伏見稲荷大社 田植祭(2025年6月10日)京都伏見深草
伏見稲荷大社では「田植祭」神事が2025年6月10日(火)に斎行されます。4月に播かれた籾種から生育した早苗を早乙女らにより神田(しんでん)に植付け1年の豊作を祈る祭りです。
平安朝の衣装である汗衫姿(かざみすがた)の神楽女による優雅な「御田舞(おたまい)」が舞われる中、茜襷(あかねたすき)に菅笠(すげがさ)姿の早乙女らによりご神前に供饌される御供米(ごくまい)を神田へ植える様子は、平安王朝を偲ばせてくれます。
田植祭は、社伝によると室町時代の永正14年(1517年)に始められたとされます。途中で廃絶しましたが、昭和5年(1930年)に昭和天皇即位記念事業のひとつとして再興されました。
【お田舞歌】
1、やましろや稲荷の神の御田祭り いざもろともに往きて舞はばや
2、八束穂の稲荷の御田におり立ちて まひつかなでつ植うるさおとめ
3、稲荷山かげをひたせる斎田(いわいだ)に 八束(やつか)垂穂(たりほ)のあきの色みゆ。
伏見稲荷大社ご由緒
稲荷山全体を神域とする、全国に約3万社あるといわれる稲荷神社の総本社で、商売繁昌のご利益で知られています。創建は奈良時代の711年(和銅4年)、伊侶巨秦公(いろこのはたのきみ)が勅命を受け、稲荷山の三つの峯の平らな場所に稲荷大神(いなりのおおかみ)を祀ったのが起源とされています。
御祭神は、下社・中央の座宇迦之御魂大神(うかのみたまのおおかみ)、中社・北座の佐田彦大神(さたひこのおおかみ)、上社・南座の大宮能売大神(おおみやのめのおおかみ)、下社摂社・最北座の田中大神(たなかのおおかみ)、中社摂社・最南座の四大神(しのおおかみ)の五柱をお祀りしています。
稲荷神は元来、五穀豊穣を司る神でしたが、時代が下るにつれ、商売繁昌・産業興隆・家内安全・交通安全・芸能上達の守護神としても信仰されるようになり、初詣参拝者数は全国有数の参拝者数を集めています。
お稲荷さんの象徴と言えばキツネ(狐)で境内にも多くの「狛狐(こまぎつね)」が鎮座しています。キツネは神様ではなく、お稲荷様に仕える「眷属(けんぞく)」で神様の使者。
稲荷神は食物を司る神で古くは「御饌津神(みけつがみ)」と言いい、この名に「三狐神(みけつがみ)」の字をあて、いつしか狐が稲荷神の使いになったとの説、また狐は穀物を食べるネズミを駆除してくれることから、狐が稲の守り神になったとの諸説があります。
(情報提供:とっておきの京都プロジェクト事務局)
エリア名 | 伏見 |
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イベント名 | 田植祭 |
開催日時 | 2025年6月10日(火)13:00~15:00 |
開催場所 | 伏見稲荷大社 本殿(神事)・神田(田植え) |
所在地 | 京都市伏見区深草薮之内町68 |
拝観料 | 境内自由 |
アクセス | JR奈良線稲荷駅下車徒歩すぐ、京阪本線伏見稲荷駅下車徒歩5分 |
TEL | 075-641-7331 |
URL | http://inari.jp |
https://www.instagram.com/fushimiinaritaisha_official/ |
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