きものde京北♪第1回モニターツアー(2025年2月11日)
京北(けいほく)は、京都市右京区の北西部、桂川の源流域に位置し、総面積は約217k㎡で大阪市とほぼ同じくらいの大きさ。
面積の約93%が森林で、上桂川の清流と緑にあふれ、自然と山野の恵みが豊かな地。
京北地域の魅力を再発見し、広く発信することを目的とする団体「京北観光連絡会」では、着物を着て京北のパワースポットの寺社を散策する体験プログラム「着物で楽しむ京北観光体験ツアー“きものde京北”」を企画し、2025年2月11日(火祝)に実施します。
体験ツアー時の観光は、地元ガイドがご案内します。京北を熟知したガイドならではの情報が聞けるのも楽しみのひとつです。
西の鯖街道名産の「サバちらし寿司」の昼食付、さらに京北特産の納豆餅作りの体験もできます。
日本伝統の衣文化である和装で心身とも整え、京北の自然、食文化、知られざる社寺の拝観をお楽しみください。
ガイドさんが同行し案内するツアーですので、地元ならではの情報が聞けるのも楽しみのひとつです。
体験ツアー詳細
■イベント名称:
~着物で楽しむ京北観光体験~
京北特産納豆餅作りとパワースポット寺社散策
着物で楽しむ京北観光体験(ランチ付)
■イベント内容:
まだまだ着れるけど何年もタンスに眠ったままでは勿体ない!
古臭い?いえいえ、着方次第では今はそれがレトロで可愛い!
そんな声から生まれた「キモノde京北」
ご家庭で眠る着物やご寄付頂いたリユース着物を活用しもっと気軽に着物を着ながら京北の美しい場所やお店を巡る体験をしていただく企画。
■開催日時:2025年2月11日(火祝)11:00~15:30
■参加費用:おひとり様5,000円
※着物レンタル、着付けのご利用はオプションとなり、別途費用が必要です
■オプションメニュー(別途費用)
・レトロアンティーク着物レンタルプラン(2,200円)
リユースのレトロな着物をお洋服の上から着て、今風アンティークな気分を味わえるお手軽レンタルプランです。
・本格着付けプラン(4,400円)
ご自身のお着物をお持ち込みいただき本格的な着付けをたまわります。
■スケジュール
集合(JRバス周山駅)==京北木こりヴィレッジ(昼食(サバちらし寿司・お味噌汁付・納豆餅作り体験とお話)==賀茂神社(京北随一のパワースポット)==解散(JRバス周山駅)
■集合場所:JRバス周山駅
■申込方法:お電話にてご予約ください(事前予約制)
■申込先:090-7106-5538(担当:黒川修子)
※締切は1月31日(金)
京北の郷土食 納豆餅
※画像出店:農林水産省「うちの郷土料理」
【歴史・由来・関連行事】
納豆発祥の地は日本各地に諸説あるが、京都府もその一つであるといわれている。
京都市右京区の京北地区にある常照皇寺で修行をおこなっていた光厳法皇が、村人から献上された藁苞(わらづと)に包まれた煮豆を食べていたところ、日を経るごとに糸を引くようになり、それが美味だったことがはじまりだという。
寺に所蔵されている絵巻にも住職が藁苞納豆を振る舞う様子が描かれている。
やがて、珍味として京都御所に納められるようになったことから“納豆(豆を納める)”と呼ばれるようになったといわれている。
そのため、当時は、正月など、ハレの日に食べる貴重な食材という意識が庶民の間に根づいていった。
また、京北地区は、戊辰戦争を戦った山国隊の発祥の地でもあり、この農兵が出兵の際に納豆を持参したという逸話もあり、現在、京北地区の名産にもなっている“山国納豆”の名はここからきている。
食料が満足にとれない時代、貴重なタンパク源であった納豆を、腹持ちの良い餅で包んで食べる「納豆餅」は、農兵たちにも好まれたという。
当時の「納豆餅」は顔と同じくらいの大きさがあり、正月三が日かけてこの餅を食べたといわれている。
京北地域以外にも南丹市日吉町、美山町でも「納豆餅」をつくる風習があり、それぞれの地域でつくり方や形が異なる。
【食習の機会や時季】
正月など、祝いの席で食べられており、京北地域では、正月になると「納豆餅」と味噌汁を食べる風習が残っている。
かつては、年の瀬になると、家長が家族の人数分つくり、大切に食べたという。
【飲食方法】
食べ方としては大きく2種類あり、納豆と餅をともについて餅の中に納豆を練り込んだものをこんがり焼いて食べる方法。
もう一つは、納豆を餅で包み、好みできなこなどをまぶして食べる方法である。
かたくなった「納豆餅」を焼いて香ばしくのばして食べるのも好まれるという。
【保存・継承の取組】
(伝承者の概要、保存会、SNSの活用、商品化等現代的な取組等について)
関西ではあまり納豆を食さないが、京北地区では現在でも納豆が生活の中に強く根づいており、正月に「納豆餅」を食べる習慣も継承されている。
また、京北地域や日吉町では、自治会や農家組合が協力し、地元産のもち米や大豆を使った「納豆餅」の啓蒙にも励んでいる。
■出典:農林水産省ウェブサイト
https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/nattomochi_kyoto.html
西の鯖街道
かつて、日本海の若狭湾で水揚げした海産物が人の背に担われ、峠を越え京の都へと多くの物資が運ばれていました。運搬品の中でも「鯖」が特に注目されたことから、近年これらの道を総称して「鯖街道」と呼ぶようになりました。
その中のひとつ「西の鯖街道」は、標高800メートルの丹波高地を挟み、福井県高浜町、おおい町名田庄、京都府南丹市美山町、京都市京北、そして京都御所をむすぶ約87kmの街道です。
20世紀の初頭、鉄道が敷設されるまでは福井県若狭地方と京都を結ぶ 最短の文化・経済ルートでした。
また、都に物資を運ぶ道であったと共に、都から文化がもたらされた道でもありました。
京の文化や風習・伝統行事が、この街道を通じて各地にもたらされ、今なお「西の街道」沿線の各地域に脈々と息づいています。
平成22年(2010年)11月11日、京都府内で4番目、近畿で19番目の「日本風景街道」として登録されました。
京北では、お祭やお祝い時には各家庭で鯖寿司を作り、家族や親類一同で食べる習慣があります。
その食文化を広く伝え、後世へと残していくため、令和5年(2023年)から、京北の鯖寿司を一堂に介した鯖寿司の祭典「鯖寿司大博覧会」を開催しています。
(情報提供:京北観光連絡会)
エリア名 | 京北 |
---|---|
イベント名 | 京北特産納豆餅作りとパワースポット寺社散策 |
開催日時 | 2025年2月11日(火祝)11:00~15:30 |
集合場所 | JRバス周山駅 |
アクセス | 京都駅、二条駅、阪急大宮駅からJR西日本バス周山行で終点の周山下車すぐ |
参加費用 | おひとり様5,000円(体験・食事含む) ※着物レンタル、着付けのご利用はオプションとなり、別途費用が必要です |
予約・問合わせ | 090-7106-5538(担当:黒川修子) |
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