本圀寺の桜♪水戸黄門ゆかり日蓮宗の大本山は隠れたお花見スポット(京都山科)

本圀寺(ほんこくじ)は、山科疏水(琵琶湖疏水)沿いに位置する日蓮宗の大本山。宗門最初の霊跡寺院(日蓮大聖人の重要な事跡のある寺院)で水戸黄門として有名な「徳川光圀」ゆかり寺院です。
山科エリアの中でも桜の隠れ寺で、まさに穴場スポット。
境内には、本数は決して多くはありませんが、紅しだれ桜が咲き、仁王門(三解脱門)、大本堂、鐘楼堂は濃紅色に染め上げます。
本圀寺の入口となる山科疏水沿いにはソメイヨシノが植えられており、山門へと続く、山科疏水に架かる朱塗りの橋「正嫡橋」と桜のコントラストは絶妙な美しさでフォトスポットとして人気です。
【例年の見頃】例年3月下旬~4月上旬

勝負運や出世運にご利益♪

本圀寺は加藤清正とも縁が深く、清正が寄進した赤門(開運門)をくぐると、勝負運や出世運にご利益があるともいわれています。
境内は九頭龍銭洗弁財天が祀られており、御神体の中から流れ出る御霊水で銭を洗い、浄財袋に入れて持ち歩くと財運に恵まれると言われています。

本圀寺ご由緒

本圀寺(ほんこくじ)は山号を大光山(だいこうざん)といい、山科疏水(琵琶湖疏水)沿いに位置する日蓮宗の大本山。宗門最初の霊跡寺院(日蓮大聖人の重要な事跡のある寺院)です。
創建は、鎌倉時代の建長5年(1253年)に日蓮大聖人が、鎌倉松葉ヶ谷に22ヵ年住まわれた御小庵の法華堂を前身としています。嘉歴三年(1328年)に後醍醐天皇の勅願所綸旨を受け、勅願「根本道場」となり、貞和元年(1345年)に光厳天皇の勅諚により日静上人(本圀寺四世)が、鎌倉から京都の六条堀川に移遷し、朝廷より「正嫡付法」の綸旨を受けました。
室町時代の文明14年(1428年)には、後土御門天皇も勅諚により「法華総本寺」の認証を受けました。昭和44年(1969年)に、六条堀川から現在の山科の地に移転しました。
元は、本国寺と書いていましたが、江戸時代に水戸黄門の名で知られている、水戸藩主・徳川光圀の帰依を得た縁により「本圀寺」の表記になりました。山梨県にある身延山久遠寺が「東の祖山」とされるのに対し、「西の祖山」とも称される、格式あるお寺です。

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(情報提供:とっておきの京都プロジェクト事務局)

エリア名山科
スポット名本圀寺
所在地京都市山科区御陵大岩6
拝観時間9:00~16:30
拝観料無料(境内自由)
アクセス地下鉄東西線御陵駅下車、 徒歩約10分
TEL075-593-9191
URLhttps://temple.nichiren.or.jp/5011092-honkokuji/
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