2025年ゆく年♪京都の除夜の鐘を撞けるお寺♬混雑知らずの穴場スポット
京都市内中心部の有名寺院では、一般参加できる除夜の鐘を撞くにも大行列に並んでひと苦労。
中心部から少しだけ足を延ばすだけで、ゆったり混雑知らずに除夜の鐘を撞けるお寺がたくさんあります。
事前予約制や希望者全員が鐘を撞けたり、寺院により条件が異なりますので事前にチェックしてからお出かけしましょう。
今年の大晦日は、心穏やかに新年を迎えようという願いを込め、除夜の鐘を撞きに出かけてみませんか。
【除夜の鐘とは】
除夜の鐘は、12月31日の除夜（大晦日の夜）の深夜0時をはさむ時間帯に梵鐘を撞くことで、人間の108の煩悩を消し去り、清らかな心で新年を迎えるための仏教行事です。多くの寺院では鐘を108回撞きます。
その由来は、中国の宋の時代に禅宗寺院の習慣に始まるとされ、日本は鎌倉時代以降に禅寺から広がり、室町時代には大晦日から元旦にかけての行事として一般化されました。
多くの寺で108回撞きますが「108」という数の由来については、煩悩の数、四苦八苦（四九＝36＋八九＝72を足したもの）、1年間（月の数12＋二十四節気の数の24＋七十二候の数の72を足したもの）など諸説あります。
また、寺院によっては鐘を撞く回数は、108回と決まっておらずり、参拝者のいる限り撞くお寺ももあります。
※基本的に公共交通機関が運行していない深夜時間帯の行事です。電車・バス等でのご来寺の際には、運行状況を必ず事前にご確認ください。
駐車場が無い寺院もございます、その際は近くの駐車場やコインパーキングをご利用ください。路上駐車は絶対にお止めください。
京都でゆったり除夜の鐘を撞ける寺院
【伏見エリア】
○醍醐寺＜事前申込制＞
12月10日より三宝院の納経所で受付（電話申し込みは不可）。奉納料は一打1,000円。
鐘楼は金堂（国宝）前と観音堂（西国十一番札所）横の2カ所あり、いずれかを選び申し込みください。
23時頃から鐘を撞き始めます。最初と真ん中、最後は僧侶が撞きますので、1カ所あたり105打となります。
21時30分より大晦日法要（参座自由）が金堂にて執り行われます。
※除夜の鐘申込者には、特別守護守の授与があります。
◆ホームページ
https://www.daigoji.or.jp/
◆Googleマップ
https://maps.app.goo.gl/9fWUpphbnt2L3f8r7
○元政庵 瑞光寺（ずいこうじ）
13時より本堂にて歳末祈祷会のお勤めをした後、14時より撞き始め、17時30分まで回数制限なしで自由に撞いていただけます。
当日は「除夜の鐘マルシェ」を開催しています。
※初詣で賑わう伏見稲荷大社から徒歩で約10分の場所に位置。
◆ホームページ
https://zuikouji.jiin.com/
◆Googleマップ
https://maps.app.goo.gl/nb1To3Y4ArdCG6ZK8
○太子山観音寺（たいしざん かんのんじ）
11時50分より、住職による祈願と１回目の除夜の鐘撞きをした後、12時から1時までの間、参拝の方がお一人１回鐘を撞いていただけます。
希望者が全員、鐘を撞き終わると終了。
開山が聖徳太子と伝えられる古刹。伏見の総氏神である御香宮神社からすぐの場所に位置。
◆ホームページ
http://momoyama-kannonji.or.jp/
◆Googleマップ
https://maps.app.goo.gl/1jJFKvEhuPTk6mfk6
○北向山不動院（きたむきざん ふどういん）
12時より先着順で108回になるまでお一人1回、鐘を撞くことがことができます。
108名以上の希望者がいる場合、全員が鐘を撞いた時点で終了。
鐘楼の鐘は、第112代霊元天皇（れいげんてんのう）の皇子である二品済深親王（にほん さいしんほっしんのう）の銘があり、茶釜師・名越浄味（なごしじょうみ）の鋳造した名鐘
◆ホームページ
https://kitamukizanhudoin.wixsite.com/kinki36-22
◆Googleマップ
https://maps.app.goo.gl/KAwzSYHE4YN9N3Ba8
【大原エリア】
○勝林院（しょうりんいん）
23時45分から人数制限無し、整理券無し、先着順で鐘を撞けます。
梵鐘（無銘）は藤原時代からのもので国の重要文化財に指定されています。
◆ホームページ
https://www.shourinin.com/
◆Googleマップ
https://maps.app.goo.gl/PCgrCgidcSib3MN98
○浄蓮華院（じょうれんげいん）
2025年12月31日の除夜の鐘撞きは、実施しません。
◆Googleマップ
https://maps.app.goo.gl/XcMkaFaBxHK8V6pm6
【京北エリア】
○東光寺（とうこうじ）
23時45分から先着順で鐘を撞けます。鐘撞は108回まで。
事前に鐘を撞きたい回数を申請し、撞く数だけチョコレートをもらえる習わしがあります。
春には、境内に枝垂桜と染井吉野が咲き乱れる、知る人ぞ知る桜の隠れ寺。
※山間部にありますので、道路の積雪・凍結には十分ご注意ください。
◆Googleマップ
https://maps.app.goo.gl/RoxoqYuunm9FN8xcA
○慈眼寺（じげんじ）
11時45分から修正会（しゅしょうえ）の後、12時頃から鐘を撞きはじめます。
参拝者の方は全員、鐘を撞いていただけます。打鐘が108回を超え参拝者が途切れた時点で終了です。
事前に鐘を撞きたい回数を申請し、撞く数だけチョコレートをもらえる習わしがあります。
