京都定期観光バス♪秋の限定コース~京都もみじ紀行~高雄散策と石仏、紅葉名所めぐり

定期観光バスで京都市郊外の紅葉名所の高雄と奥嵯峨へ行きませんか?京都の中でも、いち早く紅葉が楽しめる高雄エリアへご案内いたします。世界遺産登録の「高山寺」(こうさんじ)では、表参道の紅葉のトンネルや、境内を覆いつくさんばかりの紅葉をお楽しみください。昼食は「高雄もみぢ家」にて「紅葉弁当」に舌鼓ください。
昼食後は、石段、楼門と紅葉が織りなす絶景の「神護寺」、清滝川にかかる指月橋からの参道を彩る「西明寺」など、高雄や槇尾散策を、各自にてお楽しみください。嵯峨野にある「あだし野念仏寺」は、境内を囲む紅葉と石仏のコントラストが美しく、ぜひご覧いただきたいおすすめの紅葉スポットです。
定期観光バスなら、バスガイドさんの楽しくためになるお話しを聞け、自身で車の運転することも無くラクラク移動。昼食付なので食事の心配も不要です。バスの発着は京都駅(烏丸口)でアクセスも抜群。今年の秋は、高雄で紅葉を満喫しませんか?
※高山寺石水院、神護寺、西明寺の拝観は別料金となります。
※気候・自然条件等により花の紅葉の見頃の時期と運行期間が合わない場合があります。
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栂尾山 高山寺~国宝「鳥獣人物戯画」で知られる世界遺産登録の寺院~

高山寺(こうさんじ)は、国宝「鳥獣人物戯画」を所蔵する寺院として広く知られており、世界文化遺産にも登録されています。奈良時代(744年)に創建され、当初は神護寺の別院でしたが、建永元年(1206年)明恵(みょうえ)上人が後鳥羽上皇より寺域を賜り、名を高山寺として再興されました。明恵上人が茶祖・栄西から禅の教えを受けた際に贈られた茶種を山内に播いて栽培を始めたことから、日本のお茶の発祥地でもあります。現在でも「日本最古之茶園」碑が立つ茶園では5月中旬に茶摘みが行われています。
国宝「石水院」は、一重入母屋造(いりもやづくり)の建物で、明治22年(1889年)に現在地へ移築され、住宅様式に改変されました。落板敷の中央に、小さな善財童子(ぜんざいどうじ)像が置かれ、この像のシルエット越しの紅葉の風景は、表参道の正方形の石敷きが並ぶ風景と共に、高山寺きってのフォトスポットとして人気です。石水院や表参道だけではなく全山が真紅や黄色に染め上げられ錦繍に包まれます。
※国宝・石水院の拝観料は各自負担となります。

高雄山 神護寺~弘法大師・空海ゆかりの寺院~

神護寺は高雄山の中腹に建つ高野山真言宗の別格本山。和気清麻呂により高雄山寺として建立されました。その後、国家安泰を祈願した神願寺と合併し、寺名を神護国祚真言寺(略して神護寺)と改めました。和気清麻呂没後は弘法大師・空海に委ね、真言宗立教開宗の礎を築きました。国宝の薬師如来像をはじめ、平安時代から鎌倉時代かけての多くの寺宝や日本三名鐘「三絶の鐘」を有することでも知られています。
神護寺へは清滝川に架かる高雄橋から約400段の石段を上らないといけませんが、参道は楓の木に覆われており、紅葉の美しさに気が付けばあっという間に楼門に到着します。参道途中には茶店もあるので、紅葉の絶景を眺めながらの一服も楽しみのひとつ。楼門を抜けた境内には、金堂・御影堂をはじめとした数々の堂宇と紅葉のコントラスト、最奥部にある地蔵院前からは“錦雲渓”とも称される絶景の渓谷美が楽しめます。また、疫病退散や魔除けなどの願いを込めて素焼きの皿を投げる「かわらけ投げ」発祥の地としても知られており、紅葉に覆われた“錦雲峡”に向かい投げ、風に乗って遠くまで飛ばすことができれば願いが叶うとされています。
※神護寺の拝観料は各自負担となります

