小塩の上げ松(おしおのあげまつ)@京都京北(2024年8月24日)
京北で行われる勇壮かつ幻想的な火祭り
京都市右京区京北エリアの小塩(おしお)地区では、愛宕神社に献灯するために行われる火の祭典「上げ松」神事を行っています。盂蘭盆となる毎年8月23日に最も近い土曜日の夜に行われます。今年は2024年8月24日(土)に実施されます。
上げ松とは、小さな焚松(たきまつ※)に縄を付け、ぶんぶんと振り回し、高さ15mもの燈炉木(とろぎ)に結え付けた「もじ」と呼ばれる傘を逆さにしたようなカゴ(直径2メートル・高さ4メートル )めがけて焚松を投げ入れる行事です。
この神事は京都府の無形民俗文化財として登録されています。
※松の樹脂の多い部分を細かく割り束ねたもので、火をつけて照明に用いた。松明(たいまつ)とも言う。
【開催スケジュール】
■開催日時:2024年8月24日(土)20:00~22:00頃
※小雨決行
■開催場所:日吉神社近くの上げ松場
Googleマップ https://maps.app.goo.gl/3ocQjDVtaktv2Z17A
※観覧は小塩川の向かい側からとなります
■アクセス:周山から、京北ふるさとバス山国・黒田線乗車、小塩中ノ町下車。会場周辺まで行く路線バス(往路)はありますが、神事終了後の復路のバスはありませんのでご注意ください。
★画像提供:京北自治振興会(京都京北ナビ)
上げ松は、15m先の「もじ」に3本の焚松が投げ入れられるまで、数えきれないぐらい多くの数が放り上げられます。
男衆が「愛宕権現菩薩これが一や一や」と唱えつつ、投げ入れるために焚松が振り回されると何重もの光の輪を作り夜空に弧を描きます。
光の残像が夜の闇に浮かび上がる風景はとても幻想的です。
投げ入れられた焚松が「もじ」に点火して燃え上がり、燈炉木が焚松となり地面へ引き倒される瞬間が祭りのクライマックス。
「もじ」が引き倒されると、大きな火柱が立ち上り神事は終了します。
【上げ松観覧時のご注意】
小塩の上げ松は神事のため、上げ松場へと続く橋に結界が張られますので関係者以外の立ち入りはできません。神事の見学を希望される場合は川の向かい側から観覧できます。日吉神社では飲み物や軽食の販売なども行われています。
(情報提供:京都市北部山間かがやき隊員)
エリア名 | 京北 |
---|---|
イベント名 | 小塩(おしお)の上げ松 |
開催日時 | 2024年8月24日(土)20:00〜22:00頃(小雨決行) |
開催場所 | 日吉神社近くの上げ松場 |
所在地 | 京都市右京区京北小塩町水木1 |
アクセス | 京都駅、二条駅、阪急大宮駅からJR西日本バス周山行で終点の周山下車、周山から京北ふるさとバス山国・黒田線乗車、小塩中ノ町下車。 ※会場周辺まで行く路線バス(往路)はありますが、神事終了後の復路のバスはありませんのでご注意ください。 |
URL | https://kyoto-keihoku.jp/howto/see/1766/ |
EVENTS おすすめのイベント
-
松尾大社(まつのおたいしゃ)は、京都最古の神社のひとつで平安京の西(白虎)の皇城鎮護の社として京都に...
詳しく読む -
毎年恒例、伏見の名水ゆかりの地10カ所をめぐるスタンプラリー「伏見名水スタンプラリー」を2025年3...
詳しく読む -
西京区役所にて、2025年3月1日(土)に開催される「西京ひろば in 西京区役所」のイベントの一環...
詳しく読む -
山科のパワースポットめぐり御利益を授かります京都でこだわりのガイドツアーを実施している「山科旅感(や...
詳しく読む
RELATED おすすめの関連記事
-
魚ヶ渕の吊り橋は、桂川上流部、鮎釣りの人気スポットとして知られる上桂川に架かる吊り橋。この吊り橋は「...
詳しく読む -
2025年の上桂川のアマゴ釣りが年3月9日(日)午前6時から解禁されます。 今年も20,000尾(...
詳しく読む -
「栃本の百本桜」は、京北の中心部、周山地区から国道477号線を宇津峡公園方面に向かう途中、上桂川の栃...
詳しく読む -
白蛇伝説 京北のパワースポット 白山神社(はくさんじんじゃ)は南丹市との市境近く、京北の弓削地域・...
詳しく読む