園」とよばれる梅林があり、知る人ぞ知る京都の隠れた梅の名所です。
正法寺梅園は山門前にあり、紅梅、白梅など約100本もの梅の木植えられています。正法寺梅園は、借景式山水庭園の宝生苑同様に東山連峰を借景とした梅園で京都盆地や東山の峰々の大パノラマを背景に色とりどりの梅の花が咲き誇り、京都市内中心部の梅の名所では味わうことのできない開放感あふれる雄大な景色が楽しめます。この梅園は先代住職が竹やぶであった場所をを切り開き作られたそうです。
例年の見頃は3月上旬から中旬頃ですが、天候や気象状況により多少前後することがあります。梅園には散策路が設けられていますので、園内を回遊しながらお花見を楽しめます。梅園の散策のみは無料です。
【2024年の開花状況(2月14日現在)】
ここ数日、暖かい日が続き梅の開花が進んできています。見頃までは、まだもう少しかかりそうですが、早咲きはすでに満開に近い木もあります。
なお、石庭(鳥獣の石庭)の梅の木はまもなく見頃を迎えます(石庭は拝観料が必要です)。

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法寿山 正法寺ご由緒

正法寺(しょうぼうじ)は山号を法寿山(ほうじゅざん)といい、真言宗東寺派の寺院。奈良の唐招提寺を創建した鑑真和上と共に、唐から日本へ渡来した高弟、智威大徳 が隠世したのが始まりで、天平勝宝年間 の創建です。
平安時代の弘仁年間、弘法大師空海が巡錫され42歳の厄除けのため、 聖観世音菩薩を彫刻されたと伝えられています。応仁の戦火て焼失しましたが、 元和元年に恵雲・微円の 両律師により再興され、「西山のお大師さま」として古くから親しまれてきました。大原野の出身である、江戸幕府5代将軍・徳川綱吉の母・桂昌院が深く帰依され、徳川家の祈願所として徳川家からの文書等も残っています。
本尊は三面形式が珍しい千手観音(国の重要文化財)。東山連峰を望む借景式山水庭園の「宝生苑」は、庭石の形が何となくペンギン、兎など、15種類もの動物の形に似ているため「鳥獣の石庭」と呼ばれており、京都西山のしだれ桜の名所として知られています。
正法寺の向かいには源氏物語の作者・紫式部が氏神様と崇め、こよなく愛した「大原野神社」、通称“花の寺”とも呼ばれる西行法師ゆかりの「勝持寺」があり、三社寺で春には桜めぐり、秋には紅葉めぐりが楽しめます。

スポット情報

エリア名西京
スポット名正法寺
所在地京都市西京区大原野南春日町1102
アクセス阪急桂駅西口より京都市バス臨西2系統(南春日町 洛西バスターミナル行)、JR向日町駅・阪急東向日駅より阪急バス(洛西バスターミナル 南春日町行)、南春日町バス停下車徒歩約10分
拝観時間9:00~17:00
拝観料大人:300円(本堂・鳥獣の石庭)※梅園は無料(散策自由)
TEL075-331-0105
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(掲載日:2023年2月28日 情報提供:大原野保勝会