三栖閘門のイチョウの黄葉♪日本唯一の河川港 伏見港のシンボル
豊臣秀吉が築き、江戸時代以降は幕府直轄地として整備された伏見港、昭和の前半まで大阪と京都を結ぶ河川水運の拠点として、日本唯一の河川港として繁栄していました。
昭和37年(1962年)に港としての役割は終えましたが、現在は伏見十石舟などが行き来する貴重な水辺となっています。
三栖閘門(みすこうもん)は淀川舟運全盛期、伏見港の濠川と宇治川との水位差を調整し、船が通航できるように昭和4年(1929年)に建設された水門です。
すぐ脇には操作室として使われていた建物を改修した「三栖閘門資料館」があり、三栖閘門の歴史や仕組み、淀川舟運の変遷を分かりやすく紹介しています。
平成15年(2003年)には三栖閘門周辺を「伏見みなと広場」として整備、さらに令和3年には国土交通省の「みなとオアシス」にも登録され「みなと」を核としたまちづくりを一層促進しています。
大阪と伏見を結ぶ、淀川舟運の船着き場や遊歩道の整備、バリアフリー化を実施し、今まで以上に地元住民や観光客の水辺の憩いの場所になっています。
【イチョウの黄葉の見どころ】※見頃は例年12月上旬~中旬
三栖閘門資料館の広々としたスペースに、イチョウの一本木が天に向かって聳えています。
三栖閘門の閘門の扉を上下げさせる高さ16mの「扉室の塔」とのコントラストは、絶句のフォトジェニックスポットです。
特に晴れた日の青空、扉室の塔の白色、扉の赤、芝生の緑、そしてイチョウの黄色との取り合わせは、まるで一枚の風景画のようです。
※写真提供:伏見百景編集委員会
スポット情報
エリア名 | 伏見 |
---|---|
スポット名 | 三栖閘門 |
所在地 | 京都市伏見区葭島金井戸町 |
アクセス | 京阪本線中書島駅下車、徒歩約10分 |
見学料 | 無料(三栖閘門資料館も無料、9:00~16:30/月曜休館、4月、5月、10月、11月の月曜日および月曜日が祝日の場合は開館) |
TEL | 平日:072-861-6801(淀川管内河川レンジャー中央流域センター) 休日:072-843-2861(淀川河川事務所 集中管理センター) |
URL | https://www.kkr.mlit.go.jp/yodogawa/shisetu/misu-museum/annai/index.html |
(情報提供:とっておきの京都プロジェクト事務局)
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