明智光秀公墨塗りの黒い坐像「くろみつ大雄尊」をお祀りする釈迦堂が開けられ、特別拝観いただけます（無料）。
西日本最大と言われる総石垣づくりの周山城の麓にあり、御城印も頒布しています。
◆ホームページ
https://jigenji.kyoto/
◆Googleマップ
https://maps.app.goo.gl/fR6UP6ByNpQTqFrA6
【山科エリア】
○毘沙門堂門跡（びしゃもんどうもんぜき）
23時45分から1時30分まで。最初は門主が撞きます。その後、参拝者の方に人数制限無しで鐘を撞いていただけます。
文武天皇の勅願により奈良時代に創建された古刹。七福神のひとりである毘沙門天を祀る天台宗の京都五門跡門跡のひとつ。
※甘酒の提供はありません
◆ホームページ
https://www.bishamon.or.jp/
◆Googleマップ
https://maps.app.goo.gl/EgfuZjW2PS8QFJAw9
○本願寺山科別院
23時から除夜会（じょやえ）のお勤めの後、23時15分頃から参拝者全員の方が除夜の鐘を撞けます。本堂の拝観もできます。
当日は、16時30分で一旦閉門し、22時30分に再度開門します。
◆ホームページ
https://www.yamashinabetsuin.jp/
◆Googleマップ
https://maps.app.goo.gl/AnvMUxAhiQuAmmLx9
○了光山 護国寺＜山科檀林旧跡＞
23時40分頃から24時30分頃まで、先着順に108回まで撞けます。
整理券の発行はありません。
関西六檀林のひとつとして、明治5年（1872年）まで僧侶の修行興学道場である「山科檀林」として栄えた日蓮宗の寺院。
◆ホームページ
https://temple.nichiren.or.jp/5011103-gokokuji/
◆Googleマップ
https://maps.app.goo.gl/1VBn9LXTkPLXoftG7
○無量山 永興寺（ようこうじ）
23時30分頃から、人数制限無しで参拝の方に鐘を撞いていただけます。
参拝者全員が鐘を撞き終わった時点で終了します。
曹洞宗開祖、道元禅師ゆかりの寺院。境内西側には、豊川稲荷の分社である山科豊川稲荷社が鎮座し、豊川吒枳尼真天（とよかわだきにしんてん）をお祀りしています。
◆ホームページ
https://br-premium.jp/yokoji/
◆Googleマップ
https://maps.app.goo.gl/KBG21bgZTRPZwVPD9
○川崎大師京都別院 笠原寺（りゅうげんじ）
23時30分から、先着順で108名の方に除夜の鐘を撞いていただけます。
1日1日0時から初護摩を厳修。護摩法要では、導師がお大師さまの御宝前で護摩を焚き皆様の煩悩を焼き清め、災厄消除・家内安全・心願成就を祈願します。
◆ホームページ
https://ryugennji.com/
◆Googleマップ
https://maps.app.goo.gl/2W4d95trvXYy3cGs8
○牛尾山 法嚴寺（ほうごんじ）
23時から除夜の鐘を撞き始めます。年越しそばの接待と小餅を配ります。
※無くなり次第終了します。
かつて清水寺の奥の院と言われた、奈良時代に開山された修験道の寺院。
※公共交通のアクセスが無いのでご注意ください。車の場合、桜馬場に駐車徒歩10分。
◆Googleマップ
https://maps.app.goo.gl/xx564bn1whKFXacaA
【西京エリア】
○善峯寺（よしみねでら）
23時45分から1時15分まで、参拝者の方は鐘を撞いていただけます（入山無料）。
打鐘先着108名の方には、お福分（菓子）を授与します。
108人以降の方も人数制限無く自由に撞けます。
※釈迦堂より上は上がれません。山寺のため、境内は階段坂道が多く、照明がない個所もあります。
足元に気を付けてお参りください。安全確保のため、懐中電灯の持参をおすすめします。
※山門前駐車場の開場時間は22時15分～1時15分です。
※除夜の鐘から初日の出までお待ちになる場合
・法務の都合により、1時15分に一旦閉門・閉場します。
・境内は元旦6時30分の開門まで、山門前駐車場は元旦4時頃の開場まで入れません。
・除夜の鐘に続いて元旦早朝参拝の方は、開門までバス駐車場付近でお待ちください。
※元旦早朝開門（6時30分～8時）入山の方は、特別拝観料（入山料含む）をお納め願います。
【特別拝観料】大人1,000円、高校生500円、小中学生300円
◆ホームページ
http://www.yoshiminedera.com/
◆Googleマップ
https://maps.app.goo.gl/Hje4ff15Siwtvsq78
○本願寺西山別院＜事前申込制＞
除夜会は、2部制で各部とも120名の事前予約制です。
12月25日10時から30日17時まで、西山別院ホームページにて事前に予約ください。
本堂にて、讃仏偈（さんぶつげ）のお勤め後、輪番の一打目に続いて撞き始めます。
・第1部：受付は18時30分～19時、除夜会は19時より開始
・第2部：受付は21時30分～22時、除夜会は19時より開始
※受付時間内に東門（山門）にて受付をします。受付時間を過ぎると閉門するため、予約されていても除夜会に参加できませんのでご注意ください
本堂は本願寺の仮本堂（阿弥陀堂）を移築した、本願寺伽藍中最古の歴史的遺構で、元本山本堂としての風格を残す貴重な建築物
◆ホームページ
https://nisiyama-betuin.jp/
◆Googleマップ
https://maps.app.goo.gl/iyGZBgUAa63x4FDUA
（情報提供：とっておきの京都プロジェクト事務局）