槙尾山 西明寺~倍になって帰ってくる御守り「倍返りのお守り」~

西明寺(さいみょうじ)は清滝川に掛かる指月橋(しげつきょう)を渡った先にある、真言宗大覚寺派の寺院。平安時代の天長年間に空海の高弟、智泉が神護寺の別院として創建されたと伝えられています。現在の本堂は元禄年間に江戸幕府三代将軍・徳川家光の側室で五代将軍・綱吉の生母である桂昌院の寄進により再興されました。
堂内には、運慶作と伝わる清凉寺式の立像の本尊釈迦如来像(重要文化財)や千手観世音菩薩像(重要文化財)、愛染明王像など多数の仏像が安置されています。
紅葉の見どころは、紅葉に覆われた指月橋から始まります。その先には紅葉の風景を額縁に見立てた表門があります。境内のいたるところに楓が植わっており鐘楼と本堂の周辺は特に人気のフォトジェニックなスポットです。
本堂の右手にある聖天堂には商売繁盛、家庭円満を司る歓喜天が祀られており「倍返りのお守り」を授与されています。この御守りは、商売繁盛を司る歓喜天にちなみ、お金が入ってくることだけを願うのではなく、出ていくお金に感謝することで“倍になって帰ってくる”という意味を込めています。実際に倍返りのお守りを持ち歩くようになってから「宝くじが当たった」という人もいるそうで、開運の御守りとして密かな人気です。
※西明寺の拝観料は各自負担となります

創業百十余年の老舗旅館でのご昼食

昼食場所は高雄の料亭旅館「もみぢ家本館 高雄山荘」にて「紅葉弁当」をご用意しております。もみぢ家の創業は明治40年(1907年)、百十余年の歴史を紡いできた老舗旅館です。
江戸時代から山林業を営み、北山杉を中心に造林していた山本家が、先祖代々神護寺、高山寺の信徒総代をしており、それまでにも参拝者を泊めたり、料理を出したりしていたことに始まります。
その後、参拝者向けの旅館を家業とし、現在では高雄を代表する旅館となっています。高台に位置し、館内から清滝川沿いの山々の紅葉の絶景が一望できるのも魅力です。

あだしの念仏寺~約八千体もの石仏群を彩る紅葉~

あたしの念仏寺は、華西山東漸院(かさいざんとうぜんいん)と号する浄土宗の寺院。古くは京の人々の葬地として知られ、和歌では「化野の露」として人生の無常をあらわす枕詞にも使われていいます。寺伝によれば、弘法大師空海が五智山如来寺を開創され、その後、法然上人の常念仏道場となり、現在は華西山東漸院念仏寺と称しています。
境内に奉る多くの石仏・石塔は化野一帯に葬られた人々のお墓であり、何百年という歳月を経て無縁仏と化し、山野に散乱埋没していました。明治中期に地元の人々の協力を得て集め、極楽浄土で阿弥陀仏の説法を聴く人々になぞらえ配列安祀し、賽の河原に模して「西院(さい)の河原」と名付けられました。秋には約8,000体もの石仏・石塔群を紅葉が彩り、竹林や常緑樹の緑との美しいコントラストを見せてくれます。

スポット情報

エリア名高雄
イベント名~京都もみじ紀行~高雄散策と石仏、紅葉名所めぐり(コース番号:AI)
運行日と発車時間2023年11月1日(水)~11月30日(木)の毎日運行
※京都駅(烏丸口)のりば9:30発車(所要:約6時間30分)
料金(お一人様)大人:10,300円、小児6,800円
アクセスJR京都駅中央口を出て左手(新幹線中央口を出て右手)、伊勢丹百貨店前がのりばです。地下鉄でおこしのお客様は京都駅出入口6番をご利用ください
申し込み075-672-2100(京都定期観光バス予約センター)
営業時間:7:40~20:00
ネット予約https://resv.kyototeikikanko.gr.jp/Teikan/dispcourse/dispcoursedetail.aspx
URLhttps://resv.kyototeikikanko.gr.jp/Teikan/Web/Default.aspx

(掲載日:2023年9月17日 情報提供:京阪バス