松尾大社 令和6年(2024年)の干支 「辰」を描いた巨大絵馬(京都西京)

松尾大社(まつのおたいしゃ)にて、令和6年(2024年)の干支 「甲辰(きのえたつ)」を描いた恒例の大絵馬が、新年を迎えるにあたり、令和5年(2023年)11月26日から境内の拝殿(東面)に掲げられています。
この大絵馬は、京都の版画家・故井堂雅夫先生に原画をもとに作成された、お正月に参拝者に授与される干支絵馬を拡大したもので、高さ3.2m、横幅5.5m、厚さ15センチ、総重量約90kgもある、京都で唯一の超大型絵馬です。雲の切れ間から現れる、気品のある龍に、瓢箪や松竹梅などの縁起物が描かれた縁起のよい作品です。
この巨大絵馬は、京都の神社の迎春準備としては最速のもので、3月末まで掲出される予定です。
松尾大社へは、嵐山から阪急電車で、わずかひと駅2分。しかも駅前すぐの好立地。京都駅、京都河原町駅、祇園四条駅など主要駅からも路線バスで乗換無しでアクセス可能です。京都市内中心部の社寺に比べると人出も少なく、ゆったりとご参拝いただけ、初詣や節分の参拝におすすめです。

巨大絵馬の由来と授与

拝殿の大絵馬は、昭和58年(1983年)の亥年から毎年奉納されており、今回の令和6年(2024年)辰年で41回目の掲出となります。松尾大社と関係の深い事業者団体「松尾会」より、毎年ご奉納で用意いただいています。
雲の切れ間から現れる、気品のある龍に加え、瓢箪や松竹梅などの縁起物、さらに酒の神様にちなんだ亀と盃が描かれるなど縁起の良い絵柄となっています。
同じ絵柄の干支絵馬が授与されます。初穂料は、 大(1,000円)、小(700円)、立絵馬(2,500円)です。

松尾大社~皇城守護の神で酒造の神様~

松尾大社は京都市内中心部から桂川を渡った西に鎮座しており、平安神宮を中心に、東(青龍)が八坂神社、北(玄武)が上賀茂神社、南(朱雀)は城南宮が守護し、西(白虎)は松尾大社が守護しています。また「賀茂の厳神(げんしん)、松尾の猛霊(もうれい)」と称され、皇城守護の神として尊崇されている、京都において最重要な神社のひとつです。
松尾大社のある西京の地では神話の時代より酒造りが行われており、室町時代末期以降は「酒造第一祖神」として崇敬されるようになりました。卯の字は甘酒、酉の字は酒壺を意味していると言われ、酒造りは「卯の日」にはじめ、「酉の日」に完了する慣わしがあり、11月上卯(かみのう)日には醸造安全を祈願する「上卯祭(醸造祈願祭)」、4月中酉(なかのとり)日には醸造完了を感謝する「中酉祭(醸造感謝祭)」が行われ、日本各地の酒造関係者が参集します。境内には全国の名だたる酒造会社から奉納された酒樽が並んでおり、その光景は圧巻です。

スポット情報

エリア名西京
スポット名松尾大社
所在地京都市西京区嵐山宮町3
アクセス阪急嵐山線松尾大社駅下車すぐ、京都駅から京都市営バス28系統または京都バス73・ 83系統乗車、松尾大社前下車すぐ、京阪三条から京都バス63系統乗車、松尾大社前下車すぐ
拝観時間平日・土曜(9:00~16:00)、日曜・祝日(9:00~16:30)
拝観料境境内自由(お酒の資料館は無料)
※庭園・神像館:大人500円、学生400円、小人300円
TEL075-871-5016
URLhttps://www.matsunoo.or.jp
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(掲載日:2023年12月5日 情報提供:松尾大社