隨心院の紅葉~小野小町ゆかりの寺院~紅葉ライトアップも実施(京都山科)

隨心院(ずいしんいん)は山科・小野郷に佇む、真言宗善通寺派の大本山。
平安時代、弘法大師より8代目の弟子にあたる仁海僧正の開基で、一条天皇の奏請にて土地を賜り建立。
この付近は小野郷と呼ばれ、小野妹子や小野篁で知られる小野一族ゆかりの地です。
隨心院が建つ場所は、古代エジプトの女王・クレオパトラ、唐の玄宗皇帝の寵妃・楊貴妃とともに世界三大美人のひとりに数えられ「絶世の美女」と称される小野小町の邸宅跡であったとも伝えられており、小町が顔を洗ったという「小町化粧井戸」や貴族から送られた恋文を埋めたとされる小町文塚などの史跡も残っています。
【紅葉の見どころ】
能の間から本堂前庭園の苔とカエデのコントラストと本堂前庭園の心字池の水に映し出される紅葉は隨心院最大の見どころ。
市内中心部の有名寺院ほどの混雑は無く、静寂な空気に包まれ、ゆったりと紅葉観賞を楽しむことができます。
ライトアップされた幻想的な紅葉が楽しめる「夜間特別拝観」も行われています。
2024年は11月22日(金)~12月1日()までの間「夜間特別拝観」を実施。暗闇の中、ライトアップで浮かび上がる紅葉は幽玄かつ幻想的です。
【本尊御開帳】
普段は入れない本堂内陣に入ることができ、間近に仏像を拝むことができます。
重要文化財である秘仏「如意輪観世音菩薩」を御開帳し、快慶作「金剛薩埵坐像」、定朝様式の「阿弥陀如来坐像」と共に内陣にて拝観可能。
その他の貴重な仏像も拝観できます。また表書院のだまし絵「四愛図の間」への立ち入りなど普段入れない場所への拝観が可能です。紅葉と共にお楽しみください。

極彩色梅匂小町絵図

隨心院の見どころのひとつ「極彩色梅匂小町絵図(ごくさいしきうめいろこまちえず)」は、能の間を飾る襖絵。
2人組の絵描きユニット・だるま商店により平成21年(2009年)に制作し奉納された襖絵は、華やかで鮮やかな極彩色の彩りと、小野小町の数奇な一生を描いた幻想的な意匠とで、フォトジェニックな襖絵としてSNSでも人気のいわゆる“映えスポット”です。
基調となっている鮮やかなピンク色は「はねず色」。はねずとは薄紅色の古名。オレンジがかった薄紅色のことで、唐棣、唐棣花、棠棣、朱華などと書くそうです。梅の名所としても知られ、境内には梅園があり、その梅の花は「はねずの梅」と呼ばれています。
梅の開花時期に合わせて3月下旬には「はねず踊り」が行われます。

(情報提供:とっておきの京都プロジェクト事務局)

エリア名 山科
スポット名 隨心院
所在地 京都市山科区 小野御霊町 35
拝観日時 2024年11月1日(金)~12月1日(日)9:00~16:00(16:30閉門)
※秋季非公開文化財特別展中のため通常期の拝観時間と異なります
【夜間特別拝観】
2024年11月22日(金)~12月1日(日)18:00~20:00(20:30閉門)
※昼間の拝観時間後は一旦閉門となります
拝観料 大人1,000円、中高生500円
※夜間特別拝観=大人:700円、中学生:400円
アクセス 地下鉄東西線小野駅下車徒歩約5分
TEL 075-571-0025
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