隨心院の紅葉♪小野小町ゆかりの寺院 11月は秘仏の本尊を特別公開(京都山科)

隨心院(ずいしんいん)は山科・小野郷に佇む、真言宗善通寺派の大本山。
平安時代、弘法大師より8代目の弟子にあたる仁海僧正の開基で、一条天皇の奏請にて土地を賜り建立。
この付近は小野郷と呼ばれ、小野妹子や小野篁で知られる小野一族ゆかりの地です。
隨心院が建つ場所は、古代エジプトの女王・クレオパトラ、唐の玄宗皇帝の寵妃・楊貴妃とともに世界三大美人のひとりに数えられ「絶世の美女」と称される小野小町の邸宅跡であったとも伝えられており、小町が顔を洗ったという「小町化粧井戸」や貴族から送られた恋文を埋めたとされる小町文塚などの史跡も残っています。

【紅葉の見どころ】※見頃は例年11月中旬~12月上旬
能の間から本堂前庭園の苔とカエデのコントラストと本堂前庭園の心字池の水に映し出される紅葉が隨心院最大の見どころ。
市内中心部の有名寺院ほどの混雑は無く、静寂な空気に包まれ、ゆったりと紅葉観賞を楽しむことができます。
庭園の各所にもカエデが植えられており堂内を回遊しながら紅葉を楽しむことができます。
【非公開文化財の特別公開】
11月中は、令和7年度「秋期京都非公開文化財特別公開」を開催。
秘仏の御本尊「如意輪観世音菩薩坐像」をはじめ、今年3月に修繕より戻られた快慶作「金剛薩埵坐像」、令和4年に修繕を行った、定朝様式の「阿弥陀如来坐像」の重要文化財3体を含め諸尊を内陣まで入り拝むことができる特別公開となっております。
さらに、普段入ることができない書院のだまし絵「四愛図」の間への立ち入りもできますので、紅葉と共にお楽しみください。
【ライトアップが楽しめる】
京都定期観光バス(おこしバス)のライトアップ京の紅葉「隨心院と醍醐寺」コースでは【おこしバスのお客様貸切拝観】にて、静かな佇まいの中ライトアップされた境内をゆっくりとご覧いただきます。
運行日は、2025年11月22日()~11月30日()の毎日。
ライトアップで浮かび上がる幽玄かつ幻想的な紅葉を楽しめる貴重な機会です。
詳しい情報は下記のリンクからチェックください。
https://totteoki.kyoto.travel/33660/


極彩色梅匂小町絵図

隨心院の見どころのひとつ「極彩色梅匂小町絵図(ごくさいしきうめいろこまちえず)」は、能の間を飾る襖絵。
2人組の絵描きユニット・だるま商店により平成21年(2009年)に制作し奉納された襖絵は、華やかで鮮やかな極彩色の彩りと、小野小町の数奇な一生を描いた幻想的な意匠で、フォトジェニックな襖絵としてSNSでも人気のいわゆる“映えスポット”です。
基調となっている鮮やかなピンク色は「はねず色」。はねずとは薄紅色の古名。オレンジがかった薄紅色のことで、唐棣、唐棣花、棠棣、朱華などと書くそうです。梅の名所としても知られ、境内には梅園があり、その梅の花は「はねずの梅」と呼ばれています。
梅の開花時期に合わせて3月下旬には「はねず踊り」が行われます。

まだまだあります♪
★山科紅葉の穴場スポット一覧をチェック

(情報提供:とっておきの京都プロジェクト事務局)

エリア名山科
スポット名隨心院
所在地京都市山科区 小野御霊町 35
特別拝観日2025年11月1日(土)~11月30日(日)9:00~16:00(16:30閉門)
※秋期京都非公開文化財特別公開のため通常期の拝観時間と異なります
※定期観光バス(ライトアップ)
2025年11月22日(土)~11月30日(日)の毎日
拝観料大人1,000円、中高生500円
アクセス地下鉄東西線小野駅下車徒歩約5分
TEL075-571-0025
URLhttps://www.zuishinin.or.jp/
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