宝泉院の紅葉♪書院から眺める額縁紅葉は一服の絵画 夜間ライトアップ実施(京都大原)

宝泉院(ほうせんいん)は、天台宗の仏教が栄えた大原の中心的道場である勝林院(大原寺)の僧坊として鎌倉時代の嘉禎年間(1235~1238年)に声明の大家・宗快法印により創建。
書院は江戸時代前期に再建され、廊下の天井は伏見城の遺構で伏見城中で自決した徳川の武将達の供養のため、自決の場の床を天井にした「血天井」として知られてます。
境内には、盤桓園(ばんかんえん)、鶴亀庭園、宝楽園という3つの庭園を有しています。
盤桓園は「立ち去りがたい」という意味を持ち、樹齢約700年の近江富士をかたどった京都市の天然記念物の五葉の松が配置されています。
客殿の柱や鴨居を額に見立て鑑賞することから「額縁庭園」とも称されています。
鶴亀庭園は、池泉回遊式庭園で池の形が鶴、築山が亀、山茶花の古木を蓬莱山と見立て、樹齢300年の沙羅双樹が植わっています。
宝楽園は、平成17年(2005年)に長野県の作庭家・園冶庭園研究企画創作により作庭された回遊式枯山水庭園です。
拝観時には、抹茶と若狭屋末則(わかさやすえのり)謹製のオリジナル和菓子「ひととき」のおもてなしがあり、美しいお庭を眺めながら一服できます。

【紅葉の見どころ】
最大の見どころは、客殿から眺める紅葉に彩られた盤桓園の庭園。
柱と柱の空間を額に見たて五葉松を囲む紅葉の美しさは、まるで一服の絵画を鑑賞しているようです。
鶴亀庭園の池泉と苔を背景とした紅葉は、緑とカエデの色とのコントラストが絶妙な美しさ。
宝楽園は回遊式となっており、巨岩・奇岩、白砂と紅葉が織りなす枯山水の造形美を楽しむことができます。
明治時代に建てられた茶室「日新庵」の囲炉裏から眺める池泉観賞式庭園は宝泉院の隠れた見どころです。

夜間拝観(ライトアップ)

紅葉の美しい時期には「秋の夜灯り」と称した、秋の夜間拝観(ライトアップ)が行われます。
暗闇に浮かび上がる紅葉に彩られた庭園は幻想かつ幽玄的な美しさ。お昼間とはまた違った紅葉をお楽しみいただけます。
■開催期間:2025年11月8日()~12月7日(
■拝観時間:17:45~21:00(受付は20:30まで)
※ライトアップ時間帯はお抹茶と茶菓子は付きません。
※大原バス停から京都市内方面の最終バス(国際会館駅経由四条河原町行)は平日21:35,土日祝は21:30発です。お帰りの際はご注意ください。


まだまだあります♪
★大原紅葉の穴場スポット一覧をチェック

(情報提供:とっておきの京都プロジェクト事務局)

エリア名大原
スポット名宝泉院
所在地京都市左京区大原勝林院町187
拝観時間9:00~17:00(最終受付16:30)
ライトアップ時は17:45~21:00(最終受付は20:30)
拝観料大人900円、中学生・高校生800円、小学生700円
アクセスJR京都駅から京都バス17・特17系統大原行、四条河原町(京都河原町駅)、三条京阪(京阪三条駅)から京都バス17・特17系統大原行、地下鉄国際会館駅から京都バス19・特17系統大原行乗車、大原バス停下車徒歩10分
TEL075-744-2409
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