松尾大社「観月会」2023年9月29日開催~中秋の名月を愛でる~(京都西京)
松尾(まつのお)大社は、平安京の西(白虎)の皇城鎮護の社として京都において最重要な神社のひとつで、古来お酒の神様・洛西総氏神、織物・手芸・良縁成就の神として日本全国から広く信仰を集めています。
毎年、仲秋の名月の日に「観月会」が行われます。17時15分に祭典執行の後、琴古流尺八吹奏奉納、琴の奉納演奏、和太鼓演奏の奉納、俳句大会を開催します。お酒の神様ならではの「月見饅頭と月見酒」の接遇などの催しも行います。なお、拝観受付は17時より20時30分までとなります。皆様のご参拝を心よりお待ちしております。
観月会式次第
■開催日:2023年9月29日(金)
■開催時間:
(17:00)開門
(17:15)祭典
(18:00)琴古流尺八吹奏奉納
(18:40)中川佳代子琴演奏奉納
(19:20)太鼓センター演奏奉納
(20:00)俳句大会受付終了
(20:30)俳句大会表彰式
(21:00)閉門
※祭典終了後、月見酒まん・月見酒の接遇があります
※觀月祭俳句大会開催(投句料200円)表彰式あり。投句は観月祭当日、拝観受付所にて受付
※天候などにより月が見られない場合があります。また内容等が変更になる場合がございます。
■拝観料:大人1,000円、小学生以下500円
中秋の名月とは
中秋の名月とは、旧暦の8月15日の夜に見える月のことで、秋の真ん中の頃の月は、1年を通して最も美しいとされています。中秋の名月をめでる慣習は、中国の中秋節(月に「月餅(げっぺい)」お供えをして名月を観賞)が起源で、平安時代に日本に伝わったとされています。平安時代の貴族たちは、月を眺め和歌を詠み、音楽演奏を聴く「観月の宴」を開き楽しんでいました。
江戸時代中期には庶民の間にも広がり、秋の収穫祭とも結びつき、里芋や新酒を月に供え、豊作を祝う祭りへと変化しました。里芋の収穫時期を近いため、別名「芋名月」とも呼ばれています。その後、里芋に似せて米粉で作った「月見団子」をお供えするのが一般的になりました。ちなみに関東と関西では月見団子の形状が異なり、関東では球形、関西では細長い形状で餡で包むのが特徴です。
松尾大社ご由緒
松尾大社は京都市内中心部から桂川を渡った西に鎮座しており、平安神宮を中心に、東(青龍)が八坂神社、北(玄武)が上賀茂神社、南(朱雀)は城南宮が守護し、西(白虎)は松尾大社が守護しています。また「賀茂の厳神(げんしん)、松尾の猛霊(もうれい)」と称され、皇城守護の神として尊崇されている、京都において最重要な神社のひとつです。
松尾大社のある西京の地では神話の時代より酒造りが行われており、室町時代末期以降は「酒造第一祖神」として崇敬されるようになりました。卯の字は甘酒、酉の字は酒壺を意味していると言われ、酒造りは「卯の日」にはじめ、「酉の日」に完了する慣わしがあり、11月上卯(かみのう)日には醸造安全を祈願する「上卯祭(醸造祈願祭)」、4月中酉(なかのとり)日には醸造完了を感謝する「中酉祭(醸造感謝祭)」が行われ、日本各地の酒造関係者が参集します。
境内には全国の名だたる酒造会社から奉納された酒樽が並んでおり、その光景は圧巻です。境内にはお酒の資料館もあり、無料で見学ができます。
また、松尾大社の庭園・松風苑(しょうふうえん)は、昭和を代表する作庭家・重森三玲(しげもりみれい)の設計で「曲水の庭」、「上古の庭」、「蓬莱の庭」の三庭からなり、重森三玲氏の遺作となった傑作庭園です。
(掲載日:2023年9月18日 情報提供:松尾大社)
エリア名 | 西京 |
---|---|
イベント名 | 松尾大社 観月会 |
開催日時 | 2023年9月29日(金)17:00~21:00 |
開催場所 | 松尾大社 |
所在地 | 京都市西京区嵐山宮町3 |
アクセス | 阪急嵐山線松尾大社駅下車すぐ、京都駅から京都市バス28系統または京都バス73・ 83系統乗車、松尾大社前下車すぐ、京阪三条から京都バス63系統乗車、松尾大社前下車すぐ |
TEL | 075-871-5016 |
URL | https://www.matsunoo.or.jp |
https://www.instagram.com/matsunootaisha.official/ | |
https://www.facebook.com/profile.php?id=100064603995754 |
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