長岡天満宮「キリシマツツジ」真紅のトンネル@京都西山
長岡天満宮の御鎮座である長岡の地は、菅原道真公が御生前に在原業平らと共に、しばしば遊んで詩歌管弦を楽しまれた縁深い場所。
境内にある「八条ヶ池」の中堤でもある参道沿いには、約100株・樹高約2.5mもの「キリシマツツジ」が真紅の花を咲かせています。
樹齢は約170年前後と推定されており、長岡京市の天然記念物にも指定されています。
八条ヶ池ではキリシマツツジに続き、初夏にかけてアヤメ、ショウブ、カキツバタ、紅蓮などが次々と花を咲かせます。
開花状況は長岡天満宮公式インスタグラム、公式ホームページにて随時更新していますので最新情報をご確認ください。
八条ヶ池の歴史
八条ヶ池は桂離宮を造営した八条宮智忠親王により、寛永15年(1638年)に築造。西山連峰の天王山から愛宕山まで、悠々とした風景を借景とし、天満宮の前庭として社観を高めると共に、灌漑用水としての役割を果たしています。
京都西山屈指の花の名所として知られており、早春の梅、春の桜、4月中旬からは真紅のキリシマツツジの群生、初夏はアヤメ、カキツバタ、花菖蒲、夏は睡蓮、秋は紅葉と四季折々の花に彩られます。
長岡天満宮ご由緒
菅原道真公が太宰府へ左遷された時、この地にお立ち寄りになり「我が魂長くこの地にとどまるべし」と名残を惜しまれた縁故によって、公御自作の木像をお祀りしたのが長岡天満宮のはじまりと伝えられています。
創立年月は不明ですが、応仁の乱で兵火に罹り社殿が消失し、明応7年(1498年)に再建したとの記録が残っています。
皇室の崇敬が篤く、度々の御寄進御造営をうけ、寛永15年(1638年)には八条宮智忠親王によって「八条ヶ池」が築造され、堤の両側には、樹齢百数十年のキリシマツツジが多数植えられており、その見事さは我が国随一とも言われ、まるで「真紅の壁」が聳え立つかのようです。
現在の御社殿(御本殿、祝詞舎、透塀)は、昭和16年(1941年)に平安神宮の御社殿を拝領移築したものです。
(情報提供:とっておきの京都プロジェクト事務局)
エリア名 | 京都西山 |
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スポット名 | 長岡天満宮 八条ヶ池 |
所在地 | 長岡京市天神2-15-13 |
アクセス | 阪急京都線長岡天神駅から徒歩10分、JR京都線長岡京駅から徒歩20分、または阪急バス1・12・80系統乗車→長岡天満宮前下車、7・10・11・20系統乗車→文化センター前下車 |
TEL | 075-951-1025 |
URL | https://nagaokatenmangu.or.jp/ |
https://www.instagram.com/nagaokatenmangu/ |
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