三栖の炬火祭(みすのたいまつまつり)2023年10月8日/三栖神社 神幸祭・還幸祭(京都伏見)

DATE 10月8 2023 - 10月15 2023
TIME 7:40 AM - 9:00 PM

京都伏見の三栖(みす)神社は、天武天皇、伊邪那岐大神、応神天皇の三神をお祀りし、旧下三栖村の産土神として厚い信仰を集めている古社。毎年10月の第2日曜日に斎行される秋季祭礼・神幸祭の「炬火祭」(たいまつまつり)は、伏見の夜の漆黒の闇を明るく照らし「伏見の夜が1年でイチバン熱く燃える日」です。2023年は10月8日()に神幸祭(炬火祭と神輿巡幸)、14日()に宵宮(子供神輿・花傘)、15日()に還幸祭(神獅子巡幸・神輿巡幸)が斎行されます。
「炬火祭」の起源は、天武天皇元年(672年)、大海人皇子(後の天武天皇)と大友皇子の間で皇位をめぐって起こった壬申の乱の際に、天武天皇がこの地を通過される時、村人が炬火(たいまつ)を灯し、暗闇を照らして歓迎したことに由来しています。
炬火祭は、神幸祭の行事のひとつで、20時頃に宇治川に自生する葭(よし)束ねて作られた直径約1.2m、長さ約4m、重さ約1トンもの大松明に火が灯され、神輿巡幸の先導として竹田街道を北上します。平成8年(1996年)に京都市登録無形民俗文化財として登録、京都市登録無形民俗文化財にも指定されている伝統行事です。
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炬火祭とは

京都市伏見区の三栖(みす)神社の秋季祭礼として毎年10月第2日曜日の夜、神幸祭の行事のひとつとして行われます。宇治川に自生する葭(よし)を前年の秋に穂が付いた葭を刈り取り、手炬火、大炬火を製作します。葭を幾重にも束ねて作られた大炬火は、直径約1.2m、長さ約4m、重さ約1トンにもなります。大炬火は立てたままでは動かせないので、横に寝かせ、32人もの男衆で担がれます。
神幸祭当日は三栖神社の御旅所(金井戸神社)での神事の後、祇園囃子を合図に、剣鉾、高張り提灯、手炬火、大炬火、神輿からなる神幸列が、まずは東へ進み、三栖会館前で大炬火と合流します。大炬火が20時頃に点火され、竹田街道を約300m北上し、宇治川派流に架かる京橋に大炬火を立てた後、消火します(神輿は途中で折り返します)。
三栖神社の氏子地域は、三栖神社周辺の本三栖と御旅所周辺の浜三栖からなり、炬火行事を担う炬火会は浜三栖の若中(わかちゅう)で構成されています。

神幸祭神輿巡幸スケジュール

■2023年10月8日(
※神幸祭(おいで)は、御旅所での神事の後、祇園囃子を合図に剣鉾、高張り提灯、手炬火(てたいまつ)、大炬火(だいたいまつ)、神輿の順に竹田街道を巡幸します

【神幸祭巡幸経路】
御旅所(金井戸神社)にて神事/18:00~
御旅所(金井戸神社)発 /19:20
三栖会館着/19:30
三栖会館発/20:10
北原前折り返し/20:20
御祭礼/20:45
御旅所(金井戸神社)着/21:00

還幸祭神輿巡幸スケジュール

■2023年10月15日(
還幸祭(おかえり)は、朝からの触れ太鼓に続いて2頭の獅子が氏子町内を巡幸します。途中の要所では、2階建ての巡幸もあります。午後からの神輿渡御は、御旅所(金井戸神社)に戻る頃には、薄暗くなり提灯に灯が入れられます。夕闇の中、担ぎ手が思う存分練るので、提灯の灯が揺れる様は幻想的です。
【獅子巡幸経路】
集合/7:30、神獅子出発/7:40
三栖三丁目(7:44)、三栖四丁目(7:50)、セレフィ中書島(7:57)、三栖二丁目(8:07)、三栖ー丁目(8:14)、三栖木下屋敷(8:34)、三栖半町(8:43)、ハイム伏見(8:54着/9:15発)、三栖山城屋敷(9:16)、黄桜(9:28)、下三栖(9:30)、ツクイ伏見横大路(9:35)、三栖神社(10:27着/1041発)、鼓月(10:59)、山殿南部(11:05)、山殿中部(11:09)、山澱北部(11:18着/11:30発)、三栖向町(11:33)、ペルルⅡ(11:44)、桃山金井戸町(11:58)、東浜南(12:09)、表町(12:19)、北浜(12:29)、下中町(12:38着/12:50発)、ペルル(13:07)、新中町(13:09)、三栖会館前(13:18)、御旅所(14:15着)

【神輿巡幸経路】
御旅所(金井戸神社)にてお祓い/13:45
御旅所(14:00発)、三栖四丁目(14:20)、セレフィ中書島(14:30)、三栖一丁目(14:50)、三栖半町(15:00)、ハイム伏見(15:10)、下三栖北の口(15:30)、三栖神社(15:50入/16:10出)、宮の後(16:20)、東の口(16:40)、大殿(16:50)、山殿公園(17:15)、三栖会館(17:30)、金井戸島(17:35)、東浜南町(17:45)、北浜町(18:00)、下中町(18:10)、上中町(18:30)、新中町(18:40)、三栖会館(18:50)
御祭礼/19:00、宮入/19:30

宵宮祭

■2023年10月14日(
宵宮は還幸祭前日の14日午後1時 から始まり、バンド演奏、合唱、歌、和太鼓などの音楽演奏もあり、露店も出店sます。夕刻 (18時30分)からは、子供神輿、花傘が集合します。子供たちは、飛び入りで花笠、子供神輿にふれ合い、充分に楽しんでいただけます。
※宵宮の詳細は現在検討中です。

(掲載日:2023年9月29日 情報提供:三栖神社祭礼実行委員会

エリア名伏見
イベント名三栖の炬火祭(三栖神社 神幸祭・宵宮・還幸祭)
開催日時神幸祭(おいで・炬火祭):2023年10月8日(日)19:20~21:00
宵宮:2023年10月14日(土)13:00~
還幸祭(おかえり):2023年10月15日(日)7:40~19:30
開催場所三栖神社御旅所(金井戸神社)、三栖神社(本社)一帯
所在地京都市伏見区三栖向町773-1(御旅所・金井戸神社)
アクセス京阪電車中書島駅から徒歩6分(御旅所・金井戸神社)
京阪本線中書島駅下車、徒歩約25分、市バス中書島から横大路車庫前行(19・20・22・81・南3・南5系統)乗車、下三栖下車すぐ(三栖神社・本社)
URLhttp://misu.future-support.net/index.html