法輪寺の紅葉♪嵐山が一望の絶景穴場スポット 渡月橋から徒歩2分(西京)

法輪寺(ほうりんじ)は、通称「嵯峨の虚空蔵さん」とも呼ばれ、奈良時代の和銅6年(713年)に元明天皇の勅願により行基菩薩により創建された古刹。
清少納言の「枕草子」では、京都の代表的な寺院として挙げられ、本尊のご利益は「今昔物語」にも描かれており、平安の昔から京の人々にその名を知られています。
嵐山の観光名所の渡月橋は、法輪寺の僧・道昌(どうしょう)が大堰川(桂川)を修築した折に掛けたのが始まりとされ、江戸時代までは法輪寺橋と呼ばれていました。
渡月橋の橋上から嵐山を望むと、中腹に法輪寺の多宝塔を望むことができます。渡月橋南詰から表参道入口まで徒歩4分、裏参道入口ならわずか徒歩2分です。
表参道から山門をくぐり石段を登ると、正面には本堂、左手には多宝塔、右手には「舞台」と呼ばれる見晴台があります。
この見晴台からは、渡月橋や京都盆地が一望でき、遠くはに東山連峰や比叡山をも望むことができます。
【紅葉の見どころ】※見頃は例年11月中旬~下旬
何と言っても「舞台(見晴所)」から眺める、嵐山の紅葉に尽きます。
眼下には渡月橋と紅葉に彩られた嵐山町並みや社寺、さらに錦繍に彩られた奥嵯峨の山々の絶景が一望。
東側には、京都の市街地が180度パノラマで見渡せ、はるか遠くには比叡山まで望むことができます。
参道の両脇を彩るカエデ並木、本堂越しに望む嵐山の紅葉、多宝塔と紅葉とのコントラストも見逃せない美しさです。

※画像提供:京都フリー写真素材

参道の石段の途中には法輪寺の、電気・電波を守護する鎮守社「電電宮(でんでんぐう)」があり、電気・電波を司る祖神の電電明神がお祀りされています。
電力会社、家電メーカー、携帯電話会社、ITやインターネット事業者まで、電気や電波に関連する企業からの参拝者が絶えない神社です。
珍しいのは授与している御守りです。電気・電波の神様だけあり、御守りは何と「マイクロSD」で、虚空蔵菩薩像の画像データが入っています。
最近では、スマートフォンの故障、画面割れ、データ損出防止などご利益があるとされ、若い人への授与が増えているとか。
スマホの御守りなんてまさにイマドキ。御守りの授与は本堂右横の「御祈祷受付所」で授与しています。

(情報提供:とっておきの京都プロジェクト事務局)