正法寺の桜♪東山連峰を借景にした名庭「鳥獣の石庭」を彩る枝垂れ桜(京都西山)

正法寺(しょうぼうじ)は、奈良時代創建の古刹で弘法大師・空海ゆかりの寺院であり、真言宗東寺派の別格本山です。
地元では親しみを込めて「西のお大師様」と呼ばれています。
正法寺の桜の代表と言えば「宝生苑(ほうしょうえん)」の枝垂れ桜。
宝生苑は東山連峰を望む借景式山水庭園で、庭石の形が16種類もの動物の形に似ているため「鳥獣の石庭」と呼ばれており、桜の開花時には、艶やかな紅しだれ桜が咲き誇り庭園に華を添えます。
境内のいたるところに桜が植えられており、朱塗りの極楽橋から本堂に続く参道のソメイヨシノの並木をはじめ、明治41年(1908年)に高台寺に建立された近代和風建築「忠魂堂」を平成22年(2010年)に移築した遍照塔や春日不動堂の前庭周辺にはソメイヨシノや枝垂れ桜など、境内のどの場所でも桜の花を楽しむことができます。
【例年の見頃】3月下旬~4月上旬

正法寺ご由緒

正法寺(しょうぼうじ)は山号を法寿山(ほうじゅざん)と言い、真言宗東寺派の古刹。
奈良の唐招提寺を創建した鑑真和上と共に、唐から日本へ渡来した高弟、智威大徳が隠世したのが始まりで、天平勝宝年間の創建。
平安時代、弘法大師空海が巡錫され、42歳の厄除けのために 聖観世音菩薩を彫刻されたと伝えられています。
応仁の乱の戦火て堂宇は焼失し荒廃しましたが、江戸時代に恵雲・微円の両律師により再興され「西山のお大師さま」として今日まで親しまれています。
江戸幕府5代将軍・徳川綱吉の母・桂昌院(けいしょういん)が大原野の出身であることから深く帰依され、徳川家の祈願所として徳川家から厚い庇護を受けました。
御本尊は、鎌倉時代初期の像高181cmの木造三面千手観音立像で、顔の両側に別の顔(化仏)がある珍しい三面形式で、過去と未来にも目を配るという意味を持っており、国の重要文化財に指定されています。
東山連峰を望む借景式山水庭園「宝生苑(ほうしょうえん)」は、庭石の形が何となく、ゾウ、ふくろう、カエル、うさぎ、亀、ペンギンなど、16種類もの動物の形に似ているため「鳥獣の石庭」と呼ばれており、春には艶やかな紅しだれ桜が咲き誇り庭園に華を添えます。
境内全体には、全国から集められた巨岩や名石が600トンにも及び、通称「石の寺」と呼ばれています。

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(情報提供:とっておきの京都プロジェクト事務局)

スポット情報

エリア名西京
スポット名正法寺
所在地京都市西京区大原野南春日町1102
アクセス①JR桂川駅・阪急洛西口駅より京都市バス9系統(南春日町 洛西バスターミナル行)乗車、南春日町バス停下車徒歩約10分
②JR向日町駅・阪急東向日駅より阪急バス(南春日町 洛西バスターミナル行)乗車、南春日町バス停下車徒歩約10分
拝観時間9:00~17:00
拝観料大人300円
TEL075-331-0105
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