京都伏見 金札宮春季大祭「神幸祭」神輿巡行(2024年5月12日)

DATE 05月12 2024 - 05月12 2024
TIME 9:30 AM - 4:30 PM

伏見で最も古い神社のひとつで金運や商売繁盛などのご利益があるとされる金札宮(きんさつぐう)。
2024年5月12日()に、春季大祭「神幸祭」神輿が巡行されます。昨年に引き続き、本格的な神輿巡行となります。
金札宮神幸祭は、氏子地域の安全や繁栄を祈願し行われている神事で、伏見呉竹の里が1年でイチバン熱くなる日。
神事が執り行われた後、午前9時30分に金札宮を出発、17時に宮入となります。ふれ太鼓を進行の合図に、神職を先導に巫女、神輿が続きます。
伏見呉竹の里に鎮守する金札宮の神事・祭典をより多くの方々に鑑賞・参加していただき、この地域をこころ和む素敵な街町になりますよう願いを込めながら巡行いたします。
神輿進行の先導にふれ太鼓でお知らせしますので、順路の沿道にてご覧ください。神輿を担ぐ場所が限られていますので、途中は神輿台車にて巡行いたします。
神輿組白菊會・ご奉仕者が進む際には、神輿の担い手に声援を賜り、応援とご参奉をお願いします。大手筋では御神輿を童男童女が曳く、みこし祝い綱曳きの体験を予定をしておりますので、より一層の応援をお願いします。
◆チラシのダウンロードはこちらをクリック
【ご寄進・ご献燈のお願い】
境内・道路側の提燈飾りを募集しております。詳細は金札宮社務所までお問合せください。神輿の担い手も募集しています。募集詳細は奉仕団体の神輿組白菊會にご相談ください。
(ご案内)
※荒天時は中止、小雨は巡行範囲が縮小となります。

「神幸祭」神輿巡行について

金札宮の神輿巡行は、明治初期に作られた神輿の老朽化と担い手不足のため、昭和33年(1958年)頃に巡行が行われなくなりました。
神輿巡行が行われない間は舞楽などが奉納されていましたが、平成21年(2009年)に神輿巡行復活の機運が地域で高まり、神輿組白菊會が発足。神輿の補修、担い手の確保などの巡行の準備を行い、平成22年(2010年)5月の春季大祭にて、52年ぶりに神輿巡行が復活しました。
【2024年巡行径路(予定)】
★休憩箇所
09:30      金札宮出発
09:40~10:00★ 板橋小学校
(童男童女の身体健康を祈念し白菊水の献水の儀)
10:20~10:30★ 南部町公園
10:40~10:50★ 甲田工業所
11:40~11:50★ 稲垣木材
12:10~12:40★ キンシ正宗
13:20~13:30★ 田口邸
13:40~13:50★ 月桂冠(昭和蔵)
14:00頃      大手筋商店街
(童男童女でのみこし祝い綱曳き)
14:30~14:40★ みずほ銀行伏見支店
15:25~15:35★ 小野米穀店
16:30頃     神社宮入・還幸祭
※当日の天候状況・道路状況の都合により、巡行時間・順路の多少の変更が出る場合があります。
※悪天候時は中止となり、安全第一を重視する事をご容赦ください。
※無事行事執行できる様、皆様のご協力をお願いします。

神輿組白菊會の由来

私たちは神社のご祭礼の奉仕を目的とさせていただいております白菊會と申します。2009年12月に発足致しました神輿組です。
以前、神社の集まりがあった折に同席させていただきました際、宮司さんの話の中に御神輿の件がありました。
旧社地である程近くの学校で参拝できれば結構なことだと言われました。そして御神輿を拝見させていただいた時、心がときめいたと申しましょうか血が騒いだと申しましょうか、メラメラと伏見魂に火が付いたわけです。
正直、最初はとても担げる状態ではありませんでした。
修復しなければならないことと、52年間も止まっておりました神輿渡御を再開するのですから、一筋縄ではいきません。神社の方で役員会を重ね、話し合いの中、準備期間を考え早くとも3年先あるいは10年先という意見が大半でした。
しかし、宮司さんの熱意ある言葉に心を打たれ、私の体を稲妻が走り「よっしゃやったるで!」と突き動かされるものを感じたのです。
これまで色んな方のお力添えがあり、御神輿を巡行させていただくまでに至りましたことを喜んでおります。神様のご真意と申しますか、神の為せる業ではないでしょうか?
驚くほど次々に事が運び、まだまだ古いままの状態ですが、2010年5月に御神輿を担げるまでになりました。
私たち白菊會の会員のほとんどが、生まれ育まれた酒処の城下町・伏見に恩恵を享けています。この伏見の町がより一層繁栄し益々発展していくことのお手伝いができれば幸いです。諸先輩方のご指導ご鞭撻賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

