山科疏水(琵琶湖疏水)の桜♪全長約4kmも続く桜の並木道(京都山科)

山科疏水は明治23年(1890年)に完成した琵琶湖と京都を結ぶ人工の水路「琵琶湖疏水」の山科エリア(約4km)の名称です。
山科疏水沿いの四ノ宮から日ノ岡までの続く約4kmの遊歩道には、ソメイヨシノ(染井吉野)、山桜をはじめ約800本もの桜の木が植えられており、山科随一の桜の名所として知られています。
桜の満開の時期は、まるで「桜のトンネル」を通っているかのよう。
琵琶湖疏水沿いに整備されている散策路は歩行者専用道になっており、またアップダウンが無くのんびりと歩くことができます。
約4kmの遊歩道はゆっくり歩いても約1時間程度です。途中には休憩所やトイレもあり、お弁当を持ってのお花見ウォーキングがオススメです。
山科疏水沿いには近隣住民や地元高校生の有志ボランティアにより菜の花も植えられており、桜のピンク色、菜の花の黄色とのコントラストも見どころのひとつ。
【例年の見頃】3月下旬~4月上旬
期間限定で、大津から京都の蹴上までを巡る琵琶湖疏水船が運航されており、船上からの眺望も楽しむのはいかがですか。
★2025年春シーズン運航日程
3月27日(木)~6月8日()の内の56日間(運休日あり)
※びわ湖・大津港便の運航は3月27日(木)~30日()、4月3日(木)~6日()の8日間
※琵琶湖疏水船の詳細情報は下記のURLをクリックください
https://biwakososui.kyoto.travel/

琵琶湖疏水の歴史

琵琶湖から京都へと水を運ぶ「琵琶湖疏水」は滋賀県大津市観音寺から京都府京都市伏見区堀詰町までの全長約20kmの「第1疏水」と第1疏水の北側を全線トンネルで並行する全長約7.4kmの「第2疏水」、さらに京都市左京区の蹴上付近から分岐し北白川に至る全長約3.3kmの「疏水分線」などからなります。
明治時代の竣工以来、令和の時代も現役で活躍している人工の運河です。
琵琶湖疏水は、東京遷都により沈滞した京都に活力を呼び戻すため、飲料水の供給、発電、水運、灌漑を目的に明治18年(1885年)に着工し、明治23年(1890年)に完成。さらに第2疏水が明治45年(1912年)に完成。
特に第1トンネルは全長2,436mもの長さで難工事でしたが、当時最先端の工法を用いて日本人だけの技術で克服し完成。
水力発電により工業が興り、日本初の路面電車の運行、大阪から京都を経て大阪までの舟運が開かれ京都は活気を取り戻し、現在の京都の基盤を作りました。

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(情報提供:とっておきの京都プロジェクト事務局)

スポット情報

エリア名山科
スポット名山科疏水(琵琶湖疏水)
所在地京都市山科区の山科疏水一帯(約4kmの遊歩道)
アクセスJR山科駅、地下鉄東西線山科駅・御陵駅、京阪大津線山科駅・四宮駅から徒歩
URLhttps://www.city.kyoto.lg.jp/suido/page/0000007153.html
びわ湖疏水船https://biwakososui.kyoto.travel/