城南宮の紅葉~遅めの紅葉が楽しめる洛南の紅葉の穴場~(京都伏見)
城南宮(じょうなんぐう)は、平安遷都の際、都の守護と国の安泰を願い、平安京の南に創建された古社。
旅行・転宅・交通安全・工事安全など方角の災いを除く「方除(ほうよけ)の大社」と仰がれています。
創建は平安遷都(794年)の際に新しい都の安泰と国の守護を願い、国常立尊(くにのとこたちのみこと)を八千矛神(やちほこのかみ)と息長帯日売尊(おきながたらしひめのみこと)に合わせ祀り、城南大神と崇めたことが起こりと伝えられています。
城南宮とは「平安城」の「南」に鎮まる「お宮」の意味です。
平安時代後期には、白河上皇や鳥羽上皇によって、城南宮を取り囲むように城南離宮(鳥羽離宮)が造営され離宮の鎮守として一層崇められ大いに賑わいました。
幕末の鳥羽伏見の戦いでは、城南宮の参道に置かれた新政府軍の大砲が轟いて始まり、錦の御旗が翻って旧幕府軍に勝利。新政府軍の軍勢は城南宮の御加護によって勝利を得られたと御礼参りに訪れました。
神苑・楽水苑には、源氏物語に描かれた80種あまりの草木が植栽されており、椿・しだれ梅・桜・ツツジ・藤・紅葉とともに一年中花に彩られています。
【紅葉の見どころ】※見頃は例年11月中旬~12月上旬
京都市内より見頃の時期が遅く、12月まで平安の庭、室町の庭、桃山の庭の3つのエリアでイロハモミジなど約120本の木々が真紅や橙色に色づいた紅葉が楽しめます。
常緑樹や苔とのコントラスト、池の水面に映し出される紅葉の風景は庭園の紅葉ならでは。
9月から11月に咲き始める30品種の「秋咲きの椿」と紅葉の競演も魅力のひとつです。
(情報提供:とっておきの京都プロジェクト事務局)
エリア名 | 伏見 |
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スポット名 | 城南宮 |
所在地 | 京都市伏見区中島鳥羽離宮町7 |
神苑拝観時間 | 9:00~16:30(受付終了16:00) |
神苑拝観料 | 9月1日~12月31日の期間、大人(中学生以上)800円、小学生500円、神苑以外の境内は無料 ※神苑はシーズンにより公開エリアと拝観料が変わりますので城南宮HPにてご確認ください |
アクセス | 地下鉄烏丸線・近鉄京都線竹田駅下車徒歩15分、竹田駅より南1・南2・特南2・南3系統乗車、城南宮東口下車徒歩3分。京都駅より市バス19系統乗車、城南宮下車徒歩2分 |
TEL | 075-623-0846 |
URL | https://www.jonangu.com/ |
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