常照皇寺の紅葉♪皇室ゆかりの寺院で紅葉を愛でる(京都京北)

常照皇寺(じょうしょうこうじ)は、臨済宗天龍寺派の禅寺で、北朝初代の光厳天皇が開山した歴代天皇の帰依を得た皇室ゆかりの寺院です。
山号は大雄名山(だいおうめいざん)といい、本尊は釈迦如来。正式名称は大雄名山万寿常照皇禅寺。
出家して法皇となった光厳上皇が、元々あった天台宗の廃寺「成就寺(じょうしゅうじ)」を改創し開山。
自ら庭園を作庭し、周りの景色を庭に見立て、寺の裏山を猿帰嶂、滝を白玉泉、山全体を万樹林などと名付けて十勝を選定したと伝えられています。
戦国時代に明智光秀による合戦で焼失、一時は衰退しましたが、江戸時代に後水尾天皇の援助などで復興されました。
国の天然記念物である、光厳天皇お手植えの「九重桜」、岩倉具視が京都御所の紫宸殿前の桜から枝分けされた「左近の桜」、後水尾天皇があまりの美しさに御車を返してまでご覧になったと伝えられる、一重と八重が一枝に咲く「御車返しの桜」の三銘桜が有名で桜の名所として知られていますが、秋は“紅葉の隠れ寺”として、京都ツウには密かな人気スポットです。
山懐に抱かれた静寂で荘厳な佇まいの皇室ゆかりの寺院で雅な紅葉狩りはいかがですか。

【紅葉の見どころ】
代表的な紅葉の風景といえば、方丈から眺める庭園。寺の裏山を借景にした庭園に真紅の枝を延ばす紅葉は荘厳かつ壮大な景色です。
もうひとつは山門の風景、杉の木立と苔むした境内、石段、紅に染まる楓の木、緑色、黄色、橙色、赤色と徐々に変化するグラデーションは絶妙。
また山門を額縁に見立てた「額縁紅葉」は、黒の背景とモミジの鮮やかなコントラストが紅葉の美しさをより一層引き立てます。

まだまだあります♪
★京北紅葉の穴場スポット一覧をチェック

(情報提供:とっておきの京都プロジェクト事務局)

エリア名京北
スポット名常照皇寺
所在地京都市右京区京北井戸町丸山14-6
拝観時間9:00~16:00
拝観料500円程度以上(志納金)
アクセス京都駅、二条駅、阪急大宮駅からJR西日本バス周山行で終点の周山下車、 周山から京北ふるさとバス山国・黒田線に乗車、山国御陵前から徒歩約5分
TEL075-853-0003
URLhttps://kyoto-keihoku.jp/howto/see/1663/