小塩の上げ松(おしおのあげまつ)2025年8月23日@京都京北
京北で行われる勇壮かつ幻想的な火祭り
京都市右京区京北の小塩(おしお)地区では、愛宕神社に献灯するために行われる火の祭典「上げ松(あげまつ)」神事を行っています。
盂蘭盆となる毎年8月23日に最も近い土曜日の夜に行われ、2025年は8月23日(土)の盂蘭盆当日に実施されます。
上げ松とは、小さな焚松(たきまつ※)に縄を付け、ぶんぶんと振り回し、高さ15mもの燈炉木(とろぎ)に結え付けた「もじ」と呼ばれる傘を逆さにしたようなカゴ(直径2メートル・高さ4メートル )めがけて焚松を投げ入れる行事です。
この神事は京都府の無形民俗文化財として登録されています。
※松の樹脂の多い部分を細かく割り束ねたもので、火をつけて照明に用いた。松明(たいまつ)とも言う。
【開催スケジュール】
■開催日時:2025年8月23日(土)20:00~22:00頃
※小雨決行
■開催場所:日吉神社近くの上げ松場
※観覧は小塩川の向かい側からとなります
■アクセス:周山から、京北ふるさとバス山国・黒田線乗車、小塩中ノ町下車。
※会場周辺まで行く路線バス(往路)はありますが、神事終了後の復路のバスはありませんのでご注意ください。
※画像提供:京北自治振興会(京都京北ナビ)
上げ松神事
上げ松は、15m先の「もじ」に3本の焚松が投げ入れられるまで、数えきれないぐらい多くの数が放り上げられます。
男衆が「愛宕権現菩薩これが一や一や」と唱えつつ、投げ入れるために焚松が振り回されると何重もの光の輪を作り夜空に弧を描きます。
光の残像が夜の闇に浮かび上がる風景はとても幻想的です。
投げ入れられた焚松が「もじ」に点火して燃え上がり、燈炉木が焚松となり地面へ引き倒される瞬間が祭りのクライマックス。
「もじ」が引き倒されると、大きな火柱が立ち上り神事は終了します。
【上げ松観覧時のご注意】
小塩の上げ松は神事のため、上げ松場へと続く橋に結界が張られますので関係者以外の立ち入りはできません。神事の見学を希望される場合は川の向かい側から観覧できます。日吉神社では飲み物や軽食の販売なども行われています。
(情報提供:京都市北部山間かがやき隊員)
エリア名 | 京北 |
---|---|
イベント名 | 小塩(おしお)の上げ松 |
開催日時 | 2025年8月23日(土)20:00〜22:00頃(小雨決行) |
開催場所 | 日吉神社近くの上げ松場 |
所在地 | 京都市右京区京北小塩町水木1 |
アクセス | 京都駅、二条駅、阪急大宮駅からJR西日本バス周山行で終点の周山下車、周山から京北ふるさとバス山国・黒田線乗車、小塩中ノ町下車。 ※会場周辺まで行く路線バス(往路)はありますが、神事終了後の復路のバスはありませんのでご注意ください。 |
URL | https://kyoto-keihoku.jp/howto/see/1766/ |
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