黒田百年桜(春日神社)♪京都市内で最も遅咲きの桜のお花見(京都京北)

京都市内で最も遅く開花する「黒田百年桜」は、京都最後の桜のお花見スポットとして知られています。
毎年、開花に合わせて「黒田百年桜まつり」が開催されます。
黒田名物のよもぎ餅、栃餅、鯖寿司、ちらし寿司、お弁当、地元特産品などの販売や様々な料理の屋台も出店します。
地元主婦グループによる楽器の演奏、野点のお茶席などのイベントも実施されます。
また、開花期間中は日没から午後9時まで桜のライトアップを実施。昼間とは趣の異なった、幽玄かつ幻想的な夜桜も楽めます。
開花状況は黒田百年桜の前にある、おーらい黒田屋のホームページにて随時更新されています。
ちなみに、昨年(2024年)は、4月11日に開花、15日に満開になっています。
おーらい黒田屋によると、今年の開花は平年並みの4月10日過ぎ、満開は17日頃と予想しています。
【例年の見頃】4月中旬~下旬

黒田の百年桜の由来

京都府北桑田郡京北町を経て、京都市右京区京北町となる以前、かつての旧黒田村役場前の広場に桜の大木がありましたが、明治6年(1873年)の台風により倒木。
これを惜しんだ地元民がその跡に八重桜を植え、現在は樹齢350年を超えるとも言われる古木になっています。
通常の八重桜と思われていたのですが、ヤマザクラの変異による珍種で、10~12枚の八重の中に一重がまじり、濃い紅色の花が密集して手まりのように咲く様は美しく可憐。
突然変異のため種子ができないため、円山公園の枝垂桜などを手掛け「京の桜守」として知られる造園業の佐野藤右衛門さん親子が、昭和52年(1977年)に苗づくりに成功し、15代目佐野藤右衛門氏が「黒田百年」と名付けました。
超遅咲きの桜で、例年4月中旬〜下旬頃に見頃を迎えます。開花の遅い年はゴールデンウイークが見頃になることもあり、京都市内で最も遅い時期にお花見が楽しめる場所として知られています。

春日神社ご由緒

この地の領家が古くから藤原氏であったことから、平安時代の長和2年(1013年)に藤原氏の氏神である奈良の春日大社の祭神を勧請して「宮野大明神」として建立。
鎌倉時代の文永2年(1265年)に皆造営された由緒深い神社です。鎌倉時代の正中元年(1324年)に分村があり、宮村、上村、下村の氏神として祀っていましたが、鎌倉時代の嘉歴3年(1329年)に氏子の地理的条件からか、上村にも春日神社が建立され以後、宮村と下村の氏神となっています。
江戸時代の元禄16年(1703年)に本殿の造皆にかかり、1年後完成したのが現代の本殿です。
「宮野大明神」の社名を「春日大明神」とするため、吉田二位殿に願い出て、正一位の御神位を受け、江戸時代の享保8年(1723年)に「春日大明神」と称しました。
明治16年(1883年)に「春日神社」と公定され現在に至ります。

けいほくさくらまいり(桜御朱印の授与)

京北エリアの美しい桜が咲く5つの社寺にて、期間限定・枚数限定で「桜をデザインした切り絵御朱印」を授与いたします。
御朱印は各社寺とも、切り絵のデザイン(蹴鞠・蝶傘・折り鶴・扇)と色が異なります。
各社寺とも枚数限定ですので、無くなり次第終了となります。
桜を愛でながら、心静かに巡り、日々の喧騒を忘れ、癒しのひと時を京北でお過ごしください。
■授与期間:2025年4月5日()~20日(
■初穂料・志納金:各社寺とも1枚1,000円
■授与枚数:各社寺にて異なります
【参加社寺】
・慈眼寺(八重紅しだれ)
※土曜・日曜・月曜のみ、その他の日は要事前連絡(075-852-0213)
・福徳寺(かすみ桜)
※要事前連絡(075-854-0971)、不在時は永林寺にて授与可能
・宝泉寺(300本の桜)
・春日神社(黒田百年桜)
※門前の「おーらい黒田屋」にて授与
・永林寺(ソメイヨシノ・八重桜)
※要事前連絡(075-854-0654)
■お問い合わせ:090-7768-1148(さくらまいり事務局)


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(情報提供:とっておきの京都プロジェクト事務局)

スポット情報

エリア名京北
スポット名黒田の百年桜(春日神社)
所在地京都市右京区京北宮町宮野93-2
アクセス京都駅、二条駅、阪急大宮駅からJR西日本バス周山行で終点の周山下車、 周山から京北ふるさとバス山国・黒田線に乗車、宮バス停から徒歩すぐ
※例年、黒田百年桜まつり開催時期中、京北ふるさとバスが臨時便を運行
見学料無料
TEL075-856-0968(おーらい黒田屋)
URL(開花状況)https://ohraikurodaya.sakura.ne.jp/sakura