ALSOK杯第74期王将戦第2局(2025年1月25日&26日)伏見稲荷大社

藤井王将VS永瀬九段 夢の七番勝負第2局

☆藤井聡太王将が永瀬拓矢九段に勝ち、開幕局に続いて2連勝。
全国各地に約3万社ある稲荷神社の総本宮で「お稲荷さん」として親しまれている伏見稲荷大社にて、2025年1月25日()と26日()の2日間にわたり「ALSOK杯第74期王将戦第2局」が行われます。
対局場は、伏見稲荷大社の社務所「正庁の間」で、祭祀の直会(なおらい)として参加者がお供えやお神酒をいただく神事が執り行われる場所です、池泉回遊式の庭園が見渡せます。
第1局は、静岡県掛川市「掛川城 二の丸茶室」で1月12日(
)と13日(月祝)に行われ、藤井王将の逆転勝ちで白星スタート。
第2局は、4連覇を狙う藤井聡太王将に挑戦者・永瀬拓矢九段が、京都伏見で挑む注目の一戦。
藤井王将にとって、京都府での開催は7戦7勝と相性のいい場所。序盤の連勝で連覇に弾みをつけたい1局です。
気になるのが、藤井王将が対局時に食べる「勝負飯」と「おやつ」です。地元の食材を使った食事や、地元の名産のおやつは話題となり、昼食時はお店に行列、お菓子は売切れになることもしはしば。
今回、伏見稲荷大社での対局ですので、地元伏見のお店のお食事、おやつが選ばれました。

王将戦の勝負飯&おやつ

☆藤井聡太王将が注文したメニュー

【勝負めし】
・1日目:「助六寿司」(中村屋)とお茶
・2日目:「抹茶そば」(稲荷茶寮)とお茶
【おやつ&ドリンク】
・1日目(午前):「豆大福」(稲荷ふたば)、ドリンクは「献上宇治抹茶」(稲荷茶寮)。
滋賀県産羽二重餅を石臼杵つきでなめらかにした、程よい塩味の餅生地に富良野産の赤えんどう豆を混ぜ、こし餡を包んだ大福。伏見の名水で「勝運」を授けるとされる藤森神社の「不二の水」で仕込んでいます。
・1日目(午後):「抹茶ブラウニー」(竹屋)、ドリンクは「京都紅茶」(稲荷茶寮)
・2日目(午前):「茶の実」(稲荷茶寮)、ドリンクは「抹茶千寿」(稲荷茶寮)
・2日目(午後):ドリンクのみ「フレッシュオレンジジュース」(清和荘)
※永瀬九段が注文したメニュー
【勝負めし】
・1日目:「うなぎ一匹重」(土井勝鰻)
・2日目:「王将戦特製お弁当」(清和荘)
【おやつ&ドリンク】
・1日目(午前):「フレッシュオレンジジュース」(清和荘)
・1日目(午後):「フルーツ盛り合わせ」(清和荘)
・2日目(午前):「フルーツ盛り合わせ」(清和荘)
・2日目(午後):「フルーツ盛り合わせ」(清和荘)

(参考)直近の京都府対局の勝負飯&おやつ
☆第37期竜王戦7番勝負第3局
藤井聡太竜王が佐々木勇気八段の挑戦を受け、世界遺産「総本山仁和寺」にて、2024年10月25日と26日に行われた対局の藤井竜王の勝負飯は、京都市内の様々な場所の飲食店から選ばれたた逸品を注文しました。
【勝負飯】
・1日目昼食:「梅乃点心」(糸源)
北野天満宮の梅の形を模した朱赤の器に盛りつけられた和食
・2日目昼食・「パイコー担々麺」(創作中華 一之舟入)
ほんのりスパイスが香る豚肉に衣をつけて揚げた「パイコー(排骨)」をのせた担々麺
【おやつ&ドリンク】
・1日目(午前):「どら焼」(笹屋伊織)、ドリンクは「宇治抹茶グリーンティープレミアム」(森半)。
・1日目(午後):「濃厚かぼちゃの王手パフェ」(NINNAJI JAXURY SPACE)、ドリンクは「アイスティー(ピーチ&ぺアー)」(ATELIER PAGES KYOTO)
・2日目(午前):「atelier京ばあむ ほうじ茶味」
(株式会社 美十)、ドリンクは「京北の豆乳きなこ」(御室菓子いと達)
・2日目(午後):ドリンクのみ
「LION KITCHEN×Hokuzan 宇治田原濃厚抹茶ラテ」(LION KITCHEN)

王将戦とは

「王将戦」は、昭和25年(1950年)に創設され、翌26年(1951年)からタイトル戦となりました。
現在8大タイトル戦の中で名人戦に次ぐ歴史を持つ伝統と格式のある棋戦です。
全棋士参加の棋戦で、一次予選、二次予選のトーナメント戦と、挑戦者決定リーグ戦で構成されています。
挑戦者決定リーグ戦は予選を勝ちあがった棋士3名とシード棋士4名で行い、リーグ優勝者は王将への挑戦者となり、例年1月から3月にかけて七番勝負を行います。
創設当初は「三番手直り」制で3連勝した場合は次局、平手でなく駒落ち(香落ち)で対局を行う独自の制度があり、第4期で大山王将が挑戦者の松田八段に1勝1敗2千日手後に3連勝し、タイトル戦での「駒落ち」対局が実現しました。
規定の回数以上を獲得した場合に与えられるタイトルの永世称号(永世王将)ですが、王将戦は「通算10期獲得」とハードルが高く、これまで大山康晴・羽生善治の2名のみとなっています。
大山康晴のタイトル保持者としての過去最高齢記録(第32期王将戦 七番勝負 出場時の59歳11ヶ月)や、社会的現象として話題にもなりました羽生善治のタイトル全冠制覇(当時7つのタイトルを独占/第45期王将戦)も、この王将戦で達成されました。
また、対局終了後や翌日に撮影する写真はインパクトのあるものが多く、当初から多くの話題と注目を集め、楽しみのひとつとしてファンに親しまれています。

(情報提供:とっておきの京都プロジェクト事務局)

エリア名伏見
イベント名 ALSOK杯第74期王将戦第2局
開催日時2025年1月25日(土)、26日(日)
開始時間9:00、昼食休憩12:30~13:30【持ち時間:8時間(2日制)】
開催場所伏見稲荷大社(王将戦は一般の方の見学はできません)
所在地京都市伏見区深草薮之内町68
アクセスJR奈良線稲荷駅下車 徒歩すぐ、京阪本線伏見稲荷駅下車徒歩5分
ALSOK特設サイト https://www.alsok.co.jp/info/alsokhai-oushousen/
日本将棋連盟https://www.shogi.or.jp/
伏見稲荷大社https://inari.jp/