松尾大社 中酉祭(ちゅうゆうさい)2024年4月15日/西京

DATE 04月15 2024 - 04月15 2024
TIME 11:00 AM - 5:00 PM

お酒の神様として知られる松尾大社の中酉祭(ちゅうゆうさい)は、別名「醸造感謝祭」とも呼ばれ、秋に仕込んだお酒の醸造終了を感謝して、全国から醸造家多数が参拝する神事です。2024年は、4月15日(月)の酉の日に行われます。
古来より、卯の字は甘酒、酉の字は酒壺を意味していると言われ、酒造りは「卯の日」にはじめ「酉の日」に完了する慣わしがあり、卯の日に行われる11月の「上卯祭(醸造祈願祭)」に対して、4月の酉の日の行事は「中酉祭(醸造感謝祭)」と呼ばれます。
この日、松尾大社には全国の日本酒の蔵元、ビール、ウイスキーなどの洋酒、味噌、醤油、酢等の醸造業、卸売や小売業の方々が参集し、本殿には日本酒、ビール、醤油などが奉納され、祝詞が唱えられた後、巫女による神楽が奉納されます。

松尾大社・酒神の由来


松尾大社(まつのおたいしゃ)は平安遷都以前の飛鳥時代に創建された京都最古の神社のひとつで、酒造の神様として全国の醸造家から厚い信仰を集めています。
平安神宮を中心に、東(青龍)が八坂神社、北(玄武)が上賀茂神社、南(朱雀)は城南宮が守護し、西(白虎)は松尾大社が守護しています。また「賀茂の厳神(げんしん)、松尾の猛霊(もうれい)」と称され、皇城守護の神として尊崇されている、京都において最重要な神社のひとつです。
松尾大神が鎮座する西京の地では神話の時代より酒造りが行われており、室町時代末期以降は「酒造第一祖神」として崇敬されるようになりました。
社伝の故事によれば、神代の昔、八百萬神々が分土山(松尾山)に集い給いて神議りをなされた。しかし、当時はまだお酒と言うものがなく、そこで松尾大神が付近一帯の山田の米を蒸し、御手洗の泉より涌き出る清らかな水を汲み、一夜にしてお酒をお造りになり、大杉谷の杉の木でこしらえた器で、諸神を饗応せられると「盡せしな甕の酒を汲上て豊の圓居をするそたのしき」と、諸神等はうたわれ大いに喜ばれ給うた。とあることに由来すると言われています。
境内には、全国の名だたる酒造会社から奉納された酒樽が並んでおり、その光景は圧巻です。
お酒の資料館併設され、松尾大社とお酒との関わりや歴史、お酒の文化・工程などをビデオ含めわかりやすく展示されています。館内の見学は無料です。

(掲載日:2024年04月01日 情報提供:松尾大社)

エリア名西京
イベント名松尾大社 中酉祭
開催日時2024年4月15日(月)11:00~
開催場所松尾大社 本殿
所在地京都市西京区嵐山宮町3
アクセス阪急嵐山線松尾大社駅下車すぐ、京都駅から京都市バス28系統または京都バス73・ 83系統乗車、松尾大社前下車すぐ、京阪三条から京都バス63系統乗車、松尾大社前下車すぐ
TEL075-871-5016
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