金札宮ご由緒

金札宮(きんさつぐう)は旧久米村の産土神として崇敬されており、天平勝宝2年(750年)の創建と伝えられる、伏見で最も古い神社のひとつ。
ご祭神は天太玉命(アメノフトダマノミコト)、天照大御神(アマテラスオオミカミ)、倉稲魂命(ウカノミタマノミコト)の三柱で、天太玉命は産業の神として知られ、末社にお祀りしてある恵比須神とともに、開運の宮・幸運を呼ぶ宮として地域の人々の崇敬を集めています。
金札宮の名は、社殿を建設中に突然、天から金の札が舞い降りた伝説に由来しています。観阿弥の作の能の謡曲「金札」は、この縁起から生まれたものです。
境内にそびえる京都市指定天然記念物に指定の御神木のクロガネモチ(黒鉄黐)の木は「苦労がない金持ち」という語呂合わせから、金運や出世運アップをもたらす縁起の良い木として知られています。
社務所では「金運守」の授与があり、金運・開運を求めて参拝される方が絶えません。通りの向かい側に佇む薩摩藩ゆかりの大黒寺は、境内から縁起の良い「金運清水」がこんこんと湧き出ており、拝観者は自由に飲むことができます。近年、金札宮と大黒寺の2社寺は「伏見の金運・開運2大パワースポット」として人気を集めています。
また、境内にはかつて「白菊井」があり、名水の地・伏見にふさわしい伝説も残っています。

<白菊井伝説>
伏見の久米の里に翁が住んでおり、白菊を育てていました。ある年、雨が全く降らずに干ばつとなり、稲が枯れかかった時に、翁が白菊の露をそそぐと、そこから清水がこんこんと湧き出たと伝わっています。御神体のひとつ、天太玉命はこの白菊翁(白菊大明神)とされています。

<謡曲「金札」>
現代にまで伝わる能の謡曲「金札」は、金札宮の縁起を表したもので、観阿弥の作と伝わっています。桓武天皇の平安遷都の際、伏見の里に社殿造営のため、勅使が下向し、神のお告を持ってると、天から金の御札が降ってきました。それに天太玉命がこの国を護るため、この地に住むと書かれています。天太玉命の降臨と、その神威を示し、天下泰平を讃えたものです。

<クロガネモチの木(京都市指定天然記念物)>
ひときわ高く境内に聳えるクロガネモチの木は、樹齢1,200年に達するとも言われるご神木で、京都市の天然記念物にも指定されています。地上数メートルのところから大枝が分かれ、伸長して整った樹冠を形成しています。
樹高10.6m、胸高周囲2.19mでクロガネモチとしては大きなものです。クロガネモチは雌雄異株で、この木は雌木であり、冬季には木々いっぱいに赤い実を付け、ご神木としての霊気に満ちています。

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(掲載日:2024年4月25日 情報提供:金札宮

エリア名 伏見
イベント名 金札宮春季大祭「神幸祭」
開催日時 2024年5月14(日)9:30~ ※荒天時は中止、小雨は巡行範囲を縮小し実施
開催場所 金札宮および周辺一帯
所在地 京都市伏見区鷹匠町8
アクセス 京阪本線丹波橋駅・近鉄京都線丹波橋駅下車、徒歩約7分
チラシ ダウンロードはこちらをクリック
TEL 075-611-9035(寄進・献燈、神輿の担い手募集もこちら)
URL http://www.kinsatsugu.jp/