毘沙門堂門跡の桜♪樹齢150年超の枝垂れ桜「毘沙門しだれ」は圧巻(京都山科)

毘沙門堂(びしゃもんどう)は、奈良時代に文武天皇の勅願によって創建された古刹。
紅葉の名所として知られていますが、春の桜も見ごたえ充分です。
毘沙門堂の桜の代表と言えば、宸殿の前に門跡寺院らしく優美に咲く「毘沙門しだれ」と呼ばれるしだれ桜。
寛文5年の再建時に植えられた桜は現在5代目で樹齢は約150年。
枝張り約30m、樹高約10m、幹回り約2.3mの銘桜は「山科区民の誇りの木」にも指定されています。
地元有志の「般若会」によりて手入れされていたことから「般若桜」とも、また「一目千両」とも呼ばれています。
JR東海「そうだ、京都に行こう。」2000年春のキャンペーンポスターに取り上げられ、首都圏や東海地方の方々にも広く知られることになりました。
境内は染井吉野、枝垂れ桜、八重、糸桜、御衣黄などで約80本以上もの桜があり、本堂、一切経蔵、勅使門などの堂宇を彩ります。
【例年の見頃】3月下旬~4月上旬

毘沙門堂門跡ご由緒

創建は大宝三年(703年)、文武天皇の勅願によって建立、天台宗五箇室門跡()のひとつに数えられている皇室ゆかりの寺院。
寺名の「毘沙門堂」は、七福神のひとつ毘沙門天を祀ることに由来しています。
当初は出雲路(現在の上京区)にあり、護法山出雲寺と称しましたが、度重なる戦乱により焼失移転を繰り返し、寛文5年(1665年)に天海僧正(てんかいしょうじょう)により山科に再建。
後西天皇の皇子公弁法親王が入寺し門跡寺院となりました。
ご本尊の毘沙門天は伝教大師のご自作、延暦寺根本中堂のご本尊薬師如来の余材で刻まれたと伝えられています。
見逃せないのが、霊殿の「八方睨みの龍」と称される天井の雲龍図。
どの角度から見ても龍と目が合い、まるで睨まれているような不思議な感覚です。
JR東海「そうだ 京都、行こう。」の春と秋のキャンペーンポスターで取り上げられたことから、春のお花見スポット、秋の紅葉スポットとしても広く知られています。
妙法院門跡・三千院門跡・青蓮院門跡・曼殊院門跡・毘沙門堂門跡の五ケ寺を指し、門跡寺院は、門主(住職)が皇室あるいは摂関家によって受け継がれてきた寺院

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(情報提供:とっておきの京都プロジェクト事務局)

エリア名山科
スポット名毘沙門堂門跡
所在地京都市山科区安朱稲荷山町18
拝観日時9:00~17:00(16:30受付終了)
※冬季(12月 ~ 2月)9:00~16:30(16:00受付終了)
拝観料大人700円、高校生400円、小学生300円
アクセスJR山科駅、地下鉄東西線山科駅、京阪大津線山科駅下車、徒歩約20分
※桜のシーズンには混雑により駐車いただけない場合がございます。極力公共交通機関にてご来山ください。
TEL075-581-0328
URLhttps://www.bishamon.or.jp/
Instagramhttps://www.instagram.com/bishamondo.monzeki/