西光院の桜♪嵐山の桜の隠れ寺(西行法師お手植えの桜)京都西京

嵐山にありながら観光客の喧騒とは無縁の桜の隠れ寺「ニ尊山 西光院(にそんざん さいこういん)」。
渡月橋から徒歩で10分、阪急嵐山駅から徒歩8分、閑静な旧嵯峨街道沿いに静かに佇む古寺。
西光院は浄土宗西山禅林寺派の寺院で、西行法師が草庵を結んだ2つの寺院、西光寺と西光庵の二寺が、明治42年(1909年)に合体し改築。山号をニ尊山、寺号を西光院と改称したのが起源。
御本尊は、旧西光寺の阿弥陀如来立像と旧西光庵の阿弥陀如来立像の二尊をお祀りし、身丈がほとんど同じ阿弥陀仏が並んで安置されています。
脇侍(きょうじ)には、子育観世音菩薩を祀り、洛西観音霊場の第29番札所にもなっています。
山門の脇にはある桜の老木は、西行法師お手植の桜で「西行桜」と呼ばれており、境内の北側にあった桜が長い歴史の中で植え継がれています。
春になると西行桜は華麗な花を咲かせ、白壁を薄紅色に染め上げます。
【例年の見頃】3月下旬~4月上旬

西行法師について

平安時代末期から鎌倉時代初期にかけて武士であり、僧侶、歌人であった西行法師ゆかりの寺院。
俗名は佐藤義清(さとうのりきよ)と言い、鳥羽上皇に仕える北面の武士でした。
23歳の時に妻子を捨て出家し、円位と名乗り、東山・嵯峨・大原野・鞍馬などの寺や庵に暮らしました。
諸国巡礼の旅では多くの和歌を作り、生涯で約2090首の歌を残し、230首が桜を詠んだものです。
文治6年<建久元年>(1190年)、河内国の弘川寺において、2月15日に73歳で入寂。
辞世の歌「願はくは 花の下にて 春死なむ そのきさらぎの 望月のころ」は西行法師が詠んだ和歌の代表のひとつ。

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(情報提供:とっておきの京都プロジェクト事務局)

スポット情報

エリア名西京
スポット名二尊山 西光院
所在地京都市西京区嵐山山田町1
アクセス阪急電車嵐山線「嵐山駅」から徒歩8分、市バス・京都バス「阪急嵐山駅前」バス停から徒歩5分
拝観時間8:30~16:30
拝観料ご志納(拝観はお庭のみ)
TEL075-871-6128