善峯寺の桜♪京都盆地が一望の絶景「天空の桜」と桂昌院お手植え桜(京都西山)

善峯寺(よしみねでら)は西山三山のひとつに数えられ、西国三十三所の第二十番札所としても知られている古刹。
西山の中腹に位置しているため、遠くは東山連峰や比叡山まで望むことができます。
約3万坪もの境内には、彼岸桜、しだれ桜、山桜、牡丹桜など、約500本もの桜があり、山全体が薄紅色に染め上げられる様は圧巻のひと言。
京都盆地の大パノラマと桜の絶景はまさに天空の桜の園、平野部の寺社では味わえない大迫力のお花見が楽しめます。
経堂脇に咲く樹齢約300年のしだれ桜「桂昌院お手植え桜」は、もみじとの合体木で二本の古木が絡み合った結び木となっている珍しい桜です。
荘厳で気品に満ちた桜は、平成19年(1999年)のJR東海「そうだ 京都、行こう。」春のキャンペーンのポスターとなり、全国的にその名を知られることになりました。
釈迦堂、薬師堂、白山社さくら苑など境内いたるところで桜の花見を楽しむことができます。
春の桜だけでなく、秋には全山が燃えるような紅色に染まり、紅葉の名所としても知られています。
また、樹齢600年以上、全長37m、国の天然記念物「遊龍の松」の緑と桜とのコントラストも必見です。
西山の大スケールの桜と京都盆地の大パノラマを同時に楽しめるのが善峯寺の魅力です。
【例年の見頃】4月上旬

善峯寺ご由緒

善峯寺は山号を西山(にしやま)と言い、善峰観音宗の本山寺院で御本尊は十一面千手観世音菩薩をお祀りする西山の中心的な寺院です。
西国三十三所観音霊場、第20番札所として人々の厚い信仰を集めています。
平安時代の長元2年(1029年)に源算上人により開山。源算上人は比叡山横川(よかわ)の恵心僧都(えしんそうず)<源信>に師事。
47歳の時に入山し、小堂に御自作の千手観音を本尊として奉安されました。
長久3年(1042)には、後朱雀天皇勅命により、洛東鷲尾寺の仁弘法師(にんこうぼうし)御作の千手観音を当山に遷し本尊とし、先の観音像を別に祀られました。
長元7年(1034年)には、後一条天皇より鎮護国家の勅願所と定められ「良峯寺」の寺号が下賜されました。
鎌倉時代の建久3年(1192)後鳥羽天皇より現在の「善峯寺」の宸額が下賜され、白河天皇や後花園天皇により伽藍が寄進整備され、後嵯峨天皇や後深草天皇など皇室の御崇敬をうけました。
応仁の乱により大半の堂宇が焼失しましたが、江戸時代5代将軍・徳川綱吉公の生母である桂昌院(けいしょういん)が大檀那となり、鐘楼・観音堂・護摩堂・鎮守社・薬師堂・経堂などの多くの堂宇が復興され、幾多の貴重な什物が寄進されました。
西山の山麓に広がる3万坪もの境内は、四季折々の趣がある花の名所としても広く知られ、春は桜の開花後は、ボタン・ツツジ・石楠花(シャクナゲ)、初夏には色とりどりの紫陽花、夏には青もみじ、秋には秋明菊(しゅうめいぎく)に彩られ、秋は紅葉で山全体が赤や黄色の錦繍に染まり、冬には南天や椿が境内を彩ります。
京都盆地が一望の大パノラマは洛中の寺院では味わえない大迫力。樹齢600年以上、全長37m、国の天然記念物「遊龍の松」も必見です。

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(情報提供:とっておきの京都プロジェクト事務局)

スポット情報

エリア名西京
スポット名善峯寺
所在地京都市西京区大原野小塩町1372
アクセスJR向日町駅、阪急東向日駅から、阪急バス66番(善峯寺行き)に乗車、終点善峯寺下車、徒歩8分。
※冬季(1月6日~2/月)は手前の小塩バスまでの発着
拝観時間8:30(土日祝日は8:00)~17:00(16:45受付終了)
拝観料大人:500円、高校生:300円、小・中学生:200円
TEL075-331-0020
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