日向大神宮「京のお伊勢さん」の紅葉♪国宝琵琶湖疏水に近い紅葉の穴場(京都山科)

日向大神宮(ひむかいだいじんぐう)は、天照大御神(あまてらすおおみかみ)をお祀りしていることから「京の伊勢」とも称され、開運、厄除、縁結びの神として知られています。
2025年に国宝指定された琵琶湖疏水の南禅寺の蹴上トンネル(ねじりまんぼ)やインクライン、びわ湖疏水船乗り場からもほど近い場所にありながら、まだまだ知られていない紅葉の穴場。
京都屈指のパワースポットとも称される神秘的な境内で、京都市内の喧騒とは無縁の静寂さのなか、ゆったり紅葉観賞が楽しめます。


【紅葉の見どころ】※見頃は例年11月下旬~12月上旬
三条通りから一の鳥居をくぐると二の鳥居までの間に琵琶湖疏水があり、大神宮橋が架かっています。
ここから先、手水舎までは階段や急峻な坂道が続きます。参拝にはスニーカーなどの歩きやすい靴がおすすめです。
坂道を登りきったところにある手水舎周辺が紅葉の密集スポットです。360度の方角全てが紅葉に覆われています。
手水舎から社殿へと登る階段も橙色や真紅の紅葉で覆われています。
階段を登り切った場所ところの鳥居越しに眺める紅葉、階段から手水舎を見下ろして眺める紅葉がハイライトです。
さらに、外宮(げく)から内宮(ないく)の間にある勾玉池に架かる橋の両脇にも紅葉と橋とのコントラストも見逃せないポイントです。

ぬけ参り

「ぬけ参り」とは、立春を一年の始めとして、前日の節分の日にそれまでの厄を祓い落とすためのお参りです。
天手力男命(あめのたじからおのみこと)を祀った戸隠神社(とがくしじんじゃ)には、巨大な岩「天の岩戸(あまのいわと)」があります。
その岩に開いた穴をくぐり抜けると、一年の罪穢れが払い清められ福を招くと言われています。天の岩戸は終日くぐることができます。

日向大神宮ご由緒

第23代顕宗天皇の時代、筑紫の日向の高千穂の峰の神蹟を移して創建されたと伝わる古社。
古くは日向宮、日向神宮、粟田口神明宮、日岡神明宮とも称していました。
天智天皇が神田を寄進し、神域の山を日御山(ひのみやま)と名付け、清和天皇は日向宮の勅額を賜い、醍醐天皇は延喜の制で官幣社に列し、歴代天皇篤く信仰されてきました。
応仁の乱で焼失しましたが、松坂村の篤志家・松井藤左衛門により仮宮が造営され、宮中より修理料を賜り社殿の再興が行われました。さらに徳川家康より神領が加増され社殿の改築区が行われました。
境内には、天照大御神(あまてらすおおみかみ)を祀る「内宮(ないく)」と天津彦火瓊々杵尊(あまつひこほににぎのみこと)を祀る「外宮(げく)」があり、社殿は伊勢神宮と同じ「神明造(しんめいづくり)」で造られており、そのことから「京のお伊勢さん」とも呼ばれています。
一の鳥居のある場所は、かつての京の七口(都につながる街道の代表的な出入口)のひとつ「粟田口」であり、茶店が建ち並び、東海道を行き交う多くの旅人達の伊勢神宮への代参として篤い信仰を集めていました。





(情報提供:とっておきの京都プロジェクト事務局)

エリア名山科
スポット名日向大神宮
所在地京都市山科区日ノ岡一切経谷町29
拝観時間境内自由(社務所は10:00~16:00)
拝観料無料(境内自由)
アクセス地下鉄東西線蹴上駅から徒歩20分
※坂道と階段が多い参道ですので歩きやすい靴でご来社ください
TEL075-761-6639
URLhttp://himukai.jp/