伏見駿河屋本店・江戸時代天明元年(1781年)創業の練羊羹の老舗(京都伏見)
ブラタモリ 東海道“五十七次”の旅▼第一夜 京都・三条大橋から伏見へで紹介
伏見駿河屋本店は、江戸時代の天明元年(1781年)に伏見港に諸国大名の乗船待合所として旧総本家駿河屋より分家開業、現在のご主人で11代目。
「羊羹といえば駿河屋」と言われるように何といっても「煉羊羹(ねりようかん)」に尽きます。
看板商品の「特製練羊羹」は備中の白小豆、丹波の大納言小豆、寒天、阿波の和三盆など、現在手に入れることの出来る最高級の原料のみ使用して作られている羊羹の最高峰。駿河屋伝統の技術で煉り上げた特製品です。
(白小豆を使用した紅羊羹)と大納言小豆を用いて小豆の粒を散らした羊羹「夜の梅」の2種類があります。
通常の羊羹には、練羊羹の他に栗繰羊羹・酒羊羹・桃羊羹・茶羊羹などのバリエーションがあります。
その他にも、自慢の小豆餡を用いた「みかさ」、かつてお店の前を走行していた京都市電を模った「最中」、地元伏見の日本酒を用いて作った「酒饅頭」、季節の生菓子、カステラや創作和菓子があります。
隠れた人気商品が「プリン」です。卵と牛乳をたたっぷり使っています、お好みで、和菓子に使われる和三盆を振りかけていただきます。
素朴ながら上品な甘さで昔懐かしい味わいです。
現在のご主人が子供の頃に販売していた味わいを再現し復刻販売されています。
紅葉の季節には、銀杏を用いた「いちょう餅」が販売され人気の一品です。
ふっくらと炊き上げた丹波産の大粒小豆の「粒あん」を、もちもちの「道明寺餅」で包み、ほんのり塩味の「銀杏」を添えています。
上品な甘さの粒あんと小気味よい食感の道明寺餅は絶妙にマッチしています。ほんのり塩味の銀杏が一層、粒あんの甘さを引き立てます。
店舗横の竹田街道は明治28年(1895年)に、京都電気鉄道により日本初の路面電車が走った場所で、京都市電の地。
伏見町下油掛通と東洞院塩小路下ルの七条停車場(京都駅付近)の約6kmを結んでいました。
店舗入口横には電気鉄道事業発祥の地の石碑が建立されています。
【伏見駿河屋本店】
■住所:京都市伏見区下油掛町174
■営業時間:9:30~18:00(定休日:火曜日)
■TEL:075-611-0020
■X(旧Twitter):
https://twitter.com/fushimisurugaya
※Googleマップ
https://maps.app.goo.gl/AvQ89KQxR3G44TY36
(情報提供:とっておきの京都プロジェクト事務局)
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