京都伏見「千姫まつり 千姫行列」が2023年4月29日に12年ぶりに開催(伏見御香宮 )
徳川家康の孫娘である千姫にちなんだ「千姫まつり」が御香宮神社および周辺にて11年ぶりに開催。千姫の生まれた地が伏見城の徳川屋敷で伏見とはゆかりが深く、2009年から2012年まで市民グループ有志により、千姫に扮した子供たちが練り歩く「千姫まつり」を開催していました。諸般の事情で途絶えていましたが、姫路市をはじめとした他のゆかりの地域で千姫を顕彰する動きが活発になり、伏見においても再開の機運が高まり2023年4月に12年ぶりに復活。
4月29日は、桃山時代の装束を纏った男女が「千姫行列」として伏見城や御香宮神社を中心に大手筋界隈を練り歩きます。30日は御香宮神社にて千姫の初誕生祝いに奉納された、通称「千姫神輿」を13時から15時まで特別公開し茶会を催します。千姫神輿は日本一重い神輿(六百貫≒約2.3トン)として氏子の自慢の神輿ですが、あまりの重さに担ぎ手が足らず、昭和36年(1961年)以降担がれておらず、現在は境内見所に保管されており祭礼期間中のみ見学ができます。
【千姫とは】
千姫は慶長2年(1597年)に伏見城内の徳川屋敷で生まれました。。父は徳川秀忠、母は浅井長政の三姉妹の末娘である浅井江(ごう:お江の方子)です。7歳で豊臣秀頼にお輿入れし大坂城に入りました。しかしながら大坂夏の陣で秀頼が自害し死別、後に本多忠刻(ただとき)の正室となり、姫路城で暮らしましたが、またも忠刻とも死別。その後は江戸で暮らし忠刻らの菩提を弔うため天樹院(てんじゅいん)と号し出家。実弟の三代将軍家光を補佐し将軍家を支えました。
※チラシのダウンロードはこちらをクリック
千姫まつり参加者募集と開催概要
■開催日時:
4月29日(土祝)9:00~16:00頃
4月30日(日)12:30~16:00頃
■開催内容:
4月29日 (土祝)御香宮神社参拝後、 伏見桃山城へ移動。、その後伏見大手筋商店街を歩きます
4月30日(日)に御香宮神社て、徳川秀忠寄進の千姫神輿をご開帳(特別公開)、お茶会を開催
■集合時間・場所:8:30/御香宮神社参集殿
■参加費:大人 8,000円 子供 3,500円
■募集人数:100名(先着順、満員になり次第締め切り)
■申込方法:お電話にてお申し込み、お問い合わせください
※京都千姫顕彰会:080-3346-9445(担当:小島)
■主催:京都千姫顕彰会
■後援:伏見区老人クラブ連合 、京都府教育委員会、京都市教育委員会、伏見区役所、伏見大手筋商店街、納屋町商店街、風呂屋町商店街、竜馬通り商店街、中書島商店街、伏見区社会福祉協議会、橘会、伏見ライオンズクラブ・JA山城農協
御香宮神社ご由緒
御香宮神社(ごこうのみやじんじゃ・ごこうぐうじんじゃ)は伏見・桃山・向島地区の産土神で、創建年代は不詳とされています。通称「御香宮」とも呼ばれています。創建年代は不詳とされています。神功皇后を主祭神とし、仲哀天皇・応神天皇他に六柱の神を祭ります。神功皇后の神話伝承から日本第一安産守護之大神として広く信仰を集めています。
当初は「御諸神社」と称しましたが、平安時代の貞観四年(862年)に、境内から「香」の良い水が湧き出たため、 清和天皇から「御香宮」の名を賜りました。湧水は「御香水」として環境庁の名水百選に選定されています。 「石井の御香水」として伏見の七名水のひとつに数えられ、徳川義直、徳川頼宣、徳川頼房はこの水を産湯として使ったと伝えられています。
豊臣秀吉は天正18年(1590年)に伏見城築城時、城内に移し鬼門除けの守護神として勧請。社領三百石を寄進しました。その後、徳川家康により慶長10年(1605年)に、元の地に本殿を造営し社領三百石を寄進しました。 慶応4年(1868年)の伏見鳥羽の戦では官軍(薩摩藩)の屯所となりましたが幸いにして戦火は免れました。 毎年10月の神幸祭は、伏見九郷の総鎮守の祭礼とされ、古来「伏見祭」と称せられ「洛南の大祭」として聞こえている。
本殿は慶長10年(1605年)に徳川家康の命により京都所司代坂倉勝重を普請奉行として着手建立され、国の重要文化財に指定されています。江戸時代の社殿修復時には伏見奉行に出願し、費用は紀伊、尾張、水戸の徳川三家の御寄進金を氏子一般の浄財でもって行われました。また大修理時には、神主自ら江戸に下って寺社奉行に出願し徳川幕府直接の御寄進を仰いだ例も少なくなかったとされています。
拝殿は寛永2年(1625年)に紀州徳川家初代の徳川頼宣の寄進により建立。現在は京都府指定文化財。桁行七間、梁行三間、入母屋造、本瓦葺の割拝殿。 正面軒唐破風は手の込んだ彫刻によって埋められている。
表門は元和8年(1622年)、水戸光圀の父・徳川頼房により、伏見城大手門を拝領して寄進。国の重要文化財に指定されています。三間一戸、切妻造、本瓦葺、薬医門、雄大な木割、雄渾な蟇股、どっしりと落ち着いた豪壮な構えは、かつて伏見城の大手門であった貫禄を物語っています。
(掲載日:2023年04月20日 情報提供:京都千姫顕彰会)
エリア名 | 伏見 |
---|---|
イベント名 | 千姫まつり |
開催場所 | 御香宮神社 |
所在地 | 京都市伏見区御香宮門前町174 |
アクセス | 近鉄京都線桃山御陵前駅から徒歩2分、京阪本線伏見桃山駅から徒歩3分、JR奈良線桃山駅から徒歩5分 |
開催日時 | 4月29日(土祝)9:00~16:00頃 4月30日(日)12:30~16:00頃 |
参加費 | 大人 8,000円 子供 3,500円 |
予約問い合わせ | 京都千姫顕彰会:080-3346-9445(担当:小島) |
チラシ | ダウンロードはこちらをクリック |
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