令和7年度岩屋神社秋祭♪神幸祭(発輿祭・還幸祭)2025年10月19日@京都山科

DATE 10月19 2025 - 10月19 2025
TIME 7:30 AM - 5:00 PM

山科一之宮であり山科最古の神社である岩屋神社。
地元では「岩屋明神・岩屋さま」と親しみ込めて呼ばれている山科の産土神で、神代の時代から鎮座する古社。
岩屋神社では、古来五穀の豊穣を神様に感謝申し上げる秋祭である令和7年神幸祭を10月1日から19日まで執り行います。
神幸祭とは神様の御分霊を神輿にお遷し申し上げ、氏子区域内を渡御し、御神徳をいただくお祭りです。
岩屋神社は大宅(おおやけ)、大塚、椥辻(なぎつじ)、井上町、小野、厨子奥(ずしおく)、日の岡、御陵(みささぎ)の各氏子区域を三社の神輿が巡幸します。
古来より「山科祭り」と称して神社から神輿が発輿し、氏子区域をねり歩きましたが、現在では広範囲ということもありトラックにて巡幸しています。
各氏子地域には子供神輿もでき、地域社会の親睦と発展に一翼を担っている行事となっています。
かつては、旧暦の9月9日(新暦の10月16日)に行われていましたが、昭和30年代の高度経済成長期に10月10日(スポーツの日)となり、平成12年(2000年)度より10月第3日曜日に変更され斎行されています。
岩屋神社に社殿のなかった古代、神幸祭は奥ノ院より神籬に御霊を遷し、お旅所に神幸していただく神籬祭祀の形をとっていたものと考えられています。
約1100年前に社殿が創建された後、現在のような御神幸祭が執り行われ、氏子衆により神幸祭の歴史と伝統を連綿と紡ぎ続けています。

岩屋神社秋祭(神幸祭)

■開催日時
10月 1日(水)9時より 月次祭・神輿洗いの儀・神輿飾り
10月18日(土)19時より 遷御祭(御霊遷し祭)
10月19日(日)7時30分より 発輿祭 午前9時より神幸祭
10月19日(日)15時30分より 還幸祭(御霊遷し祭)
■開催場所:岩屋神社境内および氏子地域
(京都市山科区大宅中小路町67)
※神輿はトラックに載せて各氏子地域を巡幸します
※状況により時刻が変更になる場合があります

岩屋神社ご由緒

岩屋神社は山科地域の産土神で、山科一之宮であり山科最古の神社。
氏子地域は、大宅(おおやけ)、大塚、椥辻(なぎつじ)、井上町、小野、厨子奥(ずしおく)、日の岡、御陵(みささぎ)と山科盆地一帯の広範囲に及びます。
その起源は社殿背後の山腹にある、奥之院また岩屋殿と称する「陰岩」と「陽岩」の両巨岩で、まだ参拝設備のなかった時代の石座信仰の名残で、発祥は仁徳天皇31年(古墳時代中期)と伝わっています。
後年、宇多天皇の御世の寛平年間(889年~898年)に「陽岩」に天忍穂耳命(あめのおしほみみのみこと)をお祀りし、「陰岩」には栲幡千々姫命(たくはたちぢひめのみこと)の夫婦二柱を、また岩前小社に大宅氏の祖神として、夫婦二柱の皇子・饒速日命(にぎはやひのみこ)をお祀りしました。
平安時代の治承年間(1177年~1180年)に園城寺(三井寺)僧徒によって社殿が焼かれ、旧記も失われましたが、鎌倉時代の弘長2年(1262年)に再建されました。
現存する古代木製高麗狛は当時のものです。また、中世に東・西・上の岩屋三社と呼ばれた神社は東岩屋が岩屋神社、西岩屋が山科神社、上岩屋は不明です。
【本殿御祭神】
○天忍穂耳命(あめのおしほみみのみこと)
別名正哉吾勝勝速日天忍穂耳命(まさかあかつかちはやびあめのおしほみみのみこと)と称し、天照大神の太子であり、当社饒速日命の父神です。家内安全、厄除、勝運の神様として崇敬されています。
○栲幡千々姫命(たくはたちぢひめのみこと)
高皇産霊命の女、天忍穂耳命の妃で饒速日命の御母。別名万幡豊秋津師比女(よろずはたとよあきつしひめ)ともいい、織物に功績著しい神様で機織り染め物関係の守護神として崇敬されています。子授け・安産の神様としても信仰されています。
○饒速日命(にぎはやひのみこと)
前記二柱の夫婦神の皇子で、別名天火明櫛玉饒速日命(あめのほあかりくしたまにぎはやひのみこと)といいます。怪我腫物、病気平癒の神様で、交通安全祈願の神様としても崇敬されています。

(情報提供:山科旅感)

エリア名山科
イベント名岩屋神社秋祭(神幸祭)
開催日程2025年10月1日(水)~19日(日)
※神幸祭(発輿祭・還幸祭)は19日(日)7:30~
開催場所岩屋神社および氏子地域
※神輿はトラックに載せて各氏子地域を巡幸します
所在地京都市山科区大宅中小路町67
アクセス山科駅より京阪バス26・22・27系統、京都駅八条口より京阪バス311系統、地下鉄東西線小野駅より京阪バス22系統に乗車、大宅(おおやけ)バス停下車徒歩約10分。
京都駅八条口より京阪バス303系統に乗車、京都橘大学バス停下車徒歩約10分、または301・305系統に乗車、大宅中学校(橘大学下)バス停下車徒歩約12分。
地下鉄東西線椥辻駅下車徒歩約20分(1.3km)
拝観料境内自由
TEL075-761-6639
URLhttps://www.iwayanomori.org/shrine/