醍醐寺 五大力尊仁王会(五大力さん)2月23日開催(京都伏見)
真言宗醍醐派の総本山、 醍醐山では毎年2月23日「五大力さん」として親しまれている「五大力尊仁王会」が営まれます。五大明王(不動明王、降三世明王、軍荼利明王、大威徳明王、金剛夜叉明王)の力を授かり、その化身である五大力菩薩によって国の平和や国民の幸福を願う行事で、醍醐天皇の時代、西暦907年から連綿と続いています。
金堂では国家安全、全ての人々の「七難即滅」「七福即生」を願った仁王会法要が行なわれ、御影(みえい)が授与されます。また、金堂前特設舞台では「餅上げ力奉納大会」が行われます。力自慢の男女が巨大な鏡餅を持ち上げてその力を奉納し、無病息災・身体堅固を祈ります。男性は150㎏、女性は90㎏もの紅白の大鏡餅を抱え上げて、その時間を競いあいます。
盗難・災難除けのお札「御影(みえい)」は、京都の町屋や老舗はもちろん、各家庭の出入り口に貼られています。このお札を求めて、早朝から夕刻まで人の列が途切れることがありません。全国から十数万人の参拝者が訪れるこの仁王会は、醍醐寺最大の年中行事として知られています。
※コロナ感染症の拡大状況により詳細内容は変更となる場合があります。
【大力尊御影】
五大力前行法要で祈りを込められた御影、懐中守は、ご本尊「五大力尊」の分身として、昼夜を問わず影の形に従うが如くその人の御身を守り、家を護り、あらゆる災難を払い除け、その身は無事息災、一家は安泰隆昌になります。家の玄関など出入り口の目に付くところに貼って頂き、お出かけの際、心に力と安心を頂いてください。また、常に持ち歩ける五大力尊懐中守もございます。五大力尊御影は家を護り、懐中守は人を護ります。
【奉納「五大力尊のぼり」のご案内】
総本山醍醐寺では、恒例2月23日「五大力尊仁王会」の大法要に際し、ご信心の皆様より 「五大力尊のぼり」のご奉納をいただいております。 皆様方の七難即減・七福即生の祈りをこめ、法要当日境内一円にのぼり を掲げご祈念いたしております。
○名称:五大力尊のぼり
○色:白・赤・黄・緑・紫
○奉納料:1本 10,000円
○申込み方法:住所、氏名、電話番号を同封のうえ、現金書留にて五大力尊のぼり」係あてに郵送ください。
※のぼりを掲げる場所指定は、お引き受けいたし兼ねますので予めご了承ください。
<当日の行事日程>
9:00 | 五大力尊仁王会厳修/金堂 |
〃 | 五大力尊仁御影授与/金堂 |
〃 | 柴灯護摩特別祈願/柴灯護摩道場 |
10:00 | 奉納「餅上げ」小学生の部/金堂前特設舞台 |
11:00 | 五大力尊仁王会厳修/金堂 |
12:30 | 奉納「餅上げ」女子の部90㎏/金堂前特設舞台 |
13:30 | 奉納「餅上げ」男子の部150㎏/金堂前特設舞台 |
14:30 | 五大力尊仁王会厳修/金堂 |
16:30 | 柴灯護摩特別祈願終了/柴灯護摩道場 |
17:00 | 五大力尊仁御影授与終了/金堂 |
※都合により日程を変更する場合がございます。あしからずご了承ください。
※参加者おひとりにつき奉納料2,000円です。
◆当日の行事日程(PDF)ダウンロードはこちらをクリック
醍醐寺ご由緒
山号を深雪山(みゆきさん)と言い、真言宗醍醐派の総本山の寺院で本尊は薬師如来。上醍醐の准胝堂(じゅんていどう)は本尊が准胝観世音菩薩で、西国三十三所観音巡礼11札所として知られています(2008年の落雷により消失のため、下醍醐の観音堂で納経や御朱印を受付)。200万坪以上の広大な境内を持ち、国宝や重要文化財を含む約15万点の寺宝を所蔵し、豊臣秀吉による「醍醐の花見」が行われた地としても知られ、京都随一の桜の名所です。また「古都京都の文化財」として世界遺産文化に登録されています。
醍醐寺は聖宝理源大師が貞観16年(874年)に上醍醐山上で地主横尾明神の示現により、醍醐水の霊泉を得、小堂宇を建立して、准胝、如意輪の両観音像を安置したことに始まります。その後、醍醐・朱雀・村上三帝のご信仰がよせられ、延喜7年(907年)に醍醐天皇の御願による薬師堂が建立され、五大堂が落成し、上醍醐の伽藍が完成。それに続き、醍醐の地に伽藍の建立が計画され、延長4年(926年)に釈迦堂が建立。ついで天暦5年(951年)に五重塔が落成し、下伽藍の完成をみました。
その後、永久3年(1115年)に三宝院が建立され醍醐寺発展の基礎が確立されました。
(掲載日:2024年01月24日 情報提供:とっておきの京都プロジェクト事務局)
エリア名 | 伏見 |
---|---|
イベント名 | 醍醐寺 五大力尊仁王会(五大力さん) |
開催場所 | 醍醐寺 |
所在地 | 京都市伏見区醍醐東大路町22 |
アクセス | ①地下鉄利用:地下鉄東西線醍醐駅から徒歩10分 ②京都駅からバス:京都駅八条口から京阪バス「京都醍醐ライン」に乗車、醍醐寺下車すぐ ③伏見方面より:京阪・JR六地蔵駅から京阪バス22・22A系統乗車、醍醐寺前下車すぐ |
開催日時 | 2024年2月23日(金祝)9:00~17:00 ※三宝院、及び霊宝館の最終受付は16:30 |
拝観料 | 2月23日当日は無料 ※伽藍(三宝院・伽藍・霊宝館)開門。ただし、三宝院は一部制限あり(制限等詳細は当日お尋ねください) |
TEL | 075-571-0002 |
URL | https://www.daigoji.or.jp |
https://www.instagram.com/daigoji_temple/ | |
https://twitter.com/daigohonzan | |
https://www.facebook.com/daigoji |
EVENTS おすすめのイベント
-
京の冬の旅♪特別企画ツアー京都山科の町の魅力をお伝えする観光ガイド「山科旅感(やましなりょかん)」代...
詳しく読む -
テーマは「秋の色、インスタントに。」 京都市観光協会と京都府観光連盟では、、京都に広がる多...
詳しく読む -
2024年11月23日(土祝)・24日(日)の2日間、普段非公開の社寺を含む八幡市内の8会場(石清水...
詳しく読む -
京都山科、琵琶湖疏水(山科疏水)の北側に佇む通常非公開の安祥寺(あんしょうじ)。 京都が青もみじや...
詳しく読む
RELATED おすすめの関連記事
-
伏見深草の地に鎮座する藤森(ふじのもり)神社は、平安遷都以前より祀られている古社。 菖蒲の節句発祥...
詳しく読む -
城南宮(じょうなんぐう)は、平安遷都の際、都の守護と国の安泰を願い、平安京の南に創建された古社。 ...
詳しく読む -
伏見桃山城は、木幡山の高台にそびえる伏見のランドマークともいえる存在。 この伏見桃山城は1964年...
詳しく読む -
豊臣秀吉が築き、江戸時代以降は幕府直轄地として整備された伏見港、昭和の前半まで大阪と京都を結ぶ河川水...
詳しく読む