大石神社 大石内蔵助ゆかり大願成就の神様♪何事も“ウマ”く行く@京都山科

京都山科 大石神社は忠臣蔵で名高い、大石内蔵助を祭神とする神社。
元赤穂藩の筆頭家老である大石内蔵助が、主君・浅野内匠頭の仇討ち準備のために隠棲していたた居宅あった岩屋寺の北隣に静かに佇んでいます。
赤穂浪士が吉良邸に討ち入った12月14日は、山科区の市民が赤穂義士に扮した義士隊の行列などが山科の町を練り歩く「山科義士まつり」が毎年開催され、大石神社はゴール地点となっています。
強い意志と行動力で主君の仇討ちという大願を成し遂げたことから大願成就に御利益がある神様として篤い信仰を集めています。
大石神社へは、京都駅(八条口)から京阪バスの直行便(京都醍醐寺ライン)で最寄バス停(大石神社)までわずか15分で到着します。

ミニホースの花子

境内の一角(二の鳥居の横)で、大石神社のアイドルの 可愛いミニホースを飼っています。
名前は「花子」で平成11年(1999年)4月30日生まれで、平成19年(2007年)に大石神社にやってきました。
ファベラ・ミニホースの雌馬で、人間で言うと70~80歳の高齢になります。
地元の方からは親しみを込めて「花ちゃん」と呼ばれています。
とてもおとなしく、人馴れしているのでエサやりもできます。
好物は、ニンジンりんごレタスです。
※パン・おかし・いも・かぼちゃ・田や畑の草は絶対に与えてないでください
社務所では、花子をかたどった御守「花ちゃん御守」を授与しています。
ちりめん生地でできたとっても愛らしい御守りです。
鈴の色違い(黄色・桃色・紫色)で、3種類あります。
馬だけに「何事もウマくいきますように」の願いが込められています。

銘桜「大石桜」

大石神社の代名詞と言えば「大石桜」と呼ばれる樹高9.5mもの御神木のしだれ桜です。
京都市内のソメイヨシノの開花よりひと足早く咲く早咲き桜として知られ「山科区民誇りの木」にも指定されている銘桜です。
地面に届くほどに枝を垂れ、たわわに花を咲く大石桜は、壮大で華麗かつ優美で大石内蔵助を彷彿とさせてくれます。
例年、満開の時期にあわせて「さくら祭」が開催されます。風雅な茶席も設けられ、ライトアップも行われます。

大石神社ご由緒

創建は昭和初期に赤穂浪士を熱心に崇拝していた浪曲師の吉田大和之丞(2代目吉田奈良丸)が、大石内蔵助ゆかりの地に神社を創建することを計画、全国の崇敬者の募金により昭和10年(1935年)社殿が竣工されました。
主君の仇討ちという大願を果たしたことにちなみ「大願成就」の信仰を集めています。
宝物殿には、討ち入りの様子を描いた「四十七士図屏風」などの赤穂四十七義士ゆかりの品や大石内蔵助直筆の書などが展示されています。
摂社の義人社には討ち入りのための武器調達に貢献した堺の商人・天野屋利兵衛を祀っています。

忠臣蔵宝物殿

大河ドラマに忠臣蔵を題材とする「元禄繚乱」が放映されるにあたり、忠臣蔵ファンが見て楽しめる施設を目的に平成10年(1998年)に儀式殿の建物内部を改装し、社宝を展示する施設として作られました。
大石内蔵助をはじめとする赤穂四十七士ゆかりの品々をはじめ、東映の歴代大石内蔵助役の俳優写真やポスターを展示をしています。
その他にも、平成13年(2001年)放送のドラマ「忠臣蔵1/47」にて、堀部安兵衛役を演じた木村拓哉さんが、撮影の際に神社を訪れた時の写真も展示されています。
宝物殿の拝観料は無料です。

天野屋利兵衛「義人社」

境内には、歌舞伎や人形浄瑠璃の「仮名手本忠臣蔵」において、赤穂浪士の吉良邸討ち入りの武器を調達した義商とされる大坂の商人・天野屋利兵衛(あまのやりへい)を祀る摂社「義人社」が鎮座しています。
大石内蔵助に武器を渡したことが知れ奉行所に捕らわれますが、討ち入りが成功するまで厳しい拷問に耐え、最後まで口を割らなかったという俠気にあふれた人物。
忠臣蔵の芝居や講談・浪曲での「天野屋利兵衛は男でござる」の名セリフは、物語のクライマックスのひとつとして有名です。

(情報提供:とっておきの京都プロジェクト事務局)

エリア名山科
スポット名大石神社
所在地京都市山科区西野山桜ノ馬場町116
拝観時間境内自由
拝観料境内自由(宝物殿も無料)
アクセス① JR京都駅から京阪バス京都醍醐寺ライン乗車
②JR山科駅前から京阪バス17・29番乗車
③四条河原町・祇園四条駅阪から京阪バス醍醐ターミナル行き乗車
各ルートとも大石神社バス停下車徒歩3分
TEL075-581-4052