槙尾山 西明寺の紅葉♪指月橋と清滝川と紅葉の絶景コントラスト(京都高雄)

西明寺(さいみょうじ)は、山号を槙尾山といい真言宗大覚寺派の寺院。三尾の古刹のひとつとして知られ、清滝川に掛かる指月橋(しげつきょう)を渡った先に位置しています。
平安時代の天長年間に空海の高弟、智泉が神護寺の別院として創建されたと伝えられており、鎌倉時代に再興され、後宇多法皇により平等心王院の院号を賜り神護寺から独立。
室町末期に兵火にあって荒廃しましたが、慶長七年(1602年)に明忍によって再興。
現在の本堂は元禄年間に江戸幕府三代将軍・徳川家光の側室で五代将軍・綱吉の生母である桂昌院の寄進により再興されました。
堂内には、運慶作と伝わる清凉寺式の立像の本尊釈迦如来像(重要文化財)や千手観世音菩薩像(重要文化財)、愛染明王像など多数の仏像が安置されています。

【紅葉の見どころ】※見頃は例年11月上旬~中旬
西明寺の紅葉の見どころは、参道に架かる指月橋から始まります。
朱塗りの欄干の橋、清滝川の流れ、紅葉のコントラストは西明寺随一のフォトジェニックスポット。
指月橋を渡った先には、紅葉の風景を額縁に見立てた「額縁紅葉」と呼ばれる表門があります。
境内に足を踏み入れれば、いたるところにカエデの木が植わっています。
特に鐘楼と本堂と紅葉のコントラストは見逃せない紅葉スポットです。

倍返りのお守り

本堂の右手にある聖天堂には商売繁盛、家庭円満を司る歓喜天が祀られており、白地の幕には左に巾着、右にお供え物の大根という歓喜天の紋章が描かれています。
巾着型の線香台の奥には小さな台があり「出るお金に感謝しましょう。倍になって帰ってきます」と記され、並べられている御守りは「倍返りのお守り」です。
この御守りは、先代住職が商売繁盛を司る歓喜天にちなみ、お金が入ってくることだけを願うのではなく、出ていくお金に感謝することで“倍になって帰ってくる”という意味を込めて始められたそうです。
常にお財布に入れておけば、お金を使う度に出ていくお金への感謝を忘れずにいることができます。
実際に倍返りのお守りを持ち歩くようになってから「宝くじが当たった」という人もいて、⻄明寺を拝観したら授与いただきたい開運の御守りとして密かな人気です。

(情報提供:とっておきの京都プロジェクト事務局)

エリア名高雄
スポット名西明寺
所在地京都市右京区梅ヶ畑槇尾町1
拝観時間9:00~17:00
拝観料500円
アクセスJR京都駅・阪急電車大宮駅二条駅からJRバス「栂ノ尾・周山」行、地下鉄烏丸線四条駅・東西線太秦天神川駅から市バス8系統「高雄・栂ノ尾」行に乗車、槙尾バス停下車徒歩7分
TEL075-861-1770
URLhttps://www.saimyoji.or.